中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

成功している現地採用(2)

2014-10-07 | 成功している現地採用
現地採用から成功する人も、数は少ないですが、いらっしゃいます。
事例が少ないので、たくさんアップできないのが残念ですが、少しづつ記事にします。

事例が少ないということは、人材紹介会社が言う「海外で働いてキャリアアップ」というのは、ほとんどウソということになります。

ですが、現実を理解した上で現地採用に踏み切るのであれば、納得感があるのではないでしょうか。

■日系ペットショップで働くOさん(30代 男性)
Oさんは日系ペットショップで勤務されています。

この店は、主に中国人富裕層と日本人を対象に、ペットの預かり業務や、トリミング、駐在員帰国時のペットの輸出(動物は、貿易上は物資として扱います)などの業務を行っています。

このお店の管理を任されているのがOさんです。

Oさんは元々動物好きで、高校を卒業後、ペット関係の専門学校に進学しました。
卒業後は、ペットショップで勤務されていたそうです。

しかし、ペットショップでの勤務は超過酷かつ超薄給。
好きな仕事ができる一心で7年間、耐えて働いていたそうです。
専門学校時代の同級生のほとんどがペット業界から去っていったそうです。

ご自身も将来性を考えると、ペット業界を離れなくてはならないのかと考えていた時に、知り合いの伝手で「中国での日系ペットショップ」の仕事が舞い込みます。
中国のトリマーや動物看護士のレベルは高くなく、社長は、確かな技術を持った日本人を探していたそうです。

待遇は、「日本での給与があまりにも安すぎたから、そんなに気にならなかった」とのこと。

「むしろ、この仕事を続けることができることがうれしかった」と話されていました。私はこういった世界は門外漢なので、細かいことはわかりませんが、Oさんの技術力は非常に高く、リピーターも多いそうです。

そして、すぐに店舗管理者に昇進。
社長も高く評価しており、待遇もどんどん上がっているようです。

■日本での経験をそのまま活かしている
Oさんは、ペット関係の学校で、知識を学び、日本国内でも経験が豊富でした。

そして、中国に渡ってからも、同じ仕事を続けています。
海外に出ることが目的ではなく、同じ仕事を続けるために、海を渡っています。

一貫した経歴を持つ方は、外国であっても評価され易く、「助っ人外国人」としてのポジションを確保し易いです。

私もそうなのですが、「海外で働くこと」が一番の目標になりすぎて、「仕事」が見つかったら安易に飛びつく方は、転職後にジレンマを抱えやすいと思います。

現地採用になる人は、少なくとも一度は転職をしています。
つまり、多かれ少なかれ、「前職での経験」を持っている人たちです。
海外に出る前に、「どのような仕事ができるのか」を立ち止まって考えてみることも、大切だと思います。



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