社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

投資とは?(持株会制度)

2013-03-17 10:48:45 | セカンドライフ

当社には、持株会制度がある。しかし私は、持株会制度に余り良い印象はなかった。私が就職した最初の会社はベンチャー企業で、上場を目指していた。そしてこの持株会があり、私も入会していた。しかし上場をする前に、会社の成長に陰りが入り、私が転職した時には、その持ち株はほぼ紙くずになっていた。そうIPOを目指して、自社の持ち株に投資して、上場した時に大きな利益を得るのが持ち株会制度と認識していた。

それに対し、当社は既に一部上場企業だった。従って何の意味もないだろうと考えていた。

当社でこの持株会に入ったのは、かなり邪な感情からだ。当社には株価連動報酬と言う制度があり、管理職相当以上の物には、この報酬が出たからだ。最初は現金で、支給されたが、これが途中から、この持株会つまり、当社の株での提供となったからだ。そして残り定年まであまり、時間がなかった私は、持株会への加入と同時に月5万円での投資をする事にしたが・・・。

さて、上場していないベンチャーでもない、東証一部上場の企業。への持株会加入。どんなメリットがあるのだろうか?

少し前の事だが、仕事で知り合った方に工場の大先輩がいらした。そしてこの方の持株数を聞いた時に唖然とした。3万株だったか4万株だったか今では忘れたが、当時の株価を計算すると軽く1億円を超えていた。

大先輩は、工場なので、昼食も工場の食堂で安く食べれる。夜も残業などあっても食堂がある。つまり食費が安い。そして車出勤なので、飲み会は非常に少ない。更に、制服はある。服代等の経費も少ない。つまり無駄にお金を使う事がない。愚直に当社で尽くされた。ギャンブル等もやられなかった。家もローンなし(おそらく)。

40年近く当社の株に集中して投資された(?かどうかは分からない)。これもなかなかできる話ではない。しかし、ある意味長い期間、投資する先として自分の会社を選択するのは、素晴らしい事では無いかと思う。これこそ、投資の基本中の基本ではないだろうか?そのリターンは、投資とは?(投資の基本は資本主義の基本)の配当ではなく余りにも大きなリターンだったが。

この大先輩は定年後、再雇用されていたが、数年前に完全にリタイアされた。退職金もその年数に応じた額が出たはずだ。これも相当な額だ。そして年金もある。

大先輩は、管理職でも何でもなかった。工場の品質の技術者だったが、資格もそれほど高くはなかった。ごく普通の方だった。しかし莫大な途方も無い財産を手にされた。博打をされた訳でもなく、財産贈与があったわけもない(?それは知らない)。宝くじに当たった訳でもない。財テク等気にもされていなかった。

それでも運が良かったという言う方がいるかも知れない。

しかし、ごく普通の人がとんでも財産を築かれた。お子様達の今後が心配だが・・・。


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