中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

成功している現地採用(3)

2014-10-31 | 成功している現地採用
こないだとある成功している現地採用の方と知り合いました。

いや!正確には「成功した 元・現地採用」ですけれども。

■現地採用→駐在の格上げに成功しTさん(40歳男性)
Tさんは高校卒業後、地元のメーカーに就職されたそうです。
8年ほど勤務し、「ちょっと休もうと思って」ワーキングホリデーにでかけました。

■ワーキングホリデーで知った海外
8年働いていた事もあって、ワーキングホリデーで知ったオーストラリアの大地は、自由で、広くて、とにかく感動感動感動の1年間だったそうです。

ただ、他の日本人を観ていて、「大卒でない」ことを負い目に感じた事もあったそうです。

■一大決心。中国へ学部留学
ワーキングホリデーから戻ると、自然と大学進学を意識するようになったそうです。

年齢の引け目があったこともあり、海外へ留学する方向で絞り、留学先を探し始めました。
その後、留学雑誌で目に留まった中国へ留学する事にしたそうです。

■5年かけて大学を卒業。そしてそのまま現地採用へ。
5年かけて貿易と経済を中国で学び、中国語も堪能になったTさん。
社会人としての経験も豊富だったことから、比較的あっさりと日系メーカーに就職が決まり、中国での仕事を始めました。

その会社では結局、4年間勤務されたそうです。

■保険がネックで帰国を決意
仕事は順調で、マネージャーに昇格していたそうですが、中国留学から約9年間、年金や社会保険を日本で一切払っていない事実が、日に日に重くなってきたそうです。
当然、退職金も無く、現地採用は不安定ですから、日本への帰国を決意。


帰国後、別の地元のメーカーへ再度転職することに決めました。

■現在は駐在に
このメーカーでは、中国語に堪能な人材を探していた事もあり、日本でしばらく業務になれた後、すぐに駐在となって中国に戻ってきました。
今は駐在としてバリバリやられています!

■最後に
この方は「ちょっと特殊な経歴」ですけど、肝は2つです。

(1)「帰り時を逃さなかった」…。
帰国した時の年齢が30代ギリ半ばだったそうで、もし40過ぎてたら厳しかったと思います。

(2)現地採用でも4年間しっかり勤務。結果も出した。
日本は社歴や在籍年数を重く観る社会です。
段々変わってきているのかもしれませんが、でもゼロになったわけではありません。

ですから、現地採用になってしまった以上、待遇が悪くてもしばらくその会社にとどまって頑張りましょう!


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浦東に変質者が出没中。お子さんをお持ちの方はご注意を。

2014-10-30 | 現地採用関連以外の上海、中国ネタ

浦東に変質者が出没しているとのこと。
上海地場のメディアに掲載されていました。



■「学生家長」の緊急声明
学生家長(生徒のお父さん、お母さん)の緊急声明です。
浦東新区の東靖路(どんじんるー)×高建路(がおじえんるー)付近
「おやつあげる」という手口で子供を人気のないところに誘い出す変質者が
現われているようです。



浦東地区警察のコメントによれば、「被害はまだ確認されていないが、学校、派出所と緊密な連絡を取り、事件を未然に防ぐ」とのこと。

学校の先生は、「知らない人について行ってはいけない、という安全教育を強化
するほか、保護者の方々はなるべく一緒に登下校するようにしてほしい」とコメ
ントしています。

このエリアに日本人は多くないと思いますが、ご家族とともに上海浦東に住まれ
ている方も多いと思うので、ご注意ください。


■その他
一見平和な上海ですが、小学校卒業ぐらいまでは、親御さんが毎日迎えに行かないと危ないみたいです。誘拐も多いらしいですし。なかなか子供だけでケイドロとかカンケリとかはできない環境です。

報道のリンクはこちら。
【東方網】http://sh.eastday.com/m/20141030/u1ai8417723.html


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中国の「美人すぎる○○」(3)

2014-10-30 | 中国の美人すぎる○○

中国共産党の機関誌、人民日報の10月27日版に「日中ミスキャンパス対決」という記事が載っておりました。


▲これは超名門「復旦大学」のミスキャンパス、双子だそうです。

■ナチュラル美人が多い中国
中国人女性はあまりメイクに熱心じゃないです。
けっこうきれいなのに、なぜかノーメイクで出勤してきます。
ひげが生えてる子も結構居ます。せっかくきれいなのにもったいない。
田舎にいけばいくほど、この傾向は強くなり、どんどんやぼったくなります。

化粧したら奇麗だろうなあ、っていう子たくさんいるんですけどね。

■生きていくのに必死だから
やっぱり田舎の方は所得も低いですし、生きていくのに必死だから、見た目にかまっている余裕が無いのかなと思います。
ただ、田舎娘かつ外交的な性格が合わさった時、「カラオケシャオジエ(キャバクラのねーちゃん)」になるんでしょう。
めろめろになってる日本人の兄ちゃんがたくさんいます。僕もね。うん。

■でもなぜか自撮り大好き
でもなぜか自撮り大好きな中国人女性は「自拍(ずーぱい)」とかいって自分の写真をとりまくります。
化粧した方がもっとかわいくとれるんじゃ…と思いますが。
無粋なんですかね、やっぱり素材勝負ってことなのかなあ。

■最後に
人民日報のリンクはこちらです。
【人民日報】http://j.people.com.cn/n/2014/1027/c94659-8800419.html

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上海男の6割が休日プチひきこもり!なんだとさ

2014-10-29 | 現地採用関連以外の上海、中国ネタ


昨日の労働報(堅めの上海ご当地新聞)に「上海男の6割はプチ休日ひきこもり!」という記事が出てました。
運動不足で同居のおじいちゃんより歩行時間が短いとか。

記事のなかで偉い医者が「若者は家でネトゲばかりじゃ。肥満率もあがっておるのじゃ」とコメントしてます。

日本も一昔前は同じこと言われてましたよね。
なんでこうなったのか、自分なりに考えてみました。

■上海は運動するところが少ない
上海って運動するところ少ないんですよ、民営ジムとかあるけど安くないし、かといって公共の市営プールとか超汚いし。
僕もたまに行きますけどね、マジ汚い。

■そもそも運動する文化が無い
中国の学校って体育とかの時間があんまりないし、同行会レベルはあるみたいですが、部活はありませんから、日本以上に運動する習慣がつかないのかなと思います。

昔は太極拳とか国技卓球とか人気あったんでしょうけど、今はおじいちゃんおばあちゃんばっかりですよ。
水泳の授業もありませんから、カナヅチも多いですし。


■本屋がない、CD屋がない
本やCDが売れないのは日本も同じですが、上海にはそもそも店がありませんから、ネットばっかりになります。
これは鶏玉な話ですけども、実際今は店がないんですから、家でネット三昧になりますね。

■仕事のプレッシャーが半端ねえ
上海のホワイトカラー労働環境はあまり良いとは言えないでしょう。
競争も多いし、結構残業とかもあります。
だから休日ぐらいは「ひきこもりたい」のかなあと思います。

■給料安い
中国人の給与はけっこう…というかかなり安いです。

物価を考えると、かなり。上海人で親と同居ならどうにでもなると思いますが、外地から上京してきて数年は、毎月しんどいと思います。
でかけると金かかりますからね、家でネットしてた方が良いってことなんでしょう。

■IT機器の充実とネットショップの隆盛
まあ、もうこれは世界的な流れでしょうけど、IT機器の充実とネットショップの充実でひきもれる環境がどんどん快適になってますからね。
ちょっとした買い物等でも外に出る必要がなくなっちゃった。

■だるい、人が多すぎる
週末おでかけしても、中国の観光地は半端ねえ人の量ですからね、だるいわ!ってことなんでしょう。
特急のチケット買うのに並んだりね。だるい。
まじでカッタルイ。

■彼女の要求、so high
恋人持ちだったとしても、中国では男が全部払うのがあたりまえですし、一人の時ぐらい節約したいなあ…というところなんですかね。

■一人っ子でコミュニケーション力が低い
じいさん世代だと、町中で中国将棋や賭けトランプ、麻雀等に仲間と興じている人を結構みかけます。

いわゆる雀荘もたくさんあって、おっちゃんたちが盛り上がってます。
だけど若い世代は核家族化ですから、あんまり、こういったコミュニケーションは好まないのかも知れないっす。
だったら家でネットしてた方が楽ですからね。

■パクられる
日本だったらパソコン持ってカフェ行って…スタバでドヤ顔みたいなのもありますけれども、上海だとパソコン置いたままトイレに行ったらパクられるし、かといって荷物全部片付けてトイレに立てば席は取られちゃうし、まあ、落ち着かない落ち着かない。だったら家でネットするわ!

■最後に
個人的には「仕事のプレッシャーが半端ねえ」っていうのが外に出る欲求を下げてる原因の気がしますね。
つかれてるとネットぐらいしかする気にならないもん。

中国男はたいへんだと思います。
ライバルはめちゃくちゃいっぱいいるし、一人っ子政策で親のプレッシャーもハンパねえし、休みの時ぐらい「家でネットさせろや!」ってことなんですかね。タダだし。

じいさんばあさんと一緒に太極拳する気にもならんでしょう。ださいもん。

ところで、日本はここ10年くらいでフットサル施設とかすごく増えたような気がします。運動するのがイケテルって流れもあると思いますね。
健康= カッコイイっていう感覚ですね。「皇居ラン」とか「大人の社会見学」とかね。上海でも一部の先端的な感覚の持ち主にはそういう方もいる気がしますけれども、今後一般的になるかもしれませんね。

上海ってほとんど坂や起伏がない平野部なので、ランするには結構いい地形です。
空気の問題はあるけど。市が率先して遊歩道とか整備してますが、 もっと増えるといいですね。

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さようなら、徐根宝

2014-10-28 | 中超(中国サッカースーパーリーグ)ネタ

今日は思いっきり趣味のエントリです。

日本では腐敗&金満&弱いイメージが強い中国サッカーですが、実は国内リーグはそれなりに盛り上がっています。
昨年は広州恒大がアジアチャンピオンズリーグで優勝し、アジア最強クラブとなるなど、明るいニュースもありました。

▲広州恒大

昨日10月26日、中国サッカーに多大なる貢献をした「徐根宝」という人物が、表 舞台から「引退」という大きなニュースがありました。
上海大手メディアがこぞって「さようなら、徐根宝」と惜別の念を込めた記事を 書いています。


■徐根宝って誰?
1944年、当時の中華民国上海生まれ、1966年から1975年まではセンターバックとして国家代表選手。
チームキャプテンも務めました。76年に選手を引退、指導者の道を歩みます。

オリンピック国家代表、国内各地のクラブチームでの指導を経て、2002年に私財を投じて青少年代の育成施設を上海崇明島に開設。

2005年にはこの育成施設をベースにしたプロクラブ、「上海東亜フットボールクラブ」を立ち上げました。
3部(乙級)に参入し、61歳の高齢(当時)ながら監督として同チームを率いて、1部 (超級)まで7年かけて勝ち上がりました(※1)。



▲上海東亜のエンブレム

2012年以降、所属選手が中国代表に選出されるなど大きく成長したチームは、 2014年現在、中国最高峰の「中国サッカースーパーリーグ(中国超級)」を舞台に戦っています。


※1 中国では3部(乙級)までがプロ扱い。
プロクラブは中国サッカー協会、国家体育総局の承認の下、3部からのスタートします。
1部(超級)2部(甲級)が全国リーグで、3部は国土を南北に分けたリーグ戦です。1 部~3部までの昇降格はありますが、3部以下への降格はありません。
3部は観客もほとんど入っておらず、数年以内に2部に上がれなければ「解散」するクラブが多いです。



■さらば、徐根宝
前述のように、中国サッカーに人生を捧げた徐根宝氏ですが、70歳を超えた今も気力は衰えてないようです。

おそらく「最後の仕事」として、この2002年に立ち上げた「徐根宝青少年サッ カースクール」の運営に専念すべく、「上海東亜フットボールクラブ」の一切の役職を退任し、上海崇明島に帰ることに決めたとのこと。

昨日26日には、ホームスタジアム「上海体育館」にて南京のクラブ「江蘇舜天」 を相手取り、徐根宝自身が自ら発掘し、手塩にかけて育てた中国代表MF武磊(うーれい)のゴールを含む3-0で快勝。MF武磊は南京出身ですから、余計に感じるものがあったかもしれません。


▲中国代表MF武磊(うーれい)

自身が育てた選手と7,000人のサポーターに見送られて、クラブを去りました。





■上海東亜というチーム
徐根宝氏のインタビューを読んだことがありますが、非常に強い信念を持ってこのクラブの運営に当たっていたことが分かります。

中国のクラブはスポンサーの意向による撤退や本拠地移転が頻繁(※2)に起こるほか、選手育成を重視せず、場当たり的な補強を繰り返すチームが多いです。

その中で、自前の育成組織を重視し、時間をかけて強化をしてきたこのチームか ら代表選手が出るようになったことは大きな意味があると思います。

自前で育てた選手が活躍し、成績もめきめきと伸ばしてきました。昇格初年度の 2012年こそ降格争いに巻き込まれましたが、13年度は6位でフィニッシュ、14年度は5位につけています。
アジアチャンピオンズリーグ2015の出場権である3位以内は残念ながら逃しまし たが、シーズン半ばまでは上位争いに加わる堂々とした戦いぶりでした。

今回、創始者である徐根宝氏がこのチームを去り、強いカリスマ性を持っていた 同氏を失うことで、主力選手の移籍も有りうるかも知れません(※3)。

また、2013年よりクラブの正式名称は「上海東亜足球俱楽部」ですが、国有港湾企業「上港集団」のスポンサードを受け、「上海上港東亜」として戦ってきまし た。2015シーズンより、スポンサードではく、この「上港集団」の支配下に入る ようです。

いずれにせよ、上海東亜は変革の時を迎えています。

※2 本拠地の移転は、国土が広いこともあって凄まじい距離を移動してしまいま す。
たとえば2012年の江西省南昌→上海に移転し、チーム名を「南昌八一衝源隊」から「上海申鑫」に変更した例など。ファンはどうやってついていけと…。
※3 昨年のシーズンオフ、前述の中国代表MF武磊にはヘルタベルリン(当時ドイツ2部)から正式オファーがありましたが、この徐根宝氏が「クラブの宝である武磊は絶対に移籍させない」と断ったことがあります。


■最後に
ちょっとこじつけ感はありますけれども、現地採用で生き抜いていくためには、 胆力を持って困難に屈せず、自分の信じる道を歩くことだと思うんですね。
なので、こういった信念を持った方の記事は励みになるなあと思います。


それから、中国サッカーは決してつまらないわけではないので、サッカー好きで現地採用やられてる方は週末中国サッカーを見にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
幸い上海にはプロクラブが3チームもありますので、生観戦しやすいですよ!今年はあと1試合でリーグ戦終了ですけど。



▲意外とアツイ応援スタイル


▲ホームスタジアム(上海体育館)風景、あんまり観やすくはないですが


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