12月13日、長崎県クラブユース(U-14)サッカー選手権大会の準決勝·決勝が田中町の長崎県体育協会人工芝グラウンドで開催され、V·ファーレン長崎U-15が優勝を飾り、九州大会の出場権を獲得しました。
この大会はU-14つまり2年生以下の選手が参加する新人戦にあたり、U-15の代が変わり新チームのスタートとなる大会です(U-13大会もあります)。
準決勝の相手はCAセレスト。V·ファーレンOBの有光亮太さんが代表を務めるクラブのU-15。準々決勝では県リーグ1部のスネイルを3-0で破るなど進境著しいチーム。
V·ファーレンのスタメンと両チームのフォーメーション。V·ファーレンは同時に開催されている高円宮杯U-15選手権に宮崎航汰選手ら数名が帯同しており不在のメンバーです。
以前試合を見たときよりもいいチームになっていましたね。4-4-2の守備はソリッドでU-18とも統一感を感じさせます。
ただ、ボールを持つときはU-18とはやや違っていると思います。U-15のビルドアップはボランチよりはサイドバックが受けるところから始まり、そこからサイドハーフか2トップへの縦パスが攻撃のスタートになっていました。
セレストもサイズのある2トップを起点に仕掛けようとしてきます。しかし、V·ファーレンのセンターバック、古川選手と松尾選手は安定感があり、相手に決定機を作らせず。
V·ファーレンは本多選手や野田選手がシュートチャンスを作りますが、ゴールを割れず、0-0で前半終了。
後半カウンターから先制。本多選手のキープから抜け出した大澤選手が右足を振り抜き決めます。
そして追加点。大澤選手が今度は相手の間を縫うようなドリブルで仕掛け、2-0。大澤選手のドリブルは力強いながらもスマートな感じで面白いです。
そのまま2-0で決勝進出。
同日夕方の決勝はドリームを破って上がってきたセレージャ。久しぶりに強いセレージャが帰ってきたようです。
V·ファーレンは準決勝から1人変更。
やはり前半からV·ファーレンがボールを保持しますが、セレージャの守備は堅く、なかなかシュートまでいけません。
先制点はふとしたきっかけから。セレージャのビルドアップを引っかけて奪った大澤選手がそのままGKもかわして決めました。
そのあとは後半も追加点を奪うチャンスがありましたが、セレージャのGKも含めた粘り強い守備の前に決められず。
しかし、ここまでの試合無失点のV·ファーレンもチャンスは作らせず。
そのまま1-0で終了。新チームでまずは1つタイトルを獲りました。おめでとうございます。
来年のU-15を引っ張っていってほしいです。