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千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

お手頃3Dプリンター

2013-08-25 00:00:52 | Weblog

 僕がデザインの仕事で使っている3Dソフトは国産のShadeですが、そのバージョンアップを促すメールが時々送られてきます。
 今回は75,000円とお手頃価格で話題の3Dプリンター「iModela」とのタイアップで、Shadeクリエイターが手掛けた高品質なフィギュア・データを無料でダウンロードして、3Dプリントを試せるというセット販売キャンペーンです。
 業務用ほどの精度は無いものと想いますが、3Dと言えどもグラフィック的にしか表現できなかった作品が、実際に手に触れる立体物やフィギュアとして制作できるのは楽しいことです。
 実際にグラフィック・プリンターの初期の頃を知っているので、そこから今日の高精細な機能アップ度を考えると、現在の個人用3Dプリンターが玩具のようなレベルだったとしても、進化するのは2Dのそれよりもっと早いのではないかと想われます。
 ちなみに、アメリカでは次世代のモノ造りの中心に3Dプリンターを据えており、日本の職人技に敵わない金型・大量インジェクション成型に対抗できるものと考えているそうです。

「41℃ あつさ日本一」の看板

2013-08-21 00:00:55 | Weblog

 日本最高気温41℃を記録した四万十市の西土佐地区には観光客がたくさん訪れているようです。
 そのことを報じた新聞紙面やテレビニュースで全国的に有名になったものとして、子供2人がギラギラした太陽に万歳をしている「41℃ あつさ日本一」の看板がありますが、それは男子小学生の夏休みの工作課題作品として作られたものということです。
 41℃にちなんで41円のかき氷も大人気となっている売店前に置かれた看板は、記念写真を撮る人達に手作り感だっぷりな絵柄で愛されていますが、そういう理由で夏休みが終わると一度小学校に提出される予定とのことです。
 地元商工会では先生の評価後にまた貸し出して貰いたいと申し入れをしています。
 一方、四万十川の水量が少なく水温も上がっていることから、例年なら豊かな鮎漁で観光客に喜んで貰っている筈ですが、今年は鮎の生存も危ぶまれる状況が心配されています。これからは太平洋高気圧による厳しい残暑は程々にして、早い秋雨前線の南下が待たれます。

☆ 同じ四国で僕の故郷である徳島県美波町 の美しい風景をはじめ、町の人々の営みに想いを寄せてオリジナル曲を作りました。YouTubeでのスライド写真はほとんど全てを地元の人達や、美波町を旅した方達にお願いし提供して頂きました。ぜひご一聴をお願いします!

 潮騒のまちへ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

Contax T3

2013-08-20 00:00:07 | Weblog

 随分昔に購入したアナログのコンパクト・カメラ「Contax T3」を今日カメラ店で買い取って貰いました。
 コンタックスと言えば当時から空気感が写り込むレンズということで知られていました。ニコンのレンズのシャープな解像度と対極に位置づけられていました。この「Contax T3」もコンパクト・カメラとはいえ、前製品「T2」の高い人気を受けて当時に創業70周年記念として開発されたものでした。
 現在のデジタル・カメラは技術的に進行形で短期に商品化が繰り返されていて、型落ちのものになると値段も付かないというくらいですが、アナログ・カメラについてはある程度の中古人気が保たれているようです。
 しかし、査定をして貰うとレンズを保護するガード・メカが作動しづらくなっていることが判りました。不使用で長期に保管している間に何かが当たっていたのかも知れないと言われました。
 結局、レンズガードを修理に出した場合の費用を相殺して買い取って貰えました。持っていても実際に僕はもう使うことは無いと想ったので、故障も直されて新たなアナログ写真好きの方に使って貰えるのが良いと想いました。

御堂筋みどり化

2013-08-18 00:00:16 | Weblog

 千里山・佐井寺図書館(ちさと)の告知コーナーに「大阪みどりのトラスト協会」のパンフレット(8月号)があり興味を惹かれました。
 トラスト協会は緑や環境にたいしての活動を会費と募金により行っている公益財団法人のようです。「月に1度は里山生活」というボランティア養成講座をしていたり、東日本大震災復興支援チャリティー・コンサートを大阪のブルース歌手上田正樹さんをメインに開催もしています。
 中でも特に面白く読んだのは、5月12日に行われた「みんなでkappo! 御堂筋フェスタ2013」の一貫で行われた、「御堂筋に芝生が生えた!」というイベントの報告記事でした。
 2050年を目標にした大阪府・市の都市開発計画「グランドデザイン・大阪」に盛り込まれる「御堂筋みどり化」のPRの一環ということですが、将来的には北欧の最新都市に見られるように、都市の公共交通のリ・デザインにより中心部に自動車を入れないようにする街作りのイメージでもあるのでしょうか。

地域の食材を活かして

2013-08-16 00:00:57 | Weblog

 先週8月9日のNHK「キッチンが走る」は夏のスペシャル「京都の“台所”をゆく~舞鶴・丹後~」でした。
 通常はレギュラーの杉浦太陽さんと料理人が2人でキッチン・カーで旅しながら、地域の食材を見つけ新たな料理を創作し、生産者を招待して披露し喜んで貰うというものですが、今回はスペシャルらしく京料理の重鎮村田吉弘さんとフランス料理の加賀田京子さんが、生産者との心温まる交流に応えるべく協力し合って感動的な仕上がりとなりました。
 2人の料理の発想の素晴らしさはもちろんですが、僕には興味を惹かれる食材が多くありました。
 先ず「とり貝」の養殖が舞鶴湾で行われていましたが、砂地を模した活性炭の中で臭みのない美味しい貝が育てられていました。10年越しの試行錯誤の後に初めて開発された素晴らしい養殖法です。他の養殖にも応用できるものではないでしょうか。
 また、プリンスメロンが作られる前に広く栽培されていたというニューメロンが紹介されました。現在のマスクメロンなどの柔らかい果肉とは違って、シャキシャキとした野菜の歯応えも少し残っているようでした。僕の子供の頃の記憶ではマクワウリのような味わいを想像しながら視ましたが、料理人は熱を通してより甘味と新たな食感を引き出し、ジャージー牛乳を活かしたパイにアレンジしてとても美味しそうでした。収量的に地元からは出ていないようでしたが、これからまたニューメロンが注目されることになるかも知れません。
 伊根町の民宿漁師のおじいさんが語っていた「同等一栄」(みんな同じように栄えよう)の精神が、地域の人達の心に今も根強く残されていることを知りました。2人の料理人と地元の食材がコラボレーションし、本当に「同等一栄」のように表現されていた料理でした。

※ 舟屋で有名な伊根は以前に友達とオートバイ・ツーリングで訪れたことがありました。漁港を巡る遊覧船で群がる海鳥に餌を投げながら、海から眺めた舟屋のある風景を想い出します。地元のお寿司屋さんで食べた新鮮な握りも美味しかったです。

新たな「B to C」

2013-08-15 00:00:50 | Weblog

 先日、テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」で「B to C」の新たな展開例として、精米機の製造メーカー「サタケ」がアンテナ・ショップ「おむすびのGABA」を開いたことが紹介されました。
 「B to C」とはビジネス(B:企業)からコンシューマー(C:消費者)へのアプローチの意味で、「B to B」(企業同士の取引)に対する経営に関する概念です。
 精米機の製造メーカーが従来の取引先である米穀販売や機械卸売会社を飛び越えて、消費者に自社商品を直接アピールするプロモーションを始めたということになります。
 この精米機製造メーカーは健康・栄養価が高い「GABA」ライスを作るシステムを開発し、この新たな製造プラントを業界に新規提案するために、「GABA」ライスを使ったおむすびを消費者に直接届けて、味覚・感想の調査や認知度アップを図っています。消費者の潜在ニーズを自らの努力で刺激し、引いては本来の精米機や製造プラントの売り上げに繋げたい戦略です。
 「デフレは消費者にとっては天国、そして企業にとっては地獄だ」とはよく言われる言葉です。その厳しい中で積極的に新たな戦略を立て頑張っている企業が多いことを改めて知りました。

二十四の瞳

2013-08-05 00:00:34 | Weblog

 日曜日夜のテレビ朝日系『二十四の瞳』を懐かしく視ました。もう何度もテレビや映画で視ているのですが、この作品にはやはり最後まで見入って仕舞います。
 昭和のこの時代の生真面目で芯が強く心優しい女性を、リアルにそのままのイメージで演じられる女優さんは、今回主演の松下奈緒さんの他にはいないと想いました。
 壷井栄の『二十四の瞳』は多くの人にとっても想い出深い作品だと想いますが、僕も読んで涙を流した人生初めての小説でした。また小学生の頃に深夜一人でテレビドラマを見ていて同じように泣いたのを憶えています。
 特に戦後に生き残った子供たちが開いた同窓会で、戦争で目が不自由になったソンキがお守りにしていた集合写真を、記憶を頼りに指でなぞっていくシーンでは胸の奥から込上げてくるものがありました。今回もどうなのかと最後のシーンを待ち構えていましたが、年をとって緩んでいるはずの涙腺は何故か応えてくれませんでした。
 戦争の中を生き延びてきたのだから、皆が強くなっているはずだと言った誰かの台詞が心に残りました。そして戦後復興を支えた人達の心の強さを想いました。
 久しぶりに僕の小学校時代に何年も担任をして頂いた“おなご”先生を想い出しました。大石先生と想いが重なる心優しい先生でした。

道頓堀川に藻が大量発生

2013-08-03 00:00:09 | Weblog

 昨日のニュースによりますと、今夏の厳しい暑さによる水温の上昇で、道頓堀川に藻が大量発生しているそうです。
 ウキクサ(日本種)とアオウキクサ(外来種)が水面を覆い尽くそうとしています。その旺盛な繁茂力は1日で2から4倍に、1週間で170,000倍(?とにかく凄いことに‥‥)に広がっていきます。
 水面がウキクサで覆われると水中に太陽が届かなくて、二酸化炭素も多くなって生物が死滅しヘドロ化してしまいます。ウキクサ自体も最後には沈んで堆積し、不快な匂いも発生し兼ねません。
 以前に淀川でも外来種の水草ウォーターレタスが異常発生したことを想い出しました。あの時は駆除するのに大変な費用と労力が必要になったようです。
 観光水上クルーズにも支障が出ないか心配されているようです。行政の方では今回は雨水によって海の方に流されていくのを待っているようですが、水温が暫く下がるとは想えませんので、処理が遅れることはないのでしょうか。

生きがい就労の取り組み

2013-08-01 00:00:13 | Weblog

 今夕のNHK「ゆうどきネットワーク」で、千葉県柏市で取り組む生きがい就労の試みが特集されていました。
 リタイアしても元気な中古年(シニア)の人達が、市内の学習塾や預かり保育を手伝ったり、介護施設の補助要員として地域の役に立ちながら、生きがいと収入の両方が得られる仕組みを提案しています。海外勤務が多かった会社員が英語を小学校などで教えることも、教員資格といったものではなく条例を柔軟に設けることで可能としています。
 中でも特に面白いと想ったのは、東京大学と柏市そしてUR都市整備機構がコラボレーションして、水耕栽培の野菜工場を運営していることでした。4年前にソフトウェア会社を退職した方が、地域で孤立し無為の生活を余儀なくされていたところ、この工場で働くことにより収入だけでなく地域住民との交流も生まれて、今では野菜工場で働くことが生きがいとなっている様子が紹介されていました。
 個人的には工場で水耕栽培された野菜より、豊かな土で太陽を浴びて育った野菜を食べたいと想う方ですが、それはそれとしてこの試みは民間企業レベルでも地産地消システムとして注目すべきものとなりそうです。

「京とれいん」に乗りました

2013-07-30 00:00:04 | Weblog

 日曜日に阪急梅田駅で「京とれいん」に初めて乗りました。
 僕は千里山なので北千里行きの千里線を利用することが多いので、その隣の車線で乗降する京都線は余り意識したことはありませんでした。偶には乗っても途中の淡路駅で乗り換えをうっかり忘れて、後で結構面倒くさいことになることもあったのです。
 この「京とれいん」は阪急駅で配布されているパンフレットなどでも、その京都らしい和モダンな内装が紹介されていて気になってはいました。
 何気なく前方を見るとホームの上で数人がカメラを向けているのに気付きました。すると扇の形のプレートに「京とれいん」と書かれ、ボディーにも大きくデザインされた意匠が見えてきました。大人し目で上品な色調なので余り主張する感じでなくて気付かなかったくらいでした。
 これは一度乗らなければと想い入りましたが、萌葱色とでも言うのか自然な感じのシックなシートでした。
 梅田駅・河原町駅の間を、土・日・祝日に4往復しているようです。

「離岸流」のことを学校で教えよう

2013-07-29 08:35:33 | Weblog

 昨日の中国地方の豪雨被害には50年に1度という解説がつきました。
 最近は毎年のように日本のどこかがゲリラ的な大雨に襲われ、急な河川の増水や土砂崩れで尊い人命も失われています。地球的(或いは宇宙的)な規模で気象環境が変わってきているのを実感します。
 昨日はまた蒸し暑い休日だったので、全国で海の事故も多数の犠牲者が出ています。
 僕は海水浴場の傍で生まれ育ったので、小さい頃からこの季節には真っ黒に日焼けして泳ぐ毎日でした。幼稚園に上がる前ぐらいから年長の子供に付いて沖合の島伝いに泳がされました。最初は犬掻きしか出来ないのでとにかく懸命に泳ぎ鍛えられました。
 そんな僕でも一度大変に怖い想いをした経験があり忘れることは出来ません。それは最近よく言われる「離岸流」に僕も捕まり溺れかけた、というよりも溺れてしまうのかなと不安が過ったという方が正確です。「離岸流」は海には川のように沖へと向かって流れている場所があり、それに捕まるとどんなに頑張っても岸から遠ざかるばかりで戻れないのです。
 でもその流れにも川のように幅があり、落ち着いて岸と平行に横へ泳いでみると脱出できます。僕も偶然にそのように泳いで助かりました。
 子供時代にどんなに海に親しんでいても、「離岸流」のことは教えられていなかったし、その脱出法ももちろん知りませんでした。それを知識として知っているだけで、落ち着いて対処ができ無事でいられます。そして人の身体は海水に浮くということも身体で憶えていました。
 今朝のNHKニュースの特集で東京海洋大学(昔の水産大)の新入生が、100年の伝統がある遠泳に挑戦する姿が放送されましたが、驚いたことに参加した半数の学生達が海で泳いだことが無いという事実です。まして、今は学校教育で「離岸流」のことは教えられているのでしょうか。これは単に知識だけでも良いので学校で教えておきませんか。

スペイン高速鉄道の事故

2013-07-28 00:00:24 | Weblog

 先日起きたスペイン高速鉄道の事故の様子が、現場となったカーブの辺りに設置されていたカメラで撮影されていて、その衝撃的な映像がニュースで何度も繰り返し流れています。
 解説では時速80キロ制限のところを190キロで通過しようとしての転覆ということでした。どれくらいの許容範囲を設けているのか詳しくは判りませんが、素人感覚でも相当に無理な遠心力が掛かった感じがします。
 命が助かった運転手の聴取によるとかなり到着時刻に遅れが出ていて、その遅れを取り戻すために制限速度オーバーを自覚した上で通過しようとしたようです。15分遅れると幾ら、また30分遅れると幾ら、というように料金の払い戻し制度があるようで、昔の日本の新幹線にもそんなシステムがあったことを想い出しました。
 驚いたことに以前同じ場所を時速200キロで走行していたことを、運転手が自慢げにブログに書いていたというコメントもありました。この運転手を想うに、単なるスピード・マニアというよりも遅れを取り戻す腕を自慢していたのではないかという気がします。
 時速200キロの時は大丈夫で190キロで脱線の原因は、2両目の車両が重心バランス的に上にあるタイプだったということが言われています。運転士の経験にはにはそんな繊細な情報は有りようが無いと想います。
 日本の新幹線では自動的に速度を落とすシステムが導入されていますし、将来的には人的ミスを防ぐための無人化運行の開発が進んでいくものと想います。

熱帯夜

2013-07-26 08:35:27 | Weblog

 昨夜は大阪も29度を下らないという熱帯夜だったようで、僕も汗をかき寝苦しい時間を過ごしました。
 クーラーは点けずにまた扇風機も出していなかったので、伝統的な団扇を想い出したように動かしながら、段々に温まっていくアイスノンで左右の頬を冷やしていました。
 深夜に起き出して久しぶりに清涼飲料水を買いに自販機のあるところまで歩きました。帰宅すると身体を動かした分だけ体温も上昇したのですが、爽やかな炭酸の刺激が一時の快適感をくれました。
 日頃から炭酸飲料は余り摂取しない生活をしていますが、夏バテ防止の目的もあり暑い季節になっても欲しいとは想いません。しかし昨夜のペプシZEROは缶1本グイグイと飲み干さずにはいられませんでした。
 胃袋を冷やしそれが身体の活性度を低下させたのか、或いは丁度睡魔が襲う自然のバイオメカニズムだったのか判りませんが、それ以降は余り記憶もなく無事に眠りに就けました。
 曇り空のせいもあるのか朝の目覚めは少しダル目な感じです。

『せみの一生』のうた

2013-07-23 00:00:15 | Weblog

 千里山の僕の住むマンション近くでも数日前に合唱が始まった蝉の声ですが、その儚い時間の中で精一杯に生きようとする生命の在り方にもの想わない訳にはいきません。
 卵から幼虫・さなぎそして成虫となって羽化し、地上を飛び回るために残された日数は僅かに1週間です。人の一生とは時間軸が重ならない部分が多いとはいえ、後半最後の貴重な時間が一番燃えている活発なものと見えるのは、既に中高年となってしまった僕だけではないと想います。
 以前にパソコンを教えた主婦でユニークな感性の方が時々書かれるブログ「トテラポッチのはなし」に載っていた『せみの一生』のうたをご紹介します。
 彼女の中学時代の英語の授業で習ったものらしいですが何か切ない歌です。添えられた言葉が彼女らしくて救われます。

 きっと、どこかに・・・
 surely...
 he enjoy living.

 cicada's life song

 I come on Monday.
 It is my first day.

 I fly on Tuesday.
 It is my second day.

 I play on Wednesday.
 It is my third day.

 I sing on Thursday.
 It is my fourthday.

 I date on Friday.
 It is my fifthday.

 I sleep on Saturday.
 It is my sixthday.

 I go on Sunday.
 It is my seventh day.

 Oh ,,,,,

 It is my last day.

デトロイト市が財政破綻

2013-07-22 00:00:58 | Weblog

 一昨日、アメリカのデトロイト市の財政破綻をニュースが伝えました。
 デトロイトと言えばGMを始めとした自動車産業で栄えたアメリカを象徴する都市の一つで、リーマンショックによる落ち込みからオバマ政権による公的資金注入で、最近は自動車産業の立ち直りが報じられていましたので驚きました。ニュースでは同じような財政問題を抱えた都市がまだ多く控えているそうです。
 デトロイトの場合は日本車の攻勢による落ち込みが大きかったと想われますが、その後も多くの製造業でアウトソーシングの流れが起こり、中国などの新興国へと工場流出が続きアメリカの製造業が大きく毀損してきました。同じような構造で財政破綻が危ぶまれる地域は多いものと想われます。
 しかし、最近読んだ『2020年超大国になるアメリカ』(日高義樹著)には、かつてGEの街と言われたケンタッキー州ルイビルにまた工場が戻ってきているという、アメリカ製造業におけるインソーシングの流れについて詳細に書かれていました。
 それには中国の人件費高騰や政権不安定に加えて、アメリカにおける人件費の低下やシェール革命によるエネルギー・資源の調達の容易さなどが理由として挙げられています。工場が戻ってくれば従業員が増えて、それを目当てにお店やサービス業が集まってくる、というような好循環が生まれます。
 デトロイトがV字復活をするかどうかは分かりませんが、そのような流れが起こることを予想して世界のマネーがアメリカへと大きく動いているようです。
 そういえばロボコップはデトロイト市警でしたが、治安の悪化は映画以上に深刻で、人口流出の原因の一つになったようです。サイボーグ・ロボット産業が伸びていれば‥‥。