恒川光太郎氏の『スタープレイヤー』、『ヘブンメイカー スタープレイヤーII』を連続で読んだ。このスタープレイヤーのその後の作品を読みたい。が『ヘブンメイカー スタープレイヤーII』は昨年末に刊行されたばかりで流石に次の作品がすぐ出るとは思えない。
と言う事で、氏の過去の作品をまた例のごとく、手当たり次第に読む事にした。氏の作品の特徴や過去の履歴など殆ど知らずに……。
そして次に手にしたのが、今回の『金色機械』と言う作品だ。この作品も『ヘブンメイカー スタープレイヤーII』同様に長い。非常にながい。しかし、ストリーが面白く、とにかくとにかくあっという間に読んでしまった。そして最期が大変物悲しい。素晴らしい最期だが、最期の方の「金色様と遥香の長い旅は、また別の物語である」その物語をぜひ読んでみたい。
何んとも不思議の不思議な作品だった。今までにない、歴史ファンタジーだ!素晴らしい!
![]() | 書 籍:金色機械(きんいろきかい) |
人にとって善とは何か、 悪とは何か 時は江戸。人里離れてならず者たちが暮らす<鬼御殿>。そこには全身を金で覆われた異形のものが棲むという ーまったく新しい、時代ファンタジー長篇誕生。 | テキモミカタモ、イズレハマジリアイ、ソノコラハムツミアイ、アラタナヨヲツクルデショウ 触れるだけで相手の命を奪う恐ろしい手を持って生まれてきた少女、自分を殺そうとする父から逃げ、山賊に拾われた男、幼き日に犯した罪を贖おうとするかのように必死に悪を糺す同心、人々の哀しい運命が、謎の存在・金色様を介して交錯する。 |
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