長崎ぺんぎん日和

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2018 V・ファーレン長崎U-18総括 前半戦

2018-12-28 21:00:00 | V・ファーレンU-18

今年ももうすぐ終わります。
またもV・ファーレン長崎U-18(ユース)を追いかけた1年になりました。年が明ける前に総括をしてみたいと思います。


【監督・コーチ陣の交代】

まずは監督とコーチ陣が入れ替わることからスタートしました。昨年の監督である森保洋さんはアカデミーダイレクターに。監督は北内耕成さん、コーチは現役を引退した村上佑介さん、U-12監督だった小森田友明さん、トレーナーに芝田裕晃さん。GKコーチの松本康宏さん以外は交代することになりました。また、育成部長には地元出身で神戸、福岡、栃木などの監督を歴任された松田浩さんが就任。4-4-2のゾーンディフェンスの信望者としても知られます(著書買いました)。
やはり、それだけ変わればチームが出来上がるのに時間がかかりそうというのは頭にあったことです。

しかし、新チームが迎えた最初の公式戦である九州クラブユース(U-17)大会(新人戦に当たります)はなんと決勝に進出。決勝でサガン鳥栖に敗れましたが、決勝進出は3年連続となりました。新人戦にはなんか強いV・ファーレン。(2017年度 第27回九州クラブユース(U-17)サッカー大会 | 九州クラブユースサッカー連盟


【苦戦したプリンスリーグ前半戦】

4月にプリンスリーグ九州が開幕。前半戦9試合の戦績はこうなりました。

(集)△2-2大分トリニータU-18
(A)●2-4サガン鳥栖U-18
(H)○2-0鹿児島城西
(A)△2-2九州国際大学付属
(H)△2-2筑陽学園
(H)△0-0神村学園
(A)●1-5日章学園
(A)●0-5大津
(H)●0-1長崎総合科学大学附属

(集)・・・全試合集中開催

勝利は鹿児島城西戦のみのわずか1勝。予想どおりというか、フォーメーションやメンバー選びも含めて試行錯誤が見られる前半戦となりました。失点が多いのがわかりますが、守備がなかなか安定しない時期でしたね。
キャプテンとなった江川湧清選手の負傷離脱も少なからず影響したかもしれません。
ただ、試合を見る限りでは新監督はボールを繋ぐサッカーをしたいのかなというのは感じられました。
また、5試合目までは得点が奪えていたという点と、リードされる展開を追いついて終わった試合がいくつかあったことはポジティブな部分だったように思います。負けを引き分けにしていたというのはやはり違います。


【全国大会の壁】

高校サッカー部が高総体でインターハイを目指す同時期にはユースチームも全国を目指して九州クラブユース(U-18)サッカー選手権を戦います。
V・ファーレンは2015年に全国に出場して以来出場がありません。出場は悲願です。
今大会はトーナメントで4位以上、2勝すれば全国が決まるという状況で、西南FCにまず勝ち、ロアッソ熊本ユース戦を迎えました。決戦という状況でしたが、結果は0-2の敗戦。県リーグを戦っていたロアッソに完敗。なぜ降格したのかわからないくらい強かった。本当にみんな悔しそうでしたね。


【台頭した戦力】
今年主力として定着し始めた選手もいます。


GK 朝長 心優 選手(2年/キックス)
昨年DAZNでも有名になった彼は正GK。シュートストップとコーチングが目立ちます。



MF 浦道 翔 選手(2年/キックス)
中心である田畑篤郎選手とコンビを組むセントラルMF。最終ラインからボールを引き出し、パスワークで組み立てます。左足のフリーキックにも注目。



DF 中川 立暉 選手(1年/南山中)
1年生の出世頭。センターバックに定着。クレバーな守備。ミスが少ない選手です。



【村上コーチ率いる2nd】

2ndチームは地域リーグから昇格して県リーグ2部を戦いました。2ndは直接的にはコーチが指揮をとるみたいで、となると村上コーチです。

長崎県リーグ2部前半戦の戦績
○5-3大村工業
○2-1長崎南山2nd
○5-1鎮西学院2nd
○2-1長崎総附3rd
○4-3長崎日大2nd
○2-1猶興館
●0-2創成館2nd
○6-0鹿町工業
●1-2国見2nd

7勝2敗とまずまずの成績ではないでしょうか。ほぼ毎試合得点を奪えているのは見ていて楽しかったです。失点は多いですが、昨年よりも守備は組織的になった印象ですし、戦う上での狙いが感じられるチームです。特に2ndはサイドバックを使う攻撃が目立ったような気もしました。それは村上コーチの色なのかな?と。


後半戦は次回に続きます。