11月17日は久しぶりの県リーグ観戦へ。選手権とJユースカップで中断していました。
1部はすでに国見が優勝を決め、プリンスリーグ九州参入戦進出。
ただ、だから残りの試合が消化試合かというとそうではありません。
多くの高校が3年生が引退し、新チームへ。新人戦へ向けたチーム作りが始まります。
V・ファーレン長崎U-18(2nd)-長崎南山の対戦。
南山は新チームとなっています。
V・ファーレンはU-15から安部大晴選手が戻った以外はチーム自体に大きな変化はありませんが、来年の1stチームの主力となることが期待される選手が多いだけに、重要なゲームが続きます。
スタメンとフォーメーション。南山もほぼ見たことがある選手でした。新10番は原選手。2年前、南山中で結果を残した選手たちが多く新チームを引っ張ります。
V・ファーレンは6永石選手、7本山選手が怪我から戻っています。6永石選手はユースに上がってからサイドバックでしか見たことがなかったですが、U-15時代にやっていたセンターバック。懐かしいです。
前半、立ち上がりのバタバタした感じが落ち着くと、V・ファーレンがボールを保持し、南山がカウンターな流れ。
先制はV・ファーレン。U-15を卒業したばかりの19安部選手がバイタルエリアで仕掛けて左足のシュート。相手に当たってゴール。ここからシュートを打って決めるのはU-15でも見た光景。
いきなり決めるあたり、さすがというか。
その後も各局面での激しい攻防が見られますが、私が気になって仕方なかったのがV・ファーレン8中島選手と南山2松本選手のマッチアップ。
昨年までV・ファーレンU-15でプレーしていた2人の勝負には熱くならざるをえませんでした。
V・ファーレンの追加点はそのサイドから。22小西選手が運び、7本山選手と15藤本選手のパス交換から15藤本選手が左足を振り抜き、2-0。
南山は両サイド8田川選手、13志田選手の突破からチャンスを作ろうとしますが、なかなか決まらず。
10原選手もボールを持ったら積極的なドリブルでタメを作っていました。
後半立ち上がりも10原選手のドリブル突破。なにかこう、「自分が引っ張る」という気概のようなものを感じました。
として得点。8田川選手が右サイドで個で仕掛けカットインからシュートし、GKが弾いたボールを10原選手が詰めました。2-1。
V・ファーレンも負けておらず、8中島選手の浮き玉パスを裏抜けした途中出場9中野亜嵐選手が触り、3-1。9中野選手も怪我から復帰。
南山も終わらず、コーナーキックのセカンドボールを途中出場9富川遥斗選手がボレーで決めて3-2。
9富川選手も南山中出身で、昨年の球蹴男児リーグでは多く得点していたようなので楽しみな選手。
南山はセカンドボールに詰める意識が高いですね。
3-2で終了。U-18が勝ちましたが、両チーム非常に見所が多い試合で楽しかったです。
それにしても安部選手はこの中で唯一中3で普通にプレーしていて、コーチングまでしていましたし、これからどうなっていくのが楽しみどころではありません。
左足のパスやシュートに目が行きますが、その技術を活かせる落ち着きと視野の広さを持った選手だと思います。
今後にご注目ください。