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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

バンデラス ウクライナの英雄

2019-08-11 21:21:09 | 洋画未公開
最近良く見かけるロシア製の戦争映画だと思ってレンタルしてきたのですが
実際にロシアがクリミア半島に進攻し
親ロシア派の武装勢力とウクライナの正規軍との
今もにらみ合うウクライナ東部ドネツクを舞台にした戦闘アクションです

実話ベースのウクライナ製作のある意味プロパガンダ的な作品とはなっていますが
単なる内乱の戦争映画ではなくて、って一応は政府軍と親ロシア派との戦闘シーンは用意されてるものの
戦争と言うか内乱の戦闘地域で起きた親ロシア派のウクライナ正規軍に見せかけた民間人バス襲撃事件の真相を探るべく
前線に送られた地元出身の情報将校の真相を究明していくミステリー映画でもありました

ってことで珍しいウクライナの映画ですから俳優さんも全く知らない人たちばかりですし
この内乱の戦闘の歴史も良くわかっていませんのである意味面白味は半減してるとは思います

政府軍が駐留するウクライナ東部ドネツク州で一般市民を乗せたバスが何者かに砲撃されるところから映画は始まります
現地では政府軍の仕業という噂が流れ、政府軍に潜り込んだロシア人活動家ホドックの仕業と見た政府軍の上層部は、
地元出身の諜報隊大尉バンデラスとその部下を工兵として現地に派兵する
軍規の乱れた前線の様子に眉をひそめるバンデラスでしたが

ってことでバンデラスっていうのはアントンのあだ名で昔ながらアントニオ・バンデラスににてることからついたあだ名で、彼はこの村の出身者であり
今も幼馴染みの友人や恋人が村で生活をしており、政府軍の駐留基地と村への秘密ルートも熟知していたりする

そんな中で一人の政府軍兵士の死体が発見されて・・・
その手口から兵士殺しもホドック一味の仕業と睨んだバンデラスが、
政府軍の駐留部隊員を探ったり、
かつての恋人や幼なじみと再会しながら真相を探るという中で彼の部下である情報兵士を一人、また一人と失っていくにつれて
政府軍に裏切り者が要ることを突き止めていくと言う戦場を借りたミステリーみたいな作品

113分も尺があるんですがミステリー仕立だけでなく戦争映画としても砲撃や戦闘シーンあり、カーアクションもあり、
主人公の活躍によって村人たちが親ロシア派からの無差別攻撃からたすけられたりと
実際の内乱の様子をここまでの娯楽として楽しめる作品に昇華させてるのは見事でした

2018年製作、ウクライナ映画
ザザ・ブアヅェ監督作品
出演:オレグ・シュルガ、ユリア・チェプルコ、オレフ・ヴォロシェンコ、ニコライ・ズメイエフスキー

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