新年の箱根駅伝を、最近は毎年見ている。いろんな意味で考えさせるが。つまり戦後の復興の中で、国民の意識向上としては最も最たるスポーツと言うかイベントとなると思う。これはある意味、大晦日の紅白歌合戦とおそらくおなじのような気がする。レコード大賞授賞式は別の意味があったと思うが、昔と異なり、最近はNHKが紅白歌合戦を早く開始する事で、レコード大賞とバッティングし、レコード大賞授賞式の放映日が一日ずれる事になってしまった。NHKも必死なのだと思うが、歴史のパターンは残して欲しいものだと思うが。
つまり大晦日の日に夜の7:00からレコード大賞授賞式が始まり、それを引き継いで歌手がTV局を移動して9:00から紅白が始まり11:45で勝負が終わるパターンを・・・。
さて、今年の箱根駅伝だが、東洋大が2連覇した。昨年も実は見ていたが、東洋大の柏原竜二の活躍が事の外目立った。二年連続での区間賞記録更新である。昨年は、一年生ながら、9位でたすけを受け取り、のぼりで一位になりながら、くだりで抜かれ、更に上りで抜き返し結果一位になり、そのデッドヒートをはらはらして見守ったが、今年は7位でたすけを受け取り、その後一度も抜かれる事は無かった。
箱根駅伝もそうであるが、駅伝に共通する事は、一人の力で優勝する事はできない事である。柏原が一人いても東洋大は優勝はできなかったが、柏原がいなければおそらく優勝できなかったことは確かだろう。これは、外国人留学生を投入する事でいろいろな高校や大学が試しているが、それだけでは優勝はできない事は、実証されている。
駅伝こそ、個人と総合力を問われるスポーツだろうとつくづく思う。そしてそれに寄って、世界に貢献しているのが結果的に日本のマラソンの現状なのだろうと思う。駅伝を出発点にして、アフリカの留学生を、先に見出し、結果的にアフリカのマラソン選手を育てている事は事実だろうし、それができる、近代国家でありながら、交通制御ができる世界でまれな国であると解釈する。おそらくマラソンや駅伝などの競技ができるのは、日本以外ではアメリカ、ドイツ、中国等の限られた国となろう。
余談であるが東洋大の柏原竜二がおさかなくんに似ていたと今年思ったのは私だけだろうか?
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