from Los Angeles 世界を飛び周る美容人 Season 1

日本を飛び出して Los Agelesで26年、、 美容人、SeyfertUSA 山田 実の日々

美容師の仕事、その2

2007-05-16 | Weblog
アメリカと日本の美容師の違いとは。。

絶対的に社会的地位の違いです。

日本の美容師さんは、髪結いさん、床屋さんから始まっています。

どちらの言葉も内容も、江戸時代末期、明治時代には、社会的に認知されていない職業でした。

アメリカの場合。尊敬される職業は、技術職、専門職、いわゆるスペシャリストです。そこから美容師という職業は始まりました。

渡米当時、アメリカ人のお客様が、「私の子供は車の修理工よ。スペシャリストよ。」って自慢げに話をしており「へーっ」と思った記憶があります。

ここで暮らしていると、職業は美容師ですというと、いい仕事だねとあらゆる所で言われます。

後は、収入の違い。当然、スペシャリストの収入は他の職業に比べて多いです。

年収、3000万、4000万の美容師さんも少なくはありません。お店を持っているわけではありません。働くサロン美容師としてです。

スペシャリストとしてお客様と接する職業として収入が高いのは当たり前だと言う考え方です。

俗に言うプロ意識という点ではそういう美容師さんは、それはそれはすごいものです。

こういう風にいうと、日本の美容師さんは、ヘアーカットがうまいの?ヘアーカラーがうまいの?となりますが、全く論点が違います。

自己主張、一般知識、自分をよく見せる事、その他。お客様を引き付ける努力、勉強、パフォーマンスはたいしたものです。

技術は日本の美容師さんは世界一です。

しかし技術にこだわっているといつまでたっても世界の舞台で日本の美容師さんが活躍することはないでしょう。




<Photo> 無題


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1 コメント

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納得~ (でんすけ)
2007-05-17 22:15:32
 
ん~ん!と、つい、うなずきながら読んでました(^^)

日本の美容師さんの技術は世界一!!

そうですよね!!

でも、技術・理論だけではない。

山田さんが言われる一般知識・自己主張・お客様をひきつける

ための努力・パフォーマンスetc・・・

人一倍それ以上のものでしょう。

努力は誰よりもまけない。

技術・理論をしっかり持っているのであれば、それをもとにプロ

意識を高め、自分自身をプロデュースする。


言葉では簡単なことですが、一言で終わらせない!!

自分に言い聞かせしま~す。

P.S   いつも、山田さんのブログにひきこまれてます。
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