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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

流血の抗争

2019-06-13 23:30:13 | 邦画
本日の13日の早朝のチャンネルNECOの「激震!強面列島70's」と言う企画でOAされた
宍戸錠主演の日活ニューアクション作品
ニューアクションとは言っても所謂無国籍アクションで売ってきたプログラムピクチャーに
お客が入らなくなり独自路線を作るより
プロットを登場一世風靡していた東映映画により良近づけるっていった社長の一言で生まれた路線ですので
ある意味プロットは完全に二番煎じになってしまうところ
当時の若手監督がプロットは東映映画の二番煎じではあるものの
そこに若者たちの生きざまの群像劇に昇華させていき
日活ニューアクションとして評価されてきてる訳で
この作品も「斬り込み」同様に東映Vシネマとして長谷部監督でセルフリメイクされているんですね

ニュータウンの建設や工場誘致の新興都市は、昔気質の一本独古の秋庭一家と志村組が仕切っていた
この町の新しい利権を求めて東京から乗り込んできた宇田川組は志村組を呑み込んだのを
遅れてはならじと進出してきた東京の大組織誠信会は秋庭一家になしをつけるために
郷鍈治を鉄砲玉に送り込んでくる
これによってこの街は昔気質のヤクザ一家を巻き込んで不穏な空気に包まれる中
秋庭一家の代貸で二代目を継ぐ宍戸錠演じる手塚が出所してくる

娑婆の空気はすっかり変わり果てていた
誠心会の内田良平演じる星野によって、秋庭組長は殺される、一家の娘婿は人質盃でとられ
手塚はある意味動きがとれないと言うか
星野の奸計で手塚は宇田川組を壊滅せざるを得なくなり
宇田川に殴り込んでる間に星野は志村組に殴り込み
大手同士で勝手に手打ちして街は完全に誠信会のものに・・・

梶芽衣子さんが実に女を前面に出されていたような
時代劇の大物役者戸上城太郎さんがラスボスなんですね
いや日活ですからねぇ結構なアクションシーンをちりばめていて
東映作品のようにクライマックスとしてのケレンにしてないんですね

ラスボスを倒すのになんと満身創痍の藤竜也と宍戸錠が座り込んで待つシーンが実にいい
って言うか宍戸錠と藤竜也って放免祝いでも二人して座り込んでいたような

1971年製作、日本映画、日活作品、大日映配配給
永原秀一,監督長谷部安春
出演:宍戸錠、佐藤允、梶芽衣子、三条泰子、藤竜、沖雅也、植村謙二郎、戸上城太郎、三田村元、玉村駿太郎、高橋明、長弘、雪丘恵介、市村博、亀山靖博、郷鍈治、深江章喜、内田良平  

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