中華紀行文

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現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

試用期間中に就労ビザ(Z)を出さない会社には絶対に就職するな(1)

2014-10-20 | 現地採用事情
中国の就労ビザは、Zビザと呼ばれています。

中国で就業するためには、このZビザを持った状態で入国し、
外国人居留許可と外国人就労許可証を揃えることが絶対条件ですが、
ここでは全てまとめ て、便宜上「Z」と書きます。


■Zビザを取得するための条件
以下の3つが基本要件です。


  • 大学学部卒業以上の学歴

  • 中国以外の場所で2年間の就労経験があり、それを証明できる

  • 60歳以下



  • 学歴については相談可。
    60歳以上、ヘアスタイリストなど専門学校卒、高卒たたき上げ技術者の方などはご相談ください。
    プロスポーツ選手など、超高度な技術を持つ外国人はこの原則外でも問題ありません。


    ■中国で就業するには、Zビザが絶対に必要
    試用期間であっても、Zは絶対に必要です。
    L(旅行)、F(訪問)、X(学生)などいろいろありますが、どれも不可です。
    ※X(学生)は一部アルバイトが認められていますが、外国人管理局の許可制です。

    ■悪徳企業は試用期間中はビザを出さない
    「うちは、試用期間中はZは出してないんだ」
    「他の社員もみんなそうだったよ、僕もね」
    「大丈夫、試用期間が期間が明けたらZ出すから」


    などど、世迷言をほざく企業は少なくありません。

    日系は比較的この点はまともです。それほど心配しなくていいです。
    注意すべきは「中国系」「日本人がコチラで起業した独立内資系」です。

    確かに、Zを出した社員が試用期間中に辞めてしまうと、取り消し申請などのコストが発生しますし、また、頻繁に「申請、取り消し」を繰り返していると、外国人管理局から、その企業は睨まれてしまいます。
    「なんであの会社は外国人が頻繁に出入りしてるんだ?怪しいッッッッ!」ということです。

    こういった事態を回避するために、「試用期間中」はビザを出さず、「使えるか見極めてから」ビザを出す会社がたくさんあります。

    ■何のための採用活動なのか?
    そもそも、「自社にとって使える人材か」を見極める場が面接の場です。
    やってみないと分からないからよろしくね!等ということが許されるわけがない。
    だったら面接などするな。即日雇え。

    ■外国人を守ってくれるのはビザとパスポートだけ
    外国人であるあなたを守ってくれるのは、「合法的に滞在している善良な外国人」であることを示すパスポートとビザだけです。

    ビザを出さない会社は所詮その程度。
    違法行為を社員に勧めるモラルハザード企業です。
    いくら業務内容が魅力的でも、断りましょう。

    ■それでもビザなし就労がしたいなら
    したら良いと思います。

    日本人は信用度が高いため、中国公安からパスポート提示要請を受けることは滅多にありません。

    また、あったとしてもパスポートの「日本国」の3文字が目に入った瞬間に、「あ、日本人か。じゃあいいや」と大きな問題なるケースは少ないです。
    その場で職質的に根掘り葉掘り聞かれることは先ず無いと思っていいです。

    ただ、何かあった場合に、誰も責任をとってくれません。
    あなたには、「違法就労をした外国人」という前歴がしっかり残ることになります。


    ■私はビザにこだわります
    僕は過去に中国系で1か月弱働き、ビザ取得で大揉めし、解雇になった経験があります。
    この時の反省から、「ビザとパスポートは命の次に大事なもの」と思っています。


    僕が解雇になった話は、経緯を次回書きます。
    今日はこの辺で。


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    shengshowchina@yahoo.co.jp

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