今、自衛隊の在り方を問う!

急ピッチで進行する南西シフト態勢、巡航ミサイルなどの導入、際限なく拡大する軍事費、そして、隊内で吹き荒れるパワハラ……

●中国の稼働中の原発は54基、建設中の原発は24基(計78基)、2030年までに100基建設するという予測がある!

2023年12月11日 | 自衛隊南西シフト


●中国の稼働中の原発は54基、建設中の原発は24基(計78基)、2030年までに100基建設するという予測がある!
――その原発の多くが、東中国海(東シナ海改め)の沿岸にある。中国との戦争で、日本の原発が攻撃されたら日本が全滅する、したがって戦争は起こらない、という主張をする人をみかけるが、それは中国も同様だ。


問題は、今想定されている戦争は、「島嶼戦争」=海洋限定戦争(海洋限定の局地戦)であり、互いに「本土攻撃」をしない、という前提で戦略化・作戦化されていることだ(例えば、23/1のCSISのウオーゲーム、ウクライナ戦争のケース)。
つまり、「戦争の敷居」が低くなっていることであり、小衝突が(南・東中国海での)戦火を拡大させ――海洋限定戦争――として発展するという、深刻な危機が近づいていることを認識すべきだ。

今、戦争は、南・東中国海が発火点になるのか、台湾か、尖閣か、いずれから勃発してもおかしくはない、という事態である。
本当の「危機の認識」が必要なときである!


*「次の大戦の最初の戦い
https://note.com/makoto03/n/n45c89676365a
*『ミサイル攻撃基地化する琉球列島―日米共同作戦下の南西シフト』
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907127282
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*中国の建設中の原子炉は24基、建設規模で世界一を維持
人民網日本語版 2023年04月27日10:48
中国原子力業界協会は26日、「中国原子力発展報告2023」青書を発表した。それによると、中国が現在建設している原子炉は24基で、建設規模では世界におけるリードを維持している。中央テレビ網が伝えた。
同青書によると、中国は原子炉の長期的な安全・安定運転を維持しており、原子炉の建設を着実に進めている。中国は2022年以降に新たに10基の原子炉を承認し、新たに3基の商業用原子炉の運転を開始し、新たに6基の原子炉の建設を開始した。現在までの中国の建設中の原子炉は24基、総発電設備容量は2681万kWで、世界一を維持している。商業用原子炉は54基、総発電設備容量は5682万kWで世界3位。
中国の22年の原子力発電総設備容量が全国電力総設備容量に占める割合は2.2%、発電量は前年比2.5%増の4177億8000万kWh、全国の総発電量の約4.7%を占め、原子力発電量は世界2位だった。
同青書によると、中国の22年の原子力発電は石炭火力発電と比べると、標準石炭を1億2000万トン近く、二酸化炭素排出量を3億1000万トン近く削減したのに相当する。中国の原子力発電量が持続的に増加し、電力供給の安全保障及び二酸化炭素排出削減の推進に重要な貢献を成し遂げた。同時に中国の原子力発電の安全運転の成果も世界トップレベルを維持している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年4月27日、2030年までに100基建設するという予測がある!
――その原発の多くが、東中国海(東シナ海改め)の沿岸にある。中国との戦争で、日本の原発が攻撃されたら日本が全滅する、したがって戦争は起こらない、という主張をする人をみかけるが、それは中国も同様だ。

問題は、今想定されている戦争は、「島嶼戦争」=海洋限定戦争(海洋限定の局地戦)であり、互いに「本土攻撃」をしない、という前提で戦略化・作戦化されていることだ(例えば、23/1のCSISのウオーゲーム、ウクライナ戦争のケース)。
つまり、「戦争の敷居」が低くなっていることであり、小衝突が(南・東中国海での)戦火を拡大させ――海洋限定戦争――として発展するという、深刻な危機が近づいていることを認識すべきだ。

今、戦争は、南・東中国海が発火点になるのか、台湾か、尖閣か、いずれから勃発してもおかしくはない、という事態である。
本当の「危機の認識」が必要なときである!

*「次の大戦の最初の戦い
https://note.com/makoto03/n/n45c89676365a
*『ミサイル攻撃基地化する琉球列島―日米共同作戦下の南西シフト』
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907127282
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*中国の建設中の原子炉は24基、建設規模で世界一を維持
人民網日本語版 2023年04月27日10:48
中国原子力業界協会は26日、「中国原子力発展報告2023」青書を発表した。それによると、中国が現在建設している原子炉は24基で、建設規模では世界におけるリードを維持している。中央テレビ網が伝えた。
同青書によると、中国は原子炉の長期的な安全・安定運転を維持しており、原子炉の建設を着実に進めている。中国は2022年以降に新たに10基の原子炉を承認し、新たに3基の商業用原子炉の運転を開始し、新たに6基の原子炉の建設を開始した。現在までの中国の建設中の原子炉は24基、総発電設備容量は2681万kWで、世界一を維持している。商業用原子炉は54基、総発電設備容量は5682万kWで世界3位。
中国の22年の原子力発電総設備容量が全国電力総設備容量に占める割合は2.2%、発電量は前年比2.5%増の4177億8000万kWh、全国の総発電量の約4.7%を占め、原子力発電量は世界2位だった。
同青書によると、中国の22年の原子力発電は石炭火力発電と比べると、標準石炭を1億2000万トン近く、二酸化炭素排出量を3億1000万トン近く削減したのに相当する。中国の原子力発電量が持続的に増加し、電力供給の安全保障及び二酸化炭素排出削減の推進に重要な貢献を成し遂げた。同時に中国の原子力発電の安全運転の成果も世界トップレベルを維持している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年4月27日

*沖縄の友人への手紙(質問への回答)

2023年12月11日 | 自衛隊南西シフト
*沖縄の友人への手紙(質問への回答)


遅くなりましたが、原稿を拝見しました。全体的にはいいのですが、やはり核心の戦争目的のところが引っかかります。
この日米の戦争目的をしっかり認識していないと、この事態の危機的状況が認識できないと思います。全国の反戦平和勢力が陥っている危機的状況が、この問題です。以下の所です。

「いったい中国との「戦争目的」は何なのか。安保3文書には、日本周辺の「力による現状変更を日米の同盟国、同志国が抑止する」、つまり「中国の台湾への武力侵攻を阻止する」ことが目的と書かれています。「日本を守る」ためでなく「中国から台湾を守る」ことが目的とされています。「台湾を守る」ために沖縄に壊滅的な犠牲を負わせ、日本が火だるまになることを覚悟して中国とミサイル戦争をも辞さない。このことが「日本の国益」にかなうことでしょうか。布施祐仁さんは「台湾を守るために中国と戦う。そのことを政府は国民にきちんと説明していない」と指摘しています。全くその通りだと思います。」

しかし「台湾有事」論は、日米の対中軍拡競争―戦争政策のひとつ「台湾カード」である、というのが、僕の分析した結果です。
この日米の南西シフトによる戦争は、沖縄でも話ましたが、南シナ海・東シナ海からか、台湾からか、あるいは、尖閣という島のとりあいからも起こりえるという事態です。

つまり、旧ソ連が米国の軍拡競争で崩壊したように、台頭する経済的超大国・中国、2030年代には、経済的にも米国に取って代わろうとする中国を崩壊させる、共産党政権を崩壊させる、というのが、日米の戦争目的なのです。

――ここから、日米の対中戦争は、「島嶼戦争」=海洋限定戦争であり、海峡戦争なのです。互いに「本土攻撃」はしない、ということ。
米国の専門家は、明確に公言していますよ。米国は中国本土を攻撃しない、中国には、日本本土どころか沖縄島さえも攻撃させないと(暗黙の了解)。

この戦争の「軍事目標」は、「中国の虎の子、中国海軍を壊滅させること」この壊滅さえ果たせば、中国共産党政権は崩壊する、と。つまり、超大国・中国の分裂・崩壊(旧ソ連のように!)なのです。
(もちろん、この海洋限定戦争は、5~10年では決着がつかず、海洋限定戦争から通常型のアジア太平洋戦争、そして世界核戦争に発展することはも不可避になる可能性もあります。)

「支配層の中では「トゥキュディデスの罠」というのが流行っていますが、米中の覇権を賭けた戦いが始まっているという意味では正しいと思います。

時間がありませんので、いくつか資料を提起します。昨日Facebookに投稿した内容と11/27神戸講演会の資料です。ご参考に。
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Facebookの投稿から

●中国の稼働中の原発は54基、建設中の原発は24基(計78基)、2030年までに100基建設するという予測がある!
――その原発の多くが、東中国海(東シナ海改め)の沿岸にある。中国との戦争で、日本の原発が攻撃されたら日本が全滅のする、したがって戦争は起こらない、という主張をする人をみかけるが、それは中国も同様だ。

問題は、今想定されている戦争は、「島嶼戦争」=海洋限定戦争(海洋限定の局地戦)であり、互いに「本土攻撃」をしない、という前提で戦略化・作戦化されていることだ(例えば、23/1のCSISのウオーゲーム、ウクライナ戦争のケース)。

つまり、「戦争の敷居」が低くなっていることであり、小衝突が(南・東中国海での)戦火を拡大させ――海洋限定戦争――として発展するという、深刻な危機が近づいていることを認識すべきだ。

今、戦争は、南・東中国海が発火点になるのか、台湾か、尖閣か、いずれから勃発してもおかしくはない、という事態である。
本当の「危機の認識」が必要なときである!

*「次の大戦の最初の戦い
https://note.com/makoto03/n/n45c89676365a
*『ミサイル攻撃基地化する琉球列島―日米共同作戦下の南西シフト』
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907127282