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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

色情狂の女たち

2021-06-08 23:52:18 | NET配信映画
相変わらずのコンマビジョンからDVDリリースされてる
エクセスフィルム製作のピンク映画
このタイトルはDVD用のタイトルで
劇場公開時では「厚顔無恥な恥母 紫の下着で…」って言うタイトルだったようです
 
何か適当なものを探していたら、我が敬愛してやまない山内大輔監督の作品を見つけましたので早速鑑賞
一回見ていた作品だった、
このヒロインが娘と夫と住んでるこのダイニングルームはいろんなピンク映画とか
エロチックOVでよくロケされてる家ですよね
っていうかメゾネットタイプのマンションなのね
出入り口っていうか玄関前はどう見てもマンションの廊下だし、ダイニングは階段があってお母さんには若すぎる花野真衣さんがこれまた高校生の娘に”ご飯“って声かけていたし・・・
 
佳代子は夫・宏三、娘・朋美との三人家族ですが、オープニング目だし帽子の男にレイプされているが
帽子脱がしたらなんと隣家の息子悠司だったんですね
悠司はスナック経営の陽子と母子二人暮らし
子供の時に隣家の宏三と母陽子のセックスを見て
高校生の今では目出し帽で憧れの佳代子とレイプごっこにうつつを抜かしてる
そして、同級生である朋美ともセフレとして付き合っているのであった

一方宏三は名古屋出張と称して陽子との不倫旅行であったが、実は仕事をクビになっててヤケクソ旅行でもあったのだった
また佳代子は買い物帰りに路端でクルマの男にレイプされる
さらに悠司は朋美に佳代子との仲をあかしちゃうから
朋美は家出してクルマの男とのセックス三昧
 
もうここで佳代子と朋美の親子丼が2組出来上がってしまうんですし
マンションの隣同士で親子でもう四角だか五角な関係になってるというゴチャゴチャな関係ですが
なんと旅先で宏三と陽子は自殺というか心中しちゃって
朋美はクルマの男との関係を選択したことで
佳代子と悠司は遮るものがなくなり充分にお互いの肉体をむさぼり合うのであった
 
ってか佳代子を演じてる花野真衣さんがお若くて後妻さんだと思って見てましたが、なんと朋美を演じてる椎名りくさんを生んでるお母さん役だったとは
しかし、倖田李梨さんはもう女優さんの貫禄ですよね
何を演じさせても安定してる
 
切り口の違う記事はコチラ

2007年製作、日本ピンク映画、エクセスフィルム作品
山内大輔脚本・監督作品
出演:花野真衣、倖田李梨、椎名りく、牧村耕次、柳之内たくま、山口慎次、吉岡睦雄


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三国志 趙雲 無双伝

2021-06-08 18:37:35 | アジア映画
今月は、何故か中国映画のリリースが集中してるようで
現代アクション劇、CG満載な恐竜映画、そして怪奇ファンタジーとか武侠映画の融合作品とか
実にバラエティ豊な作品が目白押しで、個人的には現代アクションとか作るならば
なんて文句言いながらも、しっかりと作品群を楽しんでいるのも事実でして
 
そんな中でこういった『三国志』の一エピソード遠フューチャーした作品こそが中国映画だと目書いたりしてますが
やっぱこういった硬派の武侠映画は中国映画でしょう
日本だと『三国志』はコメディにするしかないんですからねぇ
漫画だと『三国志』も安定した人気作になってるし、ゲームだとシリアスな作風で面白そうですが、生憎私はゲームしない、漫画も見ないって言う変わり者ですから
中国のこういった武侠映画を楽しむしかないわけで・・・
 
今作は劉備玄徳に仕え、その夫人に目をかけられていた槍の武将趙雲が、曹操に攻められて、夫人と赤子を置いて逃げ出したものの
趙雲が夫人救出に張飛の赤兎馬を駆って曹操軍5000とも3万とも言われる曹操軍に
村民もろとも皆殺しにされた恨みの中で
夫人の赤ん坊が生きてるのを見つけ、赤子を胸に抱いて曹操軍と一人戦う姿を描いた作品
 
まさにタイトル通り無双の強さを見せてくれる趙雲の鬼神の如き無双振りがクライマックスになってますけど
一般兵士との戦いもありますが、曹操軍の将軍たち三人とのタイマン勝負が見せどころでしたかね
そして曹操の英雄としての懐の深さも最後にはしっかりと見せてくれてるし
ライバルである張飛との男の友情みたいなことまでしっかりと描いてて
それなりに面白く見られた
 
娯楽に徹している中国映画、エグみがないから
立て続けに中国映画は見られるんですね
韓国映画の見てるとズンっと胸に何か落ちてくるようなのがないもんだから
連続して見られるっていう利点が中国映画にはあるんですね
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
イ・キンギュン脚本・監督作品
出演:メイ・ヤン、ワン・タオ、ユー・イェンカイ、シェン・シュウーウェイ、イェ・シンユー、ホウ・ドン
 
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ハード・キル

2021-06-07 23:16:02 | 洋画未公開
6月3日リリースのブルース・ウィリス主演の作品かと思ったら
なんとウィリス脇役じゃんか
個人的にはウィリスがジャケットにいると、なんも考えずにセットレンタルに組み込んでしまうんですが
ここんとこウィリスは作品選ばないってのもあるし
省エネかなんか知りませんが美味しいとこだけ持ってってしまうとか色々こちらを翻弄させてくれるんですが
 
なんとここんとここのマット・エスカンダリ監督と組んで「ナイト・サバイバー 」とか、「THE LAW 刑事の掟」と組んで映画撮ってて
この作品が3作目
ってこともあって、年齢的なこともあったりで、一応頭だけとか最後だけでなく
助演という作品でちゃんと最初っから最後まで出演されてたのは買えるけど
 
こういったアクション作品でなんと廃工場でテロリスト軍団との攻防戦だけを描いたワンシチュエーション作品だった
主役は傭兵軍団のリーダーを演じてるジェシー・メトカーフだったんですね
 
お話としては、世界を破壊してしまう絶大な力をもつ量子AIシステム”プロジェクト725”
その発明の親であるのはそのシステムを開発した社長の娘
社長になんとウィリスが演じてる、そんな娘が最悪のテロリストパードナーの策略によって彼女もろとも奪われてしまった
その娘と交換にシステムを解除させないコードを知ってるのは父親であるウィリス
世界征服には”プロジェクト725“を起動させて全世界の機能を麻痺させることで
社長だけど知ってるコードを入れて起動させなければならず
 
人質の娘と交換に廃工場で取引を持ちかけられたものの
テロ組織を阻止せねば全世界が崩壊してしまうし、娘は助け大介しで
事件解決のため、傭兵デレク・ミラーをリーダーとするチーム5人を高額で釣って
娘救出とテロリスト殲滅を計画するのだった
 
そして半ば強制的に準備不足で、任務に挑んだ彼らの前に現れたのは
完全武装した圧倒的な数のテロリストたちだった
実は人質に取られたデイトンの娘もバードナーに騙されてていて
ほとんど非武装の拳銃だけのデレクチームと完全武装のテロリスト集団との廃工場での攻防戦が始まってしまう
どうあがいても絶望的不利な状況の中、それでもウィリスとデレク達は、
己の信念と世界平和のために命を懸けて戦いに挑んでいく1日を描いた作品
 
ウィリスはコードを知ってるために敵には渡せないってっことで隠れているだけ
ま、最後には出てきてちょっと銃も撃ちますけど
完全に脇に回っていましたねぇ
テロリストたちは派手に死んでいくのはあったりまえですし
敵の多さからデレク率いる傭兵軍団も一人また一人と死んでいくのもこういった映画の定石ですねぇ
 
この監督もウィリスと組んでの3作目、一応退屈はしないような作品には仕上げているにはいるんですが
さほど面白いって言う言える作品ではないもののオチずに最後まで見られる
 
2020年製作、アメリカ映画
マット・エスカンダリ監督作品
出演:ジェシー・メトカーフ、ブルース・ウィリス、ララ・ケント、エヴァ・マリー、テキサス・バトル、セルヒオ・リズート、スウェン・テメル


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白髪魔女記

2021-06-07 18:14:11 | アジア映画
4、5年前くらいに、ファン・ビンビンさんで映画化されていた「白髪妖魔伝」のリメイク作品でしたねぇ
1957に『白髮魔女傳』として梁が書かれた武俠小説が原作でして
先に書いた映画よりも先に日本ではTVドラマとして衛星放送でもOAされてたファンタジースウォードアクション作品に中国伝奇要素を加えた作品
 
TVドラマは見てませんが、ファン・ビンビンさんのヒロイン玉羅刹の白髪が美しかったのはなんとなく覚えているのですが
今作もやっぱ未公開作品でしたか
個人的には中国映画は昨日書いたような西洋に憧れれを抱いたような現代劇での銃撃戦映画よりは
武侠のヒロインに剣の強さと、そしてヒーローとヒロインの悲恋を絡ませての飛んで斬って刺してのワイアーアクションとCG多用してのチャイニーズ剣戟ファンタジー作品を作ってくれてる方が
個人的な好みと言ってしまえば、身も蓋もないんですが、私はこういった映画に中国映画は世界戦略として生きるべきだと思っているんですが・・・
 
時は明代末期。武当派の一番弟子である卓一航は、文武両道に優れているばかりか、祖父と父が高官である名門の貴公子で、将来の武当派掌門として期待を集める逸材であった
ところが、卓一航の父は朝廷内の政争に巻き込まれ、冤罪で処刑されてしまい
父の亡骸を郷里へ移送する途次、華山へ立ち寄った卓一航は、そこで一人の美しい女性玉羅刹と出会い恋に落ちるものの
実は女盗賊の棟梁であった。
やがて恋に落ちた2人は、共に闘いを重ねる中で次第に絆を深めていくが、
武当派の次期掌門に指名された卓一航と、玉羅刹が結ばれることを
武林の名門を自認する武当派の長老たちは決して認めようとしないばかりか二番弟子が卓一航を騙し師匠まで殺しさらに玉羅刹を捕まえて処刑しようとすると
なんと怨みからか玉羅刹の髪が見る見る白髪になり
 
卓一航の胸に向けて彼女の剣はまっすぐに・・・
 
見てて退屈はしませんねぇこういった中国映画は
目まぐるしく飛んでみたり剣と剣との剣戟シーンも動きが激しくて
まるで舞踊を見てるような、そんな作品って
やっぱ中国独特之もんですよねぇ、どの国でも真似できない
飛んだり跳ねたりの舞踊的な剣戟ではなく、まともにぶつかり合う肉弾と剣と槍でのリアルアクションとなるのが
これまた中国映画でしかできないかと思える『三国志』の様々なエピソードを抽出してクローズアップさせてくれる中国映画も捨てがたい
 
2020年年製作、中国映画(日本未公開作品)
ジョウ・ティアンユ監督作品
出演:ジャン・ウェイナ、シー・ジュンジャー、ノーマン・チュー
 
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極道アパート メゾン・ド・エロスへようこそ!

2021-06-06 22:36:42 | OV
個人的にAV女優さんでピンク映画とか、エロチックOVに出演されてる中で
一押しが古川いおりさん
という事で、こういったエロチックOVも最近では入手困難って
いつも言ってるんですが
コロナ禍で外出自粛の緊急事態宣言が出されているにもかかわらず
東京中を駆けずり回って、なんとか入手しました
なんだか古川いおりさんのエロチックOVは昨年リリースされた「人妻家庭教師」以来でしょうか
その間にコロナが世界的にパンデミックになった中で「人妻の吐息 淫らに愛して」と「濡れ絵筆 家庭教師と息子の嫁」の二本のピンク映画のDVDを見てましたが
今年になってはお初の作品ということになるのかな
 
要は彼女がオールインの「ヤクザの女」シリーズで見せてくれたような作品とは
一応タイトルに“極道”ってついてるし、背中には鯉のクリカラモンモンも入っちゃいるけどさらにこんなシーンもあったりしますが
極道ドラマではありません
しかし、このシーンだけで滝川拳さん使うってピンク映画じゃできない予算配分だよね
 
昔極道一家を構えていた町田政則演じる親分一家の娘である
古川いおりのカレシが二代目になっては困るって事で堅気なのに殺されて
その仇討ちに敵の一家に殴り込んで行方を晦ました典子
それから5年、一家は解散し親分は今ではオンボロアパート之大家さん
 
そんなアパートの住人に金なし職なし色気なし、しかも童貞のボンクラ青年ヒロシ
そしてどことなくヤンキーっぽい雰囲気の涼花演じるヒロシを揶揄うお姉ちゃん
さらに正体不明の蝙蝠みたいに部屋に篭ってるグラサンの男
ある日彼らの眼前に新しい管理人、典子が戻ってきた
ところがこのアパートが再開発の候補地に上がったために
新興ヤクザが利権目当てに立ち退きを迫ってきて・・・
 
“過去”を消して今では堅気として生きてる典子親子はこの難局にどう立ち向かって行くのか
ヒロシと典子の関係はどう進展していくのか・・・
そんなお話を、なんとAV監督の月下秀之が脚本を書き、自ら監督まで勤められてて
初エロチックOV作品になるんでしょうか
彼のAVをR -15に自ら再編集しOVとしてリリリースした「メガネっ娘任侠伝」っていうのも見てますが
 
この古川さんの作品はヤクザ色を極度に配されているからってのもあるんでしょうけども
オールインとか見慣れてるコチトラにしては
エロと極道とどっちつかずでテンポも悪く、ドラマとしての整合性もあんまなく
いいとこのない作品になってたのが残念ですが
そうですね濡れ場シーンがギリギリR -15の許容を守った体位というとこくらいしか見るべきとこはなかったかなぁ
古川いおりらしさも皆無だったしねぇ
涼花さんが生き生きとしてたのが救いかな
 
切り口の違う記事はコチラ
 
 
2021年製作、日本OV、シネポップ作品
月下秀之脚本・監督作品
出演:古川いおり、涼花、藤井健人、仔羊エルマー、町田政則
 
 
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エクストリーム・バレット 極限死闘

2021-06-06 16:27:53 | アジア映画
中国産の、超近代戦を描いた作品
こういった西洋まがいの中国映画って、ちょっととっつきにくいのと
韓国映画みたいに国策での世界戦略の位置に映画産業を置いてないので
国際的に流通せずに自国消費の作品ですからねぇ

銃撃アクションにやたらとスローモーション多用したり

リロードもかなりいい加減だし、やたら画面を水平に飛ぶCGでの曳航弾道
爆薬の量も銃弾の量も半端なく被弾での血飛沫とかこれまた御丁寧に粉みたいに後からCG処理している作品
オープニングでの掴みとしての銃撃戦が実に激しく長くて
これが終わったら後はもう先細りみたいな作品で
所々に銃撃戦とかあるんですが
これに迫力が全くなく・・・
 
さらにクライマックスでの銃撃戦でさえ、掴みの戦闘シーンに数段負けてる作品
竜頭蛇尾を絵に描いたような作品だった
そしてこの戦闘チームって、オープニングで捕まった社長を助けにやってきた者たちの立ち位置が全くわかんない
社長は麻薬組織撲滅に一生を捧げている人物でして
その組織の要人たちをまとめた名簿を略奪するために社長が拉致されてたのを救出日本やってきた傭兵たちだったようで
 
法的な後ろ盾もなくて、社長の傭兵だったようですが
社長を救出した後、狩残した麻薬組織が名簿を狙って社長の娘を狙うから
娘を助けてって頼まれた傭兵の隊長が一人で娘さんのバックアップに・・・

なんだろう昼に撮影してオープニングのシーンは夜間襲撃なはずなのに
昼みたいな明るさであったり暗かったりとスクリプターはなにをやってたんだろうって言うようないい加減さも散見できるんですが
今時のデジタル器材になればいつでも撮影済み部分を見返せるから
繋がりを熟知してるスクリプターってスタッフに存在しないのかな

でヒロインとしての社長の娘がこれまた喧しい系役所と、それに呼応するかのような従兄弟なオネエを庇護して拳銃一丁で護衛する隊長さんの活躍なんですが
ヒロインの喧しさが、実に映画のリズムを壊しているから
実に後半はあんま面白くない作品に・・・

でも意外なラスボスというか、こいつ絶対裏切り者だろうって見ていた人物ではない人物がラスボスみたいに正体を現した時には
個人的に予想を外されたんですが・・・
で、そのラスボスの拳銃なんですが、一応マガジン外して弾数数えて隊長と対決するんですが
何十発撃てるんだってくらい弾がリロードなしに無尽蔵に発射されたのには呆れてしまいましたが・・・

ちなみに傭兵は6人いるんだけど、どうしてラストのクライマックスでの隊長救出に来られたんでしょうか
で派手に銃撃戦をhsじめるんだけど勢いとか弾着、火薬とか完全にオープニングシーンに負けてるわけで
完全に映画として成立していたのは、意外なラスボスの正体くらいだったかな
中国映画で西洋まがいな作品を作ってみても仕方ないと思うんだけど・・・
これって私だけが感じてる事かなぁ?
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
ジュ・ジャオリャン監督作品
出演:ワン・ハイシァン、ティェンイン・ペン、ジャック・トゥ

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Swallow スワロウ

2021-06-05 23:11:28 | 洋画
ジャケット借りでした。
一応GEOさんのサスペンスの棚に置いてあったんですが
このジャケット主演のヘイリー・ベネットのアップだけっていうシンプルなんだけど
このお顔とかに惹かれてどこかエロチックな雰囲気も醸していたりで
余計な好奇心までをも刺激されて、ついセット新田組み入れちゃう
 
でもエロもグロもなんもない
ただただヒロインのヘイリー・ベネットが異物(ビー玉、画鋲、安全ピン、とかそこいら家庭のどこにでもある、食べ物ではない口に入る大きさのモノならなんでも・・・)をひたすら飲み込み排泄するっていうだけの映画っちゃたら身も蓋もないのですが
根本はそれの繰り返しで描かれる95分の映画
 
お金持ちの家に嫁いだ主人公ハンター。側から見ればなに不自由のない贅沢な暮らしですか、ある意味玉の輿ですからねぇ
しかし裕福ゆえ日常の生活の中で、今まで味わってこなかったと言えるんでしょうか、夫や義父母との人間関係に疲れ果てていく自分を抑えて生活してきた抑圧というか重圧から
解放する術を知らずに鬱屈していく自分自身の唯一の楽しみというか
開放に異物を飲み込む“異食症”に堕ちっていっちゃう
さらに妊娠による義父母の過剰な期待感からさらに“異食症”は激しくなり
飲み込むものによって内臓とか食道とかを傷つけるものまで飲み込んでしまうようになる
 
良く赤ん坊がそこいらを這いまわっててあたり次第に手に持てるものを口に入れて飲み込んだしまう”誤飲“って言ういうのが良くありますが
そうなると未消化で排出されるまで待って排便からその物体を探したりするわけですが
このヒロイン毎日の自身の排便から飲み込んだものを取り出して
トレイに並べて楽しんでさえいるんですが
 
ある時胎児の超音波診断で体内に異物があることがバレて・・・
まぁ一大事になっていくわけですが
彼女がお金持ちに嫁いだ孤独感とかいろんなものに押しつぶされて心因から来てるなんてお金持ちにわかるわけもなく
彼女の“異食症“がみんなに知られるにつれて
余計彼女には孤独感が強くなっていき
さらに看護師という名のだ見張りまでつくようになり
どんどん孤立していくわけでしたが
 
実際に映画は彼女が”異食症“になったその背景にはお金持ち日本嫁いだの孤独感からだけでなく
実際には彼女のアイデンティティに関わる大きな秘密があった
ってとこまで描いてくれてて、結局はこのお金持ちに嫁がなくても彼女は遅かれ早かれ精神的な病にかかっていってたわけを
映画はきちんと説明つけてくれてまして、その結果を自己解決させていくとこまでしっかりと描き切ってくれてますから
ラストにこちらも主人公同様の開放感をきちんと味わえる仕組みに・・・
 
エンドクレジットでわかったんですがヘイリー・ベネットも製作に絡んでいたんですね
 
2019年製作、アメリカ・フランス合作映画
ヘイリー・ベネット製作・出演
カーロ・ミラベラ=デイビス脚本・監督作品
出演:オースティン・ストウェル、エリザベス・マーヴェル、デヴィッド・ラッシュ、デニス・オヘア、ローレン・ヴェレス
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髪結いの女房 あげまんの女

2021-06-05 18:42:22 | ピンク映画
いつものコンマビジョンから発売の平成ロマンポルノとしてDVD化された
エクセスフィルム2007年製作のピンク映画
ピンク映画の製作基準に合わせて主演の女優さん、三人をしっかりと脱がしてる作品
ということで手堅くまとめた作品だった
 
普通は“髪結いの亭主”だと思うんですが
カミさんが稼いで、夫は遊んで暮らしていけるって言うことを表した男の願望なんですが
この作品は主客転倒はしてへんけど“髪結いの女房”が主語になっております
 
劇場公開時のタイトルは「理容店の女房 夜這い寝間」って事で
内容を如実に表してるんですねぇ
オープニングヒロインの理容店の奥さん夕子が寝てるとこに夜這いを仕掛けてきた男性に裸に向かれ挿入されるヒロインってとこで、開店中の店の控え室でついうたた寝をしてしまって見た夢だった
 
そんな店に酒屋の新ちゃんがやってきて、夕子に髪を切ってもらいたいと・・・
どうやら彼女が髪を切ると、切られた男には福が訪れるっていう噂が立っていたようで、店に来る客は全て夕子を指名するもんだから
旦那はいじけてっていうか、昼からパチンコ通い、
そして夜は釣り三昧の生活、
 
これぞまさに“髪結の亭主”なんですが、夜釣りで家を開けてる隙に、酒屋の新ちゃんが、旦那がいないのをいいことに毎夜通ってきての不倫三昧
ある日、夕子の友達のオールドミスが40回目の見合いだから、あげまんのあんたに髪を切ってもらいたいと
そう美容院でセットしてるから下の毛をカットしてっていう事でなんと剃毛
表現的にはネガの反転で処理してるのはアイディア勝利ですね
でなんとお見合い性交、これでさらに評判が・・・
 
そんなある夜旦那はいないのでしんちゃんに電話したら田舎の司法試験失敗してるいとこを夜這いによこす
しかたなく家に帰った新ちゃんが見たのは、なんと夜釣りのはずの夕子の旦那と自分の奥さんが・・・
まさに因果応報って言うようなまとめ方で収束させてきたなぁって作品
掌品ながら可もなく不可もなくまとめた作品と言えるのかな
時間潰しにちょうどいい作品
個人的には3番手だか2番手no見合い女で出演されてる風間今日子さんしか知らない作品でしたが
新ちゃんの奥さん役の平沢里菜子のちっぱい何よかったなぁ
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2007年製作、日本ピンク映画、エクセスフィルム作品
新田栄監督作品
出演:瀬能司、平沢里菜子、風間今日子、本多菊次朗、丘尚輝、樹かず、津田篤
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カポネ

2021-06-04 23:03:46 | 洋画
映画のだ情報全く入れないから、ジャケットというか、トム・ハーディがあのアル・カポネを演じてるってことで
こいつは完全なる銃撃アクション作品で見逃したらアカンやつだと思ってセットレンタルに組み込んだのは
良かったけど、なんと全くの期待外れな作品だった
 
ってのも脱税で有罪になり、収監されて保釈されフロリダの屋敷で過ごした晩年の(っても未だに48歳なんだけど)
若い頃からのギャング生活での放蕩三昧のために、太く短く生きてきてたためか
14歳で梅毒にかかり、それが脳に行っちゃっていたんでしょうか
最晩年が、なんと48歳だったようで
 
その晩年の脳梅毒によって、早期の認知症に罹患してて
もう糞尿垂れっぱなしなカポネを演じるトム・ハーディを見せつけられる104分だった映画
こんな名実ともにクソ映画だとは思ってもいませんでしたが
そこは演技派のハーディですから、渾身の認知症のカポネを魅せてくれてはいるんですが・・・
 
FBIと密約してる主治医にカイル・マクラクラン、友人ギャングにマット・ディロンとハーディ日本拮抗する役者もそれなりに揃えておられるが
流石に脳梅毒の認知症のハーディに完全に食われていた映画だったような
これは銃声一発も聞こえない作品かと思ってたら
 
最後には完全に狂って妄想と幻想に囚われたカポネが自分用のだ特注のゴールドなマシンガンを
自分を守る使用人や家族に向かって撃ちまくる、弾倉に良くこんだけ弾があるんだってくらい撃ちまくります
ここであんまカポネを知らない私は、隠し金を探して家中に盗聴マイクを仕掛けてるFBIと銃撃するのかって一瞬期待したものの
それもなく、カポネは梅毒で一生を全うしたようですね
 
もう葉巻もなんもわかんなくなってて、マクラクランにニンジンを加えさせられて
オムツ丸出しでゴールドのマシンガンを撃ちまくるハーディのカポネなんてみたくはなかったんだよね
感謝祭で家族全員子供たちが走り回るオープニングとエンディングは敢えてシンメトリーにしていたようですね
 
2020年製作、アメリカ映画
ジョシュ・トランク脚本・監督作品
出演:トム・ハーディ、リンダ・カーデリーニ、カイル・マクラクラン、ノエル・フィッシャー、マット・ディロン
 
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日本独立

2021-06-04 17:51:36 | 邦画
どうしたんだろう、あの梶芽衣子さんの「女囚701号 さそり」で監督デビューして
その特殊な映像表現というか映像美学でこっちの度肝を抜いてくれた伊藤俊也さんが
本を書いて監督までしているんですね
まぁ得意な映像表現の監督だとおもっていたものですけども、どうなんだろう東條英機の東京裁判を描いた作品「プライド 運命の瞬間」を作った関係からの起用だったのかな
実にまじめにオーソドックスに撮ってて、あの気を衒った作品だった伊藤俊也はどこに行ってしまったんだ
って思わされる映画だった
 
いわゆるマッカーサー率いるGHQと戦後処理の幣原内閣との”日本国憲法“の制定を巡って
天皇の問題、国家として国防の軍隊をも持てない日本と言ったところで
GHQ主導で作られたアメリカのためのアメリカの日本国憲法と
日本人の矜恃とのせめぎ合い凌ぎ合いの映画を2時間強の尺と記録映像をデジタル修復して合成させて作った作品
 
日本国憲法のお話にサイドストーリーとして、憲法論議に加わらなく
吉田満の『戦艦大和ノ最期』を書いた吉田満のエピソードをサイドストーリーとして絡ませタナダ、当時の普通庶民の姿を描きたかったのかなぁ
なければ時の政府とGHQとのせめぎ合い凌ぎ合いをふくらませて濃い作品になっていたような気もする
 
私個人の貧相な知識というか、雑学として今の日本憲法はGHQに通訳として働いていた日系の若い法律とは無縁なトーシロなお姉ちゃんが書いたって聞いていたんですが
一応そんなモデルのお姉ちゃんも映画としてきちんと描かれていましたねぇ
『ワイマール憲法』を図書館から借りてきて読み耽るとか言ったシーンもしっかりと撮っていたようですね
 
憲法改定を云々されてる昨今に、敗戦国である日本を戦力無力化と天皇を象徴とするために
アメリカが意向をあからさまにして、それをあたかも日本が作りそれをGHQが承認するという
めんどくさい過程を踏んでいたのがよくわかるようになってる作品
 
個人的には大学の卒論とかで、白洲正子さんの存在を先に知って
その後TVとか映画とかで旦那さんの白洲次郎さんの存在を知ったっていう経緯があったもんだから
宮沢りえさんがその正子さんを演じられていたのはよかったけど浅野忠信に白洲次郎さんご本人が醸していたダンディズムさの欠片もなかったのはちょっと残念だったかも
 
2020年製作、日本映画、「日本独立」製作委員会作品
伊藤俊也脚本・監督作品
出演:浅野忠信、宮沢りえ、小林薫、アダム・テンプラー、ロバート・D・ヒース・Jr.、ベネディクト・セバスチャン、柄本明、渡辺大、松重豊、伊武雅刀、佐野史郎、石橋蓮司、大鶴義丹、青木崇高、浅田美代子、梅宮万紗子、野間口徹、奥田瑛二
 
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