中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

現地採用はキャリアパスを描きづらい

2014-10-03 | 現地採用事情

日系現地法人の多くは会社の規模が小さいです。
日本では大手でも、海外では大きくて数十名というところがほとんどだと思います。

人材会社は「海外でキャリアアップ」と言いますが、アレはウソです。
話半分くらいに聞いて、少しでもよい求人を出してもらえるように働きかけましょう。


■尊敬すべき先輩が見つかりづらい
規模が小さいという事は、先輩の人数も多くないという事です。
日本だと社に何人か尊敬できる先輩がいたりしますよね?
海外では、それが見つかりづらいです。

■見よう見真似でやるしかない
OJTといえば聞こえが良いですが、結局自分で、トライアンドエラーでやるしかありません。
また、先輩としてローカルスタッフが付く事もあるかもしれませんが、文化摩擦が起きる可能性もあると思います。
ローカルだろうと、駐在だろうと、雇用体系には関係なく、先輩は先輩です。立てましょう。
ただ、その先輩も、OJTで育っているので、教えてもらう内容に疑問符が付く事もあると思います。

■現地法人には方針がない
現地法人の人材育成には、日本のように、何か方針やマニュアル、体系だったものは、ほとんどの場合、ありません。経験に頼りたくても、それが社内で共有されておらず、経験が経験どまりで歴史になっていない状況です。

なので、どうしても我流にならざるを得ない部分があると思います。そして、それが正しいのかどうかもわからないまま、仕事をしていかなくてはいけません。メーカーなどでは「品質第一」とか、全体のスローガンはあっても、業務レベルで何をするかが見えていないところも多いのではと思います。

■それでもとりあえず売り上げが上がっていれば
売り上げさえあがっていれば、会社も社員が我流だろうが、なんだろうが、疑問視することは少ないでしょう。ただ、何かの歯車が合わなくなったときに、「君のやり方は間違ってる」と批判することはできても、改善が難しい。方針がないから。

■現地採用は「できているようで」
我流で仕事を進めてきた現地採用は、「できているようで、できていない」「なんとなく、できた」事が多くなりがちです。キャリアップできているようで、できていないのです。いや、できているか、いないかもわからないのです。

■たまには業務の棚卸しをする
現地採用で働く事に慣れ、しばらく時間が過ぎたら、業務の棚卸しをしてみましょう。
恥ずかしくなければ、友人知人に見せてみてもいいのではと思います。
業務の棚卸しをすることで、足りない何かも見えるかもしれません。


僕も海外で働き始めて2年ですが、やってきた事が正しいのか、周りから少しは評価されるのか、
正直なところわかりません。これが日々すごく不安で、死ぬまで稼いで食っていけるのか、漠然とした不安があります。キャリアアップできている実感は、あるのですが、それが「なんとなく」なのではないのだろうか、そう感じています。




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