「まちかどの近代建築写真展」というのは、近代建築探訪の愛好者が集まるML(メーリングリスト)の中から生まれた企画で、2004年の札幌を皮切りに今まで4箇所で開催されて来ました。年何回開催するとか、次は何処で開催するとか、そんな決りはなく、それぞれの地域の事情に合わせたユニークな展示を行なって来ました。
今回5回目となる甲府展のそもそものきっかけは、昨年の秋、甲府カトリック教会聖堂の取壊しの噂を聞いたことに始まります。それまでこの聖堂の存在を知らなかった私は、知人から聞いたその情報がきっかけで、昨年の9月、この聖堂を始めて訪れました。そして、その素晴らしさと、甲府にもまだこんな建物が残っていたのかと驚きました。そして、この聖堂の保存の問題とどう関わっていったらよいのかと模索しました。それを手助けしてくれたのが、MLのメンバーで、これまで各地で写真展開催の“営業”をしてきた「小道」さんなのです。そして、教会で写真展を、というストーリーが始まったのです。
写真展も今日で半道中を過ぎましたが、今日教会の信者のY老人とお会いしました。Yさんはお祖父さんがこの聖堂の建設に尽力された方で、そのことを大切に思っていて、今でも聖堂の保守に尽力されています。そのYさんからこんな言葉を掛けられました。
『今回、ここで写真展を開いてくれて、自分達の教会が、こんなに立派だったのかと、信者の多くが言っている。写真展のお陰で、皆がやっとこの会堂を残すように考えが変わって来た。本当に有難う…』
その言葉を聞いて、会期はまだ残っているが、今回の私の役割は果たせたのではないかと思いました。
今後、聖堂の保存が確定すれば、私の人生の中で、この写真展は“最大の仕事”になるのではと思います。
今回5回目となる甲府展のそもそものきっかけは、昨年の秋、甲府カトリック教会聖堂の取壊しの噂を聞いたことに始まります。それまでこの聖堂の存在を知らなかった私は、知人から聞いたその情報がきっかけで、昨年の9月、この聖堂を始めて訪れました。そして、その素晴らしさと、甲府にもまだこんな建物が残っていたのかと驚きました。そして、この聖堂の保存の問題とどう関わっていったらよいのかと模索しました。それを手助けしてくれたのが、MLのメンバーで、これまで各地で写真展開催の“営業”をしてきた「小道」さんなのです。そして、教会で写真展を、というストーリーが始まったのです。
写真展も今日で半道中を過ぎましたが、今日教会の信者のY老人とお会いしました。Yさんはお祖父さんがこの聖堂の建設に尽力された方で、そのことを大切に思っていて、今でも聖堂の保守に尽力されています。そのYさんからこんな言葉を掛けられました。
『今回、ここで写真展を開いてくれて、自分達の教会が、こんなに立派だったのかと、信者の多くが言っている。写真展のお陰で、皆がやっとこの会堂を残すように考えが変わって来た。本当に有難う…』
その言葉を聞いて、会期はまだ残っているが、今回の私の役割は果たせたのではないかと思いました。
今後、聖堂の保存が確定すれば、私の人生の中で、この写真展は“最大の仕事”になるのではと思います。