Senboうそ本当

広東省恵州市→宮崎県に転居。
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市町村で格差はどのぐらい?(宮崎県)

2021年12月05日 | 宮崎egoらいふ

結論から言うと、どのぐらい格差があるのか統計データから読み取ることはできませんでした。でも聡明なアナタならできるかも? そう思ったので私が見つけて加工した(並べ替えた)データを掲載します。

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このデータの簡単な解説をします。表示順位はリスト上から人口の最も多い町(宮崎市)→最も少ない町(西米良村)です。
「市町村民税(単位千円)」に目を付けて、それを人口で割った「一人当たりの税収」という項目を追加しました。その結果、最高額が宮崎市の58,400円、最少額が五ヶ瀬町の29,100円でした。ちなみに五ヶ瀬町の面積は172㎢ですが、山の中なので平らな土地がほとんどない。リストの下半分にある町村はいずれも山間部にあります。

山間部は人も少ないし企業も少ない。なので一人あたりの税収が宮崎市の半分ってのは仕方ない気がします。五ヶ瀬町も日之影町も、山の谷あいにわずかに残された平地に人が住み着いたって感じの場所。県外出身者が定住するにはちょっとハードルが高そうです。

次に人口上位の宮崎市~高原町までの18市町村を比較してみましょう。おおよそは「総人口が多い地域の方が一人当たりの税収額も多い」という関係性が認められますが、えびの市の36.700円という低さはどうしたことでしょう? 会社の内訳製造業16社 運輸業4社 商品検査業 1社 卸売業1社 建設業  1社 複合サービス業2社 宿泊業2社 農業・林業4社 医療・福祉11社 教育・学習支援業3社。儲かってないから納めてる税金も少ないのでしょうか? いずれにしろ一人当たりの税収額が4万円未満の町村は、私の中にある「宮崎県でも、かなり田舎」という印象と重なります。←「税収額の差はたかだか1万円程度」という言い方も可能です。自営の農業・畜産・林業は上記の「会社」にカウントされていません。

人口密度にも注目。高鍋町の面積44㎢が最も狭いわけですが、人口は9番目。位置的には太平洋に面した平野部にあります(同じく門川町、串間市、新富町、川南町、都農町)
それとは逆で美郷町449㎢、椎葉村537㎢は人が少ないのに面積ばかりが広い。ほとんど山ですけどね。

最後に「都城市」と「川南町」にもフォーカスしておきます。都城市って、私の中では地味な印象しかなかったのですが実は県庁所在地の「宮崎市」に次ぐ人口密集地(16万人)だったことに気が付きました。しかも3番手「延岡市」の約1.5倍。私が勤めている清掃サービスの仕事でも、頻繁に都城市に出動してます。広大な盆地に会社も商店も分散してしまっている。高層ビルも少ない。なので私の第一印象は「のどかな田舎町」。でも福岡方面、鹿児島方面からの物流の玄関口という地の利もあって、今だに工業団地の整備が進んでいます。なにかと言うと中心部の「シャッター商店街」が揶揄されますが実は県内で最も活力を感じさせるエリア。

太平洋に面した平野部と言えば「延岡市」「日向市」「日南市」の存在感が突出していますが、「川南町」のポジションは独特です。田舎らしさを存分に楽しんでいるって感じ。情報発信もユニーク。面積的な存在感は希薄ですが、要注目です。会社の内訳農業・林業41社 漁業15社 建設業56社 製造業42社 電気・ガス・水道業2社 情報通信業1社 運輸業11社 卸売・小売業102社 金融・保険業1社 不動産・物品賃貸業13社 学術研究、専門・技術サービス業18社 宿泊・飲食サービス業53社 生活関連サービス・娯楽業57社 教育業9社 医療・福祉21社 複合サービス業1社 サービス業ほか33社

※宮崎県北の文化・歴史等の特集記事を毎月掲載しているフリーペーパー「W+ing」にも要注目。2021年11月号の特集は「難読地名・珍地名」でした。「征矢原(都農町)→そやばる」など。そもそも都農町の読み方が分からない? つのう町ですから。

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