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わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

カンレンボク

2013-11-08 21:26:50 | Weblog

         

      私ならポンポンの木と名付けたい旱蓮木の種の真ん丸

 明日と明後日はわが町の「秋の文化展」です。私たち茶道仲間はお茶席を設けます。その準備のため友達の持ってきた花に驚きました。まるで毛糸で作ったポンポンそっくりです。ポンポンの木かと思ったら「カンレンボク」漢字で「旱連木」と書くそうです。しかも花のように見えますが花ではなくて、花びらみたいなものの根元に種がありました。珍しいので茶席の入口に飾りましたが、私はポンポンの木と名付けたいです。

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栄養失調

2013-11-07 21:15:35 | Weblog

           

         ロシアでの父の死亡の原因は「栄養失調」あまりに哀し

 ロシアへ慰霊巡拝をした際、父の死亡原因を尋ねたところ、「神経痛」となっているけれど詳しく調べて後日送りますと団長が言ってくださいました。その結果が届きました。封書の中には、ロシアより届いたロシア語の個人資料4枚とそれを翻訳されたもの等が入っていました。いろいろなことが記録されていましたが、「栄養失調により死亡」 の文字を見て胸が詰まりました。食べ物も与えられず死ぬまで働かされたというこの現実・・・ロシアの森に埋めたはずの憎しみがまた新しく蘇って来る思いでした。

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土瓶蒸し

2013-11-06 20:32:56 | Weblog

   

         松茸は中国産かと思いつつレストランにて食む土瓶蒸し

 太極拳の仲間と食事会をしました。日本料理のなかなかしゃれたお店で、とくに器が綺麗でした。そこで今年の初物「松茸」を食べました。といっても土瓶蒸しの中に3片の松茸が入っているだけです。味も香りも今いちで、この松茸は中国産かな?なんて思いつつ食べました。このごろ新聞・テレビが食材の偽装事件をさかんに報じていますが、いったいどうなっているのでしょう。悲しいことですが、日本にも信じられるものが無くなりつつあります。

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母の形見

2013-11-05 21:48:29 | Weblog

         

        一度でもわれが着むとて直したり母の形見の色留袖を

 生前母が「これは嫁に来て村周りの時一回着ただけなのよ。」と言って私にくれた着物があります。よく眺めてはいたのですが、豪華過ぎて着ることも無く箪笥の中で眠っていました。でもどこかで着なくてはと思い長い袖を普通丈に直すことにしました。そのため袖を取り外し短く縫い直して付けました。それがもう大変!!出来たと思ったら左右の袖が反対になっていてがっくり!!ほどいて付け直してやっと完成!!疲れました。でもいつ着る機会があるのかしら?もうすぐお茶会があるけれど、それには格が高すぎるし・・・孫はまだ結婚しそうにないし・・・皇居に呼ばれる予定もなさそうだし・・・・

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着物

2013-11-04 21:17:53 | Weblog

          

      正絹の着物が五百八十円そんな馬鹿なと二着購ふ

 ふらりと立ち寄ったリサイクル店で、和服を見つけました。それがなんと580円です。まだしつけがかかっていて新品同然でしかも正絹です。中には色無地もあり、黒留袖もありました。おそらく作ったものの着る機会がなく箪笥の中に眠っていたものが僅かのお金で売られたものでしょう。和服の好きな私はそんな着物が愛おしくて「私が着てあげますよ!」と二着買って帰りました。

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有難う

2013-11-02 21:27:07 | Weblog

            

       苦しみの後に来る幸疑はぬありがとうとは「難有り」と書く

 「ありがとう」は漢字で「有難う」と書きます。考えてみるとなぜこのように書くのか不思議です。「有ることが難い」では意味が通じません。ならば単なる語呂合わせなのでしょうか。いやそうではなくて漢詩のように反対に読む。つまり「難が有る」なのです。困難があることがありがたいのです。なぜなら「人は悲しみが多いほど人には優しく出来るのだから」とか「涙の数だけ強くなれるよ」など歌の文句にあるように、困難を乗り越えた時いつの間にか強く立派な人間になっていますから・・・そしてそれが幸せということなのでしょうね。

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紅葉の栞

2013-11-01 21:15:33 | Weblog

              

        ロシアより持ちて帰りし紅葉を栞にしつつかの日思ほゆ

 旧ソ連の巡拝から帰って明日でひと月。月日のたつのは何と早いこと・・・どこかに「紅葉すハラザの森の木々の葉を父のかたみと持ちて帰りき」という歌を載せていたと思うのですが、その木々の葉は本に挟んで大切に持ち帰り、重りをかけて押し葉にしました。完成したので記念としていつまでも残るようにと栞にしました。栞には大きすぎるものもあり、それは何にしようかと目下考え中です。

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