先日、親友のお父様が亡くなられたお話をいたしましたが、
そのお方のご兄弟から頂いたのが
今回のネタ タンノイ「アランデル」です。
今から27年前の1995年、親友から
「ねぎやん、深谷の親戚からスピーカーいらないか?と
言われているんだけどもらってくれる?」
えっ、くれるの?じゃあもらいますとなったわけです。
深谷まで車で1時間半、1台50Kg近くあるスピーカーを目の当たりにして
これ、2階から降ろせるのか?
なんて思いましたが、まだ若かりし頃、ぜんぜん楽勝でした。
我が家では、最初に2階に上げるのは一人でやりましたしね。
ホント、若かったなあと思います。
そんなことで、我が家に来たのが、1995年の11月4日なのでした。
それから数年して、私の隣の部屋にアンプとかを置いていたのですが、
その部屋を他で使うかもと家族に言われたので、あえなく撤退、
それから十数年間、物置で眠っておりました。
今回、その親友のお父様が亡くなられたのを機に、
もう一度、氏の好きだったジャズを聴こうかななんて思い、
一度目のオーディオ復帰は撃沈しましたが、今回は
入念に下準備をして、無事物置より2階に据え付け完了しました。
鳴らしてみると、やっぱり大型フロアスピーカーは音が違う
余裕で鳴っている感じです。
隣で、親友のお父様も聴いてくれているかな?
喜んでいてくれると良いのですが。
オマケ
タンノイ アランデルは、アーデンの後継機種でして、
アメリカタンノイ時代の通称ABCDEシリーズの
最終期にあたる1980年代後期のものです。
当然1オーナーですが、サランネットが切れていたことや、
ウレタンエッジの劣化、外装の痛みがけっこうありましたので
すべて補修いたしました。
また、エンクロージャーの中に仕切り板を1枚入れて、
締まった低音が出るように改良してあります。
アンプはNAIM NAIT2と言う
ロジャースLS3/5とのペアで超有名な
小型アンプですが、とてもナチュラルで
アナログとしては十分です。
デジタルは、プリが必要になってきますが、
そのままでも、そこそこで鳴ってくれます。
(プリを入れてデジタル臭さを消してあげると良いです)
真空管も試しましたが、現在はラフにならせることから
トランジスタアンプを使っています。