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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

無法者の島

2024-12-30 17:34:53 | 邦画
これは完全ホットでのブログアップになります
CSの衛星劇場での“幻の蔵出し名画館”と言う番組で本日30日のお昼にエアチェックしといたものノさらに録画視聴です
鶴田浩二さん主演ということと松竹の資本です作られてる衛星劇場でしたから松竹映画だと思っていたら
なんと大映映画だった
 
この映画が作られてる1956年は松竹・東宝・新東宝・東映・大映の五社協定でスターの他社出演を規制と日活への俳優締め出しも兼ねてた時代です
鶴田浩二さんはもうこの時代から松竹を離れていたんですかね
クレジットでも(松竹)とは書かれていませんでしたがフリーになっていたのかな新東宝作品にも顔出されていたし
ってことで専属含めて鶴田浩二さんは日活以外の作品に出演されてた方だったんですね
 
大映のロゴマークから『よさこい節』のメロディーがBGMでしたので
舞台は高知のどこかの島だとわかるように
その島ではいわゆる牛と牛を戦わせる闘牛が盛んで、そんな牛の取引とか競売まで行われる島に
闘牛で金儲けしてる暴れ者の黒川弥太郎演じる博労の兵がその腕力を利用して横綱牛を競売の半値で持ってってしまう
 
そんな島に鶴田浩二扮する都会の優男が現れて、兵の妹の海女から普通の服に着替えるとこに・・・
兵の横暴に困った教師と村長と駐在さんがこの流れてきた男を行方不明で捜索願いが回ってきた柔道六段の猛者に仕立てて兵の動きを牽制しようと
優男に持ちかけるとアルバイト代と危険手当出ればって引き受けてくれて
それを信じた兵も無謀な動きを控えるようになるものの・・・
 
そこは映画ですからこの2人の男の牽制を主体にして優男の宿泊してる旅館の後家さんに兵は惚れており
兵の妹の海女と優男が恋に落ちるのも映画の基本プロットでして
最終的に兵ノ牛が負けたことによって優男と兵との対決がクライマックスに
いきなり鶴田御大の背負い投げが決まって・・・
 
ここで見てる人には全てわかるように
実は優男が実は本物の行方不明の柔道六段だったわけで
2人の男の恋も成就してっていう映画
まぁ1956年の作品ですから毒にも薬にもならないシノプシスの作品だったかな
見てる分には不満はない作品ですがもう少しメリハリがつけられてると良かったと思える作品でした
 
1956年製作、日本映画、大映作品
枝川弘監督作品
出演:鶴田浩二、黒川弥太郎、角梨枝子、青山京子、竹里充子、加東大介、坂本武、見明凡太郎、左卜全、井沢一郎、十朱久雄
 
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ブルーピリオド

2024-12-29 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画での視聴です
が、これも漫画が原作でさらにアニメ化されてからの実写化作品と最近の邦画の典型的な足跡を踏んできてる作品
なお原作漫画は”マンガ大賞2020“を受賞しており原作者の山口つばさの実体験を漫画として発表してる作品だとか
まだ原作の連載は終わってないそうで、映画はその一部を実写化してるようですが
一応第一章終了っていう感じでこれだけで一応映画としては完結してると言っても良い作品であるし
続編作っても問題ないようですが・・・はてさて
 
っていうことで、映画の情報を入れて無いのでまさか主人公が高二で絵を描くことの楽しさに触れて芸大目指してお受験する映画だとは思ってもいなかったけど
まぁ見始めたらこの映画の持ってる世界観にどっぷりハマっていたのは 眞栄田郷敦の力量によるものだったのかも
前半はどこにでもいそうな高校生で酒もタバコもそして家庭の事情から国公立大学にしか受験できないのでそれなりに成績優秀な生徒
 
あることってもそれが本タイトルにもなってる“ブルーピリオド”の遊び呆けてオール明けの渋谷の町全体がブルーに見えるところからきてるのね
っていうか再開発中の渋谷も大分様変わりしてるようですね、全く私の知らないような景色だった
最近は新宿しか行かないから世界堂前でのロケはすぐわかりましたがな
ってかこっちもタイトルからも芸大お受験のお話って見えてなかったわけね
そんなエセ優等生がオールでの遊びをやめて芸大一筋にっていうのを周りも支えていくのよね
つるんでた悪ガキ自体も彼に吊られて将来を見据えた進路先をみつけるシーンもあったりして
 
江口のり子さんは何を演らせてそのひとに見えるのがすごいよね
しかし薬師丸ひろ子さんは美術のセンセには見えんかったって、やっぱ過去のイメージがあるからねぇ
 眞栄田郷敦のお父様は世界の千葉ちゃん、父親より演技派ですよね体躯も父親譲りだし
ってことで性同一性の美大志望の友人と裸でのエピソードがまさかの二次試験に役立つとはねぇ
ここは原作含めて(多分)出来過ぎ
 
まぁ芸大はアーティストを目指す人の最高登竜門ですからねぇ
高校2年からっていうのは相当現実では無理くりなお話ですけれど
そこはフィクションですから自分と向き合い己をしり尽くして臨んでのめでたしめでたしのお話ですから
映画的な感動話としてはそれなりに作られていましたが
リアリティとフィクションとしてのクライマックスとしての感動が薄いのが難点ではありますが
そういうことで泣かせる映画ではなかった点は個人的には買いです
 
2024年製作、日本映画、映画「ブルーピリオド」製作委員会作品、WB配給
萩原健太郎監督作品
出演: 眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、中島セナ、秋谷郁甫、兵藤功海、三浦誠己、やす、石田ひかり、江口のり子、薬師丸ひろ子
 
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先生の白い嘘

2024-12-27 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
また先日見た「告白 コンフェッション」と実は同日二次使用のDVDがリリースされてたものの、なんとその作品では三人しか登場人物がいないにもかかわらず、全く一言のセリフもなしで
ただ殺されるだけでの演技を見せてくれてた奈緒さんという女優さんの主演映画だったのでこれまたどんな演技を見せる女優さんなのかという興味もあったので見てみようって思った要因の一つでもありました。
 
この映画もまた原作が漫画だったのね、それも原作発表はなんと2013年から2017年まで連載されてたそうで単行本8冊の長編だったようで
それもそれなりにセンセーショナルな話題の漫画だったとか
漫画も見ないし、映画の事前情報も全き入れない私ですから
見る前にはあの「高校教師」の男女逆転ヴァージョンみたいな作品だと思って見始めたものの
全く違う作品でさらにそのセンセーショナルな内容におどろきもものきさんしょのきでありました
こんなゲス男を風間俊介さんが演じてるとは
アップの時に鼻腔が膨らんだりと彼もかなり入れ込んでた演技このゲス男を演じていたんですね
 
まぁ性の男女の捉え方と一般的な認識と言ったものがある意味ひっくり返させられる作品でしたが
確かに生徒と関係を持ってしまう女教師でもあるし、男に隷属刺せられてしまう女でもあると言う
実に女とは・・・・っていう性の不条理もさることながら
個人的には理解してるようで理解できてない女の性というものの本質を突きつけられた作品だったかな
 
多分に原作者が女だからこういう女というものを描けたし
性的に格差がセックスには存在しうるんだっていう不条理な不文律がそこには太古の昔からあったんだって突きつけられた感が強かった気がする
 
まぁ一応R -15の指定を受けてるもののセックスシーンで脱げていない女優さんって出演した意味があったんだろうかって見てて思ったんですが
そう思うこと自体が性の格差を持ってる男だから言えることなんだよって
意図的にそういう演出をあえてしたんだろうってブログ書きつつ気づかされた
 
2024年製作、日本映画、映画「先生の白い嘘」製作委員会作品、松竹配給
三木康一郎監督作品
出演:奈緒、猪狩蒼弥、三吉彩花、田辺桃子、井上想良、小林涼子、森レイ子、吉田宗洋、板谷由夏、ベンガル、風間俊介
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静かなるドン 第5章

2024-12-26 20:08:08 | 邦画
昨年本宮泰風さんの総合プロデュースで劇場版として作られた新田たつおの原作漫画の映画化作品を4本のDVDに分割再編集してライツキューブからリリースされた「静かなるドン」一応鬼州組の初代と二代目との抗争を描いた作品の続編が

前に香川照之さんでVTRとしてリリースされてたものもありますが
あちらは下着メーカーのデザイナーとして昼は堅気のリーマンで夜はグラサンで顔を隠しての新撰組総長と二つの顔を持つ新撰組二代目近藤静也のお話を
個人的にはなんでこの時期に再映像化したのじゃわかんなかったケド
これくらいライト感覚でいわゆる任侠女子の食い止めを画策してるんだって思えるようになりました

コテコテの任侠ものはやっぱ女子受けせんしねぇ
こんなライト感覚がいいのかな
今作はその続編で鬼州組三代目からいわゆる今時の締め付けのきびいしいヤクザが生き延びるには抗争ではなく手を取り合うんだっていうことで手打ちを相談されるとこから
一応登場人物の再確認と新規配役の紹介的な作品だったのね

木村圭作さんが鬼州組の武闘派で相変わらずの激論ぶりで三代目を尻目に山口祥行さん演じる殺し屋”J“を雇って近藤静也の命を狙わせるのと
なんかJKまで出てきて・・・
どう言った展開を見せてくるのでしょうか

個人的にはこの「静かなるドン」自体好きではない作品なんですが
こう言った任侠ドラマが作られるっていうこと自体いたって稀有ですから一応は見るには見ますが今回も4話完結みたいですね

2024年製作、日本映画、映画「静かなるドン2」製作委員会
本宮泰風総合プロデュース、山口健人総合監修・脚本、鳴瀬聖人監督作品
出演:伊藤健太郎、筧美和子、深水元基、本宮泰風、三宅弘城、坪倉由幸、新谷ゆづみ、山中柔太朗、久保田悠来、マギー、木村圭作、藤井アキト、森下能幸、山口祥行、渡辺いっけい、筒井真理子
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東京騎士隊

2024-12-24 17:48:25 | 邦画
YouTubeの日活フィルム・アーカイブから期間限定で配信されていたのを拾った作品
あとは高橋英樹さんの「男の紋章」と石原裕次郎さんの「鷲と鷹」ですが個人的に裕ちゃん映画は好きくないもんで、「男の紋章」シリーズ全作チャンネルNECOで拾って見てるものの何度見てもいいもんですね、実によくできてる作品ですよね
 
この映画1961年の2月に一般公開されてた作品で、和田浩治さんはこの時代日活では石原裕次郎さんを長男として次男に小林旭さん、三男に赤木圭一郎さんそして末っ子の和田浩治さんと言う布陣でアクションカラー映画を月一の割合で日活直営館の番線A面映画として、さらに吉永小百合さん筆頭に松原智恵子さんや芦川いづみさんらの女優陣の青春A面映画とこの世の春を日活としては送っていた時代でしたが
 
なんとこの映画の公開期間に赤木圭一郎さんが不慮の事故によって逝去されて裕次郎さんもスキー事故に遭遇しており、日活直営館のA面映画の番線を埋めきれずに穴を開けてはと
無国籍アクション路線が危機に瀕した時に新たに当時脇でその存在感を顕著に示していた宍戸錠さんとB面主演俳優だった二谷英明さんを加えてニューダイヤモンド路線として発足していったものの
 
そんな中で一番年下であった和田さんがかなり無国籍な西部劇もどき作品とか、小僧シリーズとか一応はダイヤモンド路線作品に出演されてたものの
その存在感がだんだん薄れていったためと
時代がTVに流されてそちらに活路を求めていくものの
お若くして病死されると言う運命に弄ばれた感が強く
あんまり人気が出なかった俳優さんが和田浩治さんでした
 
見終わって周辺検索してみたらなんと和田さんご自身も17歳とこの映画の主人公とタメの役だったようで
一応高校生の役っていうことでしたが
劇中ではアメリカ帰りってことでジープを運転して登校するは
土建屋の二代目組長を継承するわで、ギャンブルするだけでなくクラブで飲酒するわって言う
今ではコンプライアンスで問題になるようなシーンがあったりと
結構緩い作品でしたが
 
今調べたら当時は16歳で軽の免許が取れたようですね
まぁ時代的に集団就職で中学出て東京に就職してきて仕事に関して免許が無いと・・・って言う配慮も時代的にはあったんでしょうね
二輪も16でってコレは今でも一緒か
 
同級生の役としてヒロインに清水まゆみさん、なんと4歳も年上だったようですが
悪役に日活では相変わらずの金子信雄さんと名前は善だが悪党のボスに嵯峨善兵さん
学園ものと日本列島改造論の角栄さんの政策に則っての日本列島改造の土建屋の工事談合の悪を退治すると言ったかなり欲張ったプロットでしたが
 
ってついでに言っておきますが原題は「東京騎士隊」”騎士隊“と書いて“ナイト”ってルビが振られているので「東京ナイト」が正式タイトル
主人公がラグビーにフェンシングに剣道とスポーツ万能なとこから来てるようですが、なんと入部するのは軽音楽部でピアノの名手って言う設定
さらに土建屋さんの高校生社長で
専務の金子信雄に義母を寝取られ、さらに嵯峨善兵の敵会社に吸収合併させられそうになると言うお話に
さらに欲張ってなんとヒロインの清水まゆみさんは嵯峨善兵の娘さんと言う設定でロミジュリ要素など入れ込んで来てるんだけど
あんまりおもろうないアクション映画としても悪党側は拳銃撃つものの徒手空拳の和田浩治には全く当たりもしない
ってかすりもしないという果てにグウーパンチでのされて終わりちゅうどこか中途半端なんだよね
 
まぁ今まで触れて来なかったんだけどこの映画鈴木清順さんが監督だったんだよね
色彩的にそしてショット的に清順さんらしさがこの作品でも散見できるんだけど
ストーリー的には本当にささらない作品だったなぁ
 
1961年製作、日本映画、日活作品
鈴木清順監督作品
出演:和田浩治、清水まゆみ、小沢昭一、祢津良子、近藤宏、かまやつヒロシ、細川ちか子、ジョージ・ルイカー、嵯峨善兵、杉山元、亀山靖博、東恵美子、雪丘恵介、小沢直好、木島一郎、緑川宏、上野山功一、永井文夫、近江大介、浜口竜哉、水上早苗、金子信雄、南田洋子
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風雲七化ケ峠

2024-12-23 17:05:05 | 邦画
YouTubeの新東宝チャンネルで2週間限定で無料配信されたこの作品
なんと公開当時は分かりませんが
この令和の時代でのでウリは伝説となってる新東宝出身のバンプ女優三原葉子さんのデビュー作というのがウリになってるようで
こっちもそれに釣られてブログ記事に1日二本って自分に課してるわたしには格好の素材っていうことで見させてもらいました。
 
なんと一応三原葉子さんのデビュー作はなんと時代劇だったのね
主演はアラカンこと嵐寛寿郎さん
なんと律儀なお侍さん
そして三原葉子さんのウリであるハダカシーンもあるにはあるんですが
脈絡もなく逃がせるのが新東宝のでお家芸ですから
一応手ブラで水浴みするシーンだけですよね製作が1952年ですからねぇ
 
90分の尺の映画ですが
基本プロットはお宝探しの映画ではあるんですが
オープニング旅人さんが茶店で荷物を盗られてその荷物を巡ってアラカンさんが海道の旅人巻き込んで荷物を取り返してやるものの
片目の泥棒さんがさらに荷物を追ってきて旅人さんは命を落とす真際に故郷の妹に江戸の土産のこの荷物を届けて欲しいっていう遺言を守って・・・
 
荷物の中身も確かめずに届けるアラカンさん
一応ヒロインの三原葉子さんは山に篭り誰も寄せ付けない
親戚の名主、そして片目ので盗賊とので三つ巴の宝探しが展開されていくんですが
どこの誰の宝でどこにあるのかも、こう言う展開なかなぜにこう言う展開なのかも
全く説明もなく映画は展開してゆき謎が謎のまま映画は終わっちゃうと言う見終わっても呆気に取られる作品でした
 
1952年製作、日本映画、新東宝作品
並木鏡太郎監督作品
出演:嵐寛寿郎、杉山昌三九、澤村昌之助、三原葉子、清川荘司、深川晴美、富田仲次郎
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流星空手打ち

2024-12-22 17:05:05 | 邦画
昨日見た、健さんのデビュー作「電光空手打ち」の後編ですが、今調べるとどうやらこの健さんデビュー作品はもう一本の時代劇と一緒に三本立て興行で正続編ともに同時公開されていたようですが
冒頭にちゃんと前編のあらすじが組み込まれているんですね、地方興行での同時公開されない時のための布石だったのじゃないかな
 
てことで続編は舞台を沖縄から東京に移しての東京編となっておりまして、名越先生の博覧会での演舞を見ている知倒流の赤田たち、その後ろで立ち見をしている健さん
その健さんを見つける剛柔流唯一の高弟神田隆に見つかって浦里はるみさんも東京に来てることを知らされるのだが
今ではルンペン暮らしの自分のたたずまいを恥じて逃げる健さん
ルンペンってもう死語ですよね今流に言うとホームレス
 
なんと健さん前作に引き続いてるからこの浦里さんに、さらに知倒流の藤里はるみさん
そして東京で世話になる波島進ので妹や芸者の姉さんにも慕情を抱かれると言うような設定になってるのはいいとしても
 
いやしつこいよね知倒流の連中は
ってことで右翼の大物の後ろ盾を得て健さんをあらゆる手段を使って探し出してくるし剛柔流に勝負を挑んで来る
ってことで最終的にはクライマックスとして健さんが編み出した流星の型に赤田が破れて映画は終わる

そんなわけで映画としては勧善懲悪的なプロットに終始してるわけでプロットとしては単純明快なっていうか、ある意味後々東映の任侠路線にもつながるような我慢劇でもあったのじゃない
って言う映画、なぜに60分の二本にしたのかわからないけどこれって90分くらいの一本になるよね
 
1954年製作、日本映画、東映作品
津田不二夫監督作品
出演:高倉健、浦里はるみ、藤里まゆみ、波島進、神田隆、花澤徳衛、左卜全、春日とも子、岩城力、日野明子、曾根秀介、小島洋々、藤井貢、須藤健、山形勲
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電光空手打ち

2024-12-21 17:05:54 | 邦画
高倉健さんの映画デビュー作品ですね
この作品は60分程度でじつは二本撮りの二部作品で「流星空手打ち」と健さんのでクレジットには(新人)合作付いている
なんと三人一緒ですか
浦里さんと藤里さんに思われる役所でしたが藤里さんとは敵対関係になり浦里さんとの恨みもあるような

舞台は大正末期の沖縄がこの作品の舞台となっており
沖縄空手の知倒流の高弟で高倉健さん演じる忍勇作が、山形勲演じる剛柔流の師範名越義仙に実戦での戦い挑むが、彼の戦わないのが空手であるという信念で、彼の隙のない構えに手が出せず、戦わずして負けを認め、
知倒流を離れて義仙の弟子となるところから始まるものの
弟子になるのに外で座って待つっていう完全あるあるの展開でしたが

そんな剛柔流が東京の博覧会に出演がきなった関係で知倒流が怒り心頭とばかりに絡んでくるものの
名越は三十六計を決め込むが忍は相手になってしまうので破門扱いに
東京に旅立った名越の留守に知倒流が忍にちょっかいを出すが・・・
彼らに絡まれて東京行きを阻止される忍はついに彼らと一線を交える

健さんのでデビュー作としてつとに有名な作品ですがわたしにはなぜか初見です
って見る機会はあったものですが敢えて見てこなかった
今回丁度没後10年メモリアルとして東映チャンネルでOAされたのをエアチェックしたのですが
沖縄ロケしてる感じもするもののどうなんだろうっていう景色ではあるのがなんとも
次作は東京編となるようで・・・

まぁ擬闘の空手は一発必殺のようで完全に健さんに突かれたら倒れる寸法でしたが
モノクロスタンダードでもあり夜のアクションシーンは暗くて見づらかった
しかし映画俳優はいいよね20代の動く健さんが見られるんだから

1954年製作、日本映画、東映作品
津田不二夫監督作品
出演:高倉健、浦里はるみ、藤里まゆみ、神田隆、佐々木孝丸、北峰有二、瀧謙太郎、岩城力、小塚十紀雄、澤彰謙、加藤嘉、山形勲
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蜘蛛の瞳

2024-12-20 19:14:35 | 邦画
これって見てる記憶はなかったんですが
もう最後近くやくざの親分の諏訪太郎が僧侶衣装で道路を走ってきて哀川翔たちに挟まれて射殺されるシーンに既視感があったので見てるんですね
でも全くここまでの記憶もなんもなかった
ただこのシーンで”見てたんだ“って思っただけでその後のにも全く記憶は無い
 
まぁどうでもいいけど昨日見た黒沢清監督の「蛇の道」と対をなすこの作品
哀川翔が前作の新島を演じてるっていうつながりだけでしたねぇ
一応誘拐され殺されて娘の仇を6年かかって成し遂げたって言うこと
そうなんですその誘拐犯に寺島進さんが扮してるもののなんと全く台詞なし
ガムテで口から手から足までグルグル巻きで最後に射殺される
今回は拳銃を闇の商人から購入するというシーンが撮られていましたが、コレがその後の展開への伏線だった
 
娘の復讐を果たしたことで生きることの意義を喪失した哀川翔に高校時代の同級生ダンカンが現れて自分の会社に誘う
その会社でやる仕事は毎日ただただ書類に判を押すだけだし、若い社員の阿部サダヲはロラーブレードで会社内をグルグル回ってるだけという
しかしその実態は依頼が来ると冷静に殺しを請け負う殺し屋集団だった
 
一応下請の実働部隊でその上になんと連絡係として大杉漣さんがおり、さらにボスとして菅田俊さんが存在してる
ダンカンの女房でターゲットを誘惑してくる役に佐倉萌さん、哀川翔の奥さんに中村久美さんと今作では女優さんも粒揃いでしたね
 
まぁ役者としてはそれなりに揃えているのはいいとして彼ら彼女らになんか演りたいように泳がせているようで
絵的にとりとめなく綴っていくって言うように撮っていたんでしょうかっていうような作品だったかな
上に書いたようにターゲットとなった反社ので親分が僧侶衣装であったりと
 
まぁ劇中色々と娘の幽霊である白い物体がインサートされてるものの最後にその正体見たり枯れ尾花だったっていうオチも良かったっていうか
今作でも最後に女優さん1人をこの作品でも血塗れにしてくるんですね
っていうかこの作品でも一人生き残るのは哀川翔さんってことなのね
 
1998年製作、日本映画、大映映画作品
黒沢清共同脚本・監督作品
出演:哀川翔、ダンカン、大杉漣、菅田俊、寺島進、中村久美、梶原聰、阿部サダヲ、佐倉萌
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蛇の道(1998)

2024-12-19 17:51:34 | 邦画
ほとんど映画の情報を入れないんですが、この1998年に製作された哀川翔さん主演の大映映画「蛇の道」が黒沢監督のご自身に寄ってフランスでセルフリメイクされたのが日本でもこの夏に公開されて、現在は配信で一般に見られてるって
DVD化はまだですが私が見られるのはいつ?

ってことでじつはオリジナルの1998年版の日本映画の方はこの作品の続編となる「蜘蛛の瞳」と一緒になぜか
そうなんです本当にいつ購入したのか私自身にもわかんなくて
何か他作品を未見の山で探す時にいつもの見ていたので引っ張り出してきての子のブログの二部様の記事にしたいなっておもっていたのがようやっと・・・

なんとも不思議な映画(多分にVシネマとして作られたものが劇場公開されたってことでの映画本編扱いです)でして
最後にもう一回もとに戻るっていうけど
やっぱ最後にならないと意味が分からないように作られており
結構高橋洋さんが脚本の段階で相当に練りに寝られたってかいうのがなんとなく

まぁ8歳になる娘がいわゆるやくざのスナッフビデオ撮影のために拉致されて
撮影のために凌辱の果てに殺された男の復讐がメインテーマになってるようですが
一応哀川翔さん派塾講師それもかなりいかがわしい公式で世界を語るような年齢も職業もマチマチな連中が指導を受けてるものの
一応堅気ですよね
そんな翔さんが娘を惨殺された父親香川照之を助けて犯人と思しきやくざたちを拉致してきて・・・
まぁ最終的にクライマックスでは拳銃がドンパチってことなんですが
そんな堅気がどうして拳銃持ってるんだって言う突っ込んじゃういけないことはお約束だとは知ってるけど
やっぱ違和感は拭えないし

やくざので上級幹部たちをさらにいとも簡単に二人して拉致して来れるもんだと
執拗に監禁してトイレにも行かせずにその場で排泄させて人間的の矜恃を壊そうっていうのはわかるけど
それに乗っかり嬉しそうな香川さんの演技がうまい
そしてトーシロの堅気にしても手際の良い哀川さんとかの対比の妙も見せどころだったようですが

最後にドンデンがあるのね
そこでもって哀川翔さんの正体も知れる寸法ですがやっぱこの手際の良さは突っ込みたくなるよね

1998年製作、日本映画、大映映画作品
黒沢清監督作品
出演:哀川翔、香川照之、下元史郎、柳ユーレイ、翁華榮、砂田薫

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