千里山ブラウズ

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電気自動車(EV)

2009-03-30 01:11:44 | Weblog

 ポストに毎日たくさんの印刷物が届けられていますが、その殆どはパッと一瞥しただけで捨ててしまっています。中に近くの教会パンフレットのような宗教関連のものもあったりすると、やはりゴミ箱に直ぐに投げ込むのは少し気になります。
 マンションの住民で以前2年間自治会の役員を一緒にさせて貰った婦人が、生長の家を信仰されているようで、時々『光の泉』という会員向けマガジンをポストに入れて下さいます。いつも余り熱心に読む分けではないのですが、今回は「小国での電気自動車」という谷口雅宣総裁が書かれたコラムを興味深く読みました。
 小国であるポルトガルでのルノーと日産の電気自動車プロジェクトについて、『朝日ソノラマ』に載っていた記事に触発された文章で、ポルトガルがその国土の小ささを活かして、国を挙げての環境戦略として充電システム・ネットワークをいち早く構築しようとする動きが紹介されています。デンマーク(海洋の風力発電)やイスラエル(砂漠の太陽光発電)でも、電気自動車の充電システム・ネットワークを目差し行動を始めているようです。
 一方、日本ではホンダのハイブリッド車「インサイト」が好調な売り上げを上げている中で、トヨタが6年振りにフル・モデルチェンジする「プリウス」の試乗会を前倒しでサーキットで催すなど盛り上がっています。でも電気自動車では三菱の「i MiEV(アイ・ミーブ)」が今後発売される予定ですがまだ高価格ですし、充電のインフラ計画の方も国や自治体レベルの話にはなっていません。
 技術的に高度な摺り合わせが必要なハイブリッド車に比べ、電気自動車の時代になるとあたかもパソコンのように、エレクトロニクス部品としてのモーターや電池そして半導体ソフトを組み合わせれば、簡単に造られてしまう商品になるとも言われています。デルのような新たなプレイヤーが現れる可能性も高そうです。日本では省エネ環境技術に優れたパナソニックの、社外ベンチャーなどとして出てきても面白いのではないでしょうか? もっとも持ち株会社制の元にトヨタ・パナソニックの誕生(経営統合)などの可能性を予想している本もありますが‥‥。
 日本も小さな国土をアドバンテージと捉え、電気自動車の充電システム・ネットワークを急ぐべきだと思います。

豊田章男 「トヨタ」再生!
水島 愛一朗
日本実業出版社
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