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V·ファーレン長崎2022シーズンアカデミースタッフ新体制に思うこと

2022-02-03 21:00:00 | V・ファーレンアカデミー
2022シーズンアカデミースタッフ新体制のお知らせ | V・ファーレン長崎

2月1日、V·ファーレン長崎2022アカデミースタッフ新体制のリリースがありました。このようにスタッフを一覧にしたリリースがこれまではなかったので、漸く!という思いです。これを機にスタッフプロフィール欄も経歴·指導歴等を記載するようにしていただきたいです。これまでは役職と顔写真だけだったので。
また、ストップしているアカデミースケジュールの更新もお願いしたいところ。何年も前から止まりがちで何度かメールで要望を出させてもらい、そのおかげかはわかりませんが、更新はされるようになっていました。ですが、ここにきてまたストップしている状況です。
この数年で投資も増え、現場の環境も良くなり、Twitterでの試合結果の発信やYouTubeでの試合の配信など、クラブがアカデミーへ力を入れてくださっているのは理解できますが、公式サイトは充実していないのが現状だと思います。ビジネス的には見返りが少ない部分かと思いますが、アカデミーとはそういうものですし、基本的な部分が不十分だと本当に力を入れているとは言えないと思うのです。
どうか宜しくお願い致します。



話が逸れましたが、アカデミースタッフ新体制についての感想を。

新任は以下の方々。

アカデミーダイレクター(トップチーム強化担当兼任)
椎谷 武史 シイヤ タケシ
経歴…セレッソ大阪トップチーム通訳→セレッソ大阪トップチーム通訳兼マネージャー→セレッソ大阪アカデミー管理担当
→セレッソ大阪チーム統括管理担当→2020年 V·ファーレン長崎強化担当

アカデミーダイレクター補佐(普及インストラクター兼任)
前田 悠佑 マエダ ユウスケ
指導歴…V·ファーレン長崎普及インストラクター
ライセンス…JFA公認B級ライセンス

U-15監督
佐賀 洋司 サガ ヒロシ
指導歴…湘南ベルマーレU-14コーチ→湘南ベルマーレユースコーチ→名古屋グランパスU-14コーチ→名古屋グランパスU-12コーチ→名古屋グランパスU-18コーチ→名古屋グランパスU-12監督→名古屋グランパスU-18コーチ→名古屋グランパスU-12コーチ→名古屋グランパスU-18コーチ→ベガルタ仙台U-13コーチ→ベガルタ仙台U-14コーチ→サンフレッチェ広島ユースコーチ
ライセンス…JFA公認A級ライセンス

U-15コーチ
宮本 卓也 ミヤモト タクヤ
指導歴…セレッソ大阪スクールコーチ→セレッソ大阪スクールエリートクラスコーチ→セレッソ大阪和歌山U-15コーチ
ライセンス…JFA公認B級ライセンス

U-12監督
松下 年宏 マツシタ トシヒロ
指導歴…鹿児島ユナイテッドFC U-15コーチ→アルビレックス新潟U-15コーチ
ライセンス…JFA公認B級ライセンス

スカウト
齊藤 健二 サイトウ ケンジ
指導歴…FC東京普及部コーチ
ライセンス…JFA公認B級ライセンス、JFA公認キッズリーダーインストラクター


2021年5月に松田浩さんがアカデミーダイレクターからトップチーム監督に移動してから森保洋さんがダイレクターとなられていましたが、森保さんは元のヘッドオブコーチングに戻り、新たなダイレクターとして椎谷さんを、その補佐に前田さんをとなりました。

ところで、そもそも「アカデミーダイレクター」「ヘッドオブコーチング」とは?ということで少しだけ調べてみました。


「ADは育成組織の進む道を決め、目標に向かって導いていく人です。そのためにはU−18、U−15、U−12など、各年代、カテゴリーで指針を打ち出さないといけません。」

「いわゆるアカデミーダイレクターとヘッド・オブ・コーチという役職に就いています。具体的には、アカデミーにおけるサッカーの考え方を作っていったり、カリキュラムを作ったり、それに沿って実際にコーチや選手たちが活動してくれているかなというのをモニタリングして、改善したり、コーチの評価を下したり、ということをやらせてもらっています」

「※ヘッドオブコーチングとは?
現在、名称があまり浸透していませんが、端的に言うとコーチをコーチする立場、いわゆる「フットボール部門の責任者」を意味します。」


こちらは椎谷さんの記事。


これらの記事を踏まえて考えると、「ヘッドオブコーチング」はコーチをコーチする立場。どちらかといえば指導の現場側。「アカデミーダイレクター」は現場のみならず、クラブとも情報を共有し、地域とも連携し、アカデミー全体を統括する立場というイメージです。トップチームの強化担当で、情報共有に秀でてらっしゃる椎谷さんが任命されるのも納得がいきます。トップチームとアカデミーを繋ぐ上でそこが上手くいっていることは不可欠でしょう。松田さんの急なトップへの移動があり、やや弱くなっていた部分を立て直す意味もあるかもしれない今回の人事です。

次に、監督·コーチ陣ですが、2021年は過去最高の成績を残したU-18は原田監督はじめコーチ陣は継続。一方U-15、U-12に外部から新たな監督を招き、これまで以上の成績を目指し強化を図ります。正直昨年までのU-15の監督さんには個人的に印象良く接していただいたので残念な気持ちもありますが。

ここで気になるのは、すでに各カテゴリーに定着している松田監督のプレーモデル(型)をどうするのか。これについては、トップチームの監督が松田さんのままであること、昨年U-18がそれを基盤に成果を上げていることを考えれば、変えないだろうと思われます。すでに今年のトップのキャンプにもアカデミーの選手が5、6人参加しているように、トップに加わって練習したりする上でも異なる戦術で戸惑ったりしないという意味で、その方がメリットがあります。トップからアカデミーまで一貫した指導が行えていることが今のV·ファーレン長崎の強みの一つであると私は思います。


というわけで、アカデミー新体制は松田浩トップチーム監督を中心にした連携の強化、U-15、U-12の指導の強化という意味合いを持つ人事という感想です。


2022年のアカデミーも楽しみに、可能なかぎり応援に足を運びます。宜しくお願い致します。