MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

不倫は蜜の味〜夜まで待てない〜

2020-06-07 23:54:38 | ピンク映画
6月5日の東映チャンネルの深夜枠っても6月6日の午前0時からのOAでしたが
OP•PICTURES+の2019年のフェスで公開されたR -15版では「言えない気持ちに蓋をして」というタイトルで公開され、今回同じくR–15でのTVOAでのタイトルがこの「不倫は蜜の味 夜まで待てない」という事で
ピンク劇場でのR–18版では「ホロ酔いの情事 秘め事は神頼み」って言うタイトルでしたが
 
川上奈々美主演、深澤浩子脚本、竹洞哲也監督の黄金トリオが「義姉と女子大生 密室の吐息 (つないだ手を離して)」以来再びタッグを組んで
昨年のOPフェスで上映されたのが「言えない気持ちに蓋をして」でした
やっぱ最近のOP映画は強いよね、実にR–15作品としては実にいい作品を作りますよね
濡れ場もある意味セーヴというか、ソフトかされてて
実に一般映画としても遜色ないよね
こう言う作品を見てしまうと、何だよね古いピンク映画を見ても見てるこっちに感興が寄与してこなくて
ただエロを中途半端に見せられたって言う気持ちにならざるを得なくて
映画を見させて(敢えていい映画とは書きませんが)もらったなぁって言う気持ちになれないのが残念ですが
やっぱそれでも見逃してきているピンク映画は見たいよね
 
たった6人の登場人物で、出てる女優さん三人はきっちりと脱がしてくれてて
そこはピンク映画の原則は曲げないわけですが
でもこのまま映画トップに川上奈々美さんのがお名前がクレジットでは来るんですが
実質相澤ゆりなさんの映画だったりするんですね
 
登場人物の心境がみんないい
バイト先の居酒屋の店長と不倫するものの、彼を愛してどーにもならない相澤ゆりなさん
その奥さんでオットの浮気を知ってでも動こうとしない川崎紀里恵もいいなぁ
櫻井拓也クンも後輩の相澤さんを思いつつも彼女の気持ちを知っているために公道に移せずにいるわけで
そう言う意味では櫻井クンと川崎紀里恵さんとの情事は傷を舐め合う者同士の束の間のというか衝動的な連帯感っていうのも実にいい
 
さて主演の川上奈々美さんですが中学時代に友人に心ない一言を言って、友人を死なせてしまったトラウマから逃れられず
引きこもりって言うわけではないよな神社の賽銭箱の後ろに隠れられるし
ま、ある意味酒に自己逃避してると言うか、アルコール依存で自分の心を隠してるわけで
人嫌いでもないようで
神社にお参りにきたイワヤケンジさんと顔さえ合わせなければ普通に会話できてるし
 
ピンク映画の常で最終的にこの日二人が最後に肉体的に結ばれて終わるんだって言う定石を
川上奈々美さんの妄想セックスで終わらせて現実この二人を絡み合わせないって言う外し方が実にいい
これで二人が肉体的に結ばれて終えたら
こんな爽やかな気持ちでこのブログ書けていないし
女ココロというか、人間の結びつきの機微を心得た深澤浩子の真骨頂なんですかね
 
TVOAとしては珍しく多少のボカシはかけてるものの川上奈々美さんのヘアがほとんど丸見え
東映チャンネルの英断に拍手
切り口の違う記事はコチラ
 
2019年製作、日本ピンク映画、OP•PICTURES作品
深澤浩子脚本、竹洞哲也監督作品
出演:川上奈々美、相澤ゆりな、川崎紀里恵、イワヤケンジ、津田篤、櫻井拓也

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 乱暴な記録 | トップ | Ms.パニッシャー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ピンク映画」カテゴリの最新記事