今、自衛隊の在り方を問う!

急ピッチで進行する南西シフト態勢、巡航ミサイルなどの導入、際限なく拡大する軍事費、そして、隊内で吹き荒れるパワハラ……

*南シナ海の米中海軍艦艇、一触触発の事態へ! ーー艦艇同士の41㍍の接近は、意図的な軍事衝突的「対決」だ!

2018年10月03日 | 主張
*南シナ海の米中海軍艦艇、一触触発の事態へ!
ーー艦艇同士の41㍍の接近は、意図的な軍事衝突的「対決」だ!



2017年12月、トランプ政権の「国家安全保障戦略」(NSS)」、2018年1月、米国防長官の「国家防衛戦略(NDS)」の提起によって、「対中競争戦略」(対中抑止戦略)に公然と乗り出した米軍は、「航行の自由作戦」を突破口に対中対決を一段と強めている。

そして、このトランプ政権の対中強硬路線に追随する安倍政権は、「航行の自由作戦」に合わせて、東シナ海・南シナ海での公然たる軍事演習を開始し始めた。

今や、東・南シナ海での、日米中の軍事的緊張は一段と高まり、一触触発の事態へと発展しつつある。
この情勢を軽視してはならない。日米、とりわけ安倍政権は、改憲を見すえて、対中対話を取り繕いながら、対中緊張・対峙政策を一段と強めつつあるからだ。

そして、この改憲とともに、自衛隊の南西シフト態勢下、急ピッチで進みつつあるのが、与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島・種子島(馬毛島)への自衛隊の新配備と、沖縄本島・九州佐世保の増強態勢、そして、南西シフト下の機動展開態勢だ(事前集積拠点など)。

2018年度末の宮古島、奄美大島への自衛隊配備完了、2019~20年度石垣島配備完了をもって、対中抑止戦略の完成を急ぐ安倍政権と自衛隊制服組ーーこの反動政権の戦争挑発を何としても食い止めねばならない。宮古島、奄美大島、石垣島、種子島ー馬毛島への新基地建設を食い止めねばならない。
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以下、朝日新聞から
中国艦、米艦に異常接近 両国の対立鮮明、安保対話は中止

 先月末、米イージス艦が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島近くを航行した際、中国軍艦が米艦から45ヤード(約41メートル)の距離まで異常接近した。貿易紛争が激化するなか、安全保障をめぐる米中対話も中止になるなど、両大国の対抗姿勢が鮮明になっている。

 米太平洋艦隊によると、9月30日午前8時半ごろ(ログイン前の続き現地時間)、南沙諸島のガベン礁付近を航行していた米イージス駆逐艦ディケーターに中国軍駆逐艦が接近。中国艦はディケーターに海域を離れるよう警告を発しながら、攻撃的な操縦を繰り返した。ディケーターが衝突回避の操縦をした時、船首から中国艦の距離は45ヤード以内だったという。

 米海軍で艦長経験がある専門家は米CNNに「艦長は(相手の艦船との距離が)1千ヤード(約914メートル)より近くなると極めて神経質になる」と、事態の深刻さを語った。

 ガベン礁は、中国が2014年以降に南沙諸島で埋め立てを進めた七つの岩礁の一つ。ディケーターは国際法に基づいて自由に航行できることを示す「航行の自由作戦」を行っていた。

 米国は5月に環太平洋合同演習への中国の招待を取り消したり、9月には南シナ海に戦略爆撃機を飛ばしたりし攻勢を強めている。

 中国はこうした動きをトランプ政権の「挑発」ととらえ、反発を強めている。

 2日は国慶節(建国記念日)の連休だったが、国防省報道官がすぐに談話を発表。「『航行の自由』の名の下、沿岸国の主権と安全を脅かす行為に断固反対する」と非難。「必要なあらゆる措置を採る」とした。

 今回の異常接近について、北京の軍事筋は「最後の瞬間は艦長の判断があったかもしれないが、どこまで対応すべきかは上層部からの指示があったはず」と、組織的な判断が働いたとみる。双方の対決姿勢が強まるなか、今月中旬にマティス米国防長官が北京を訪れて行う予定だった米中外交・安全保障対話が中止となった。中国外務省は2日に「米側が延期を望んだ」と指摘。マティス氏は「適切な時期になれば(対話を行う)」と述べたが、軍事レベルの交流はしばらく滞りそうだ。(ワシントン=園田耕司、北京=延与光貞)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13706297.html…

読売新聞
https://www.yo南シナ海miuri.co.jp/wor…/20181002-OYT1T50127.html…

10月2日(火)のつぶやき

2018年10月03日 | 主張