私の部屋(書斎&リビング&寝室&ロッカー)足元に積み上げられている書籍、じわりじわりと増殖中でして、数えてみたら24冊もありました。ほとんどが手つかず。最初のごく一部だけ読んだものが4~5冊。まだこの他に、ネットで手配済みの本が2冊。
これまでの人生で、ここまで「宿題」をため込んだは経験はさすがにない。どうしてこんなことになってしまったのか? スランプ・・・「ハズレ!」た . . . 本文を読む
中国人の風刺漫画家「辣椒(ラー・ジャオ)」が、日本に亡命中(2014年~17)に執筆した4コマ漫画。159ページの割には、盛りだくさんの内容。作者が意図したネーム(台詞)をプロの翻訳家が日本語に訳してますが、翻訳者名の記載は見当たりません。うっかり名前を出したら、中国当局に睨まれるから。辣椒の正体は王立銘(おう りつめい)、すでに2017年アメリカへ移住してます。
このブログ、いつもなら原文をそ . . . 本文を読む
「参勤交代」について調べてみようと思い立ち最初は宮崎大学附属図書館で検索。ところが出てきたのは日南市文化財調査資料(飫肥藩の記録)。江戸時代の言葉で書かれたものなので、お手上げでした。気を取り直して県立図書館へ行って調べたら...。
参勤交代 丸山雍成 -- 吉川弘文館 -- 2007年 遙かなる江戸への旅 永井哲雄 -- 鉱脈社 -- 2006年 参勤交代道 . . . 本文を読む
あの「ビリギャル」著者による教育論。なるほどそういうことだったのか、もしこのテキストが小中学校の教科書で紹介され、学生・保護者・教師が本書の内容をちゃんと理解できたら... そんな世の中を妄想したらワクワクしてきます。紹介したい箇所がありすぎて困ってしまいます。絞りに絞って以下5か所より抜粋しました。 ↓ そんなわけで僕は、「やったら、いつか必ずできるよ」という意味の「やればできる」と . . . 本文を読む
著者は大西 連(おおにし・れん)1987年東京生まれ。20代でNPO法人「もやい」の理事長に就任。生活に困窮してしまった人たちの人生や支援現場での葛藤をありのままに描くノンフィクション。直滑降@hideにとって「貧困」はすぐそこまで迫る危機 。すごく勉強になりました。以下は本文からの長~い抜粋。
『あんたに手伝ってもらって入った施設がどんなところだったか、あんたは知ってたのか? せまい . . . 本文を読む
このブログで人気作家を取り上げるのは躊躇します。なにせ毒書感想だから。最近読んだ『阪急電車』(2008年 幻冬舎)が面白かったので、図書館戦争シリーズとか古本屋でまとめて購入しました(まだ読んでないけど)。ちなみに著者の ❝有川 ひろ❞ は高知県出身ですが園田学園女子大学を卒業してます。
著者が高知県の観光特使として県庁スタッフと関わりを持ったことがきっかけで生まれた、事実とフィクションを織り交 . . . 本文を読む
4か月も放置してごめんなさい。直滑降hide まだ息をしております。いっそこのままフェードアウト、悪魔のささやきに身を任せて無気力に生きておりました。地の底に深く堕落した魂(というコンディション)ではありましたが、こんなユニークな本の存在を知ってしまった以上は、この毒書感想で紹介しないわけにはいきません。
著者は上野。たった2文字です。姓が「上」で名が「野」ということ? 只者ではない。1990年 . . . 本文を読む
今回ご紹介するのは宮崎出身で、今現在宮崎で会社経営されている女性が書いた本です。【NHK 逆転人生】注目の着ぐるみ工場“社員の輝き”で大躍進放送日時 2020年1月13日 など、すでにマスコミで取り上げられている会社の代表者。ゆるキャラブームの追い風に乗って...それはもちろんありますが、これを読むと「この人なら、どんな商売をやっても結果が期待できる」と納得です . . . 本文を読む
第10回本屋大賞に選ばれた話題作『海賊と呼ばれた男』、もう1冊はその3年後に地味~に出版された『石油と日本』。今回取り上げるのはこの2冊。わざわざ2冊まとめたのには理由があります。最近になってようやく目を通した『海賊と呼ばれた男』。出光石油の創業者「出光佐三」をモデルに書かれたノンフィクション風の小説。なぜか実名は使用せず出光商会→国岡商店、出光佐三→国岡鐵三。第二次世界大戦で . . . 本文を読む
著者は『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)の出演でおなじみ、武田邦彦(たけだ・くにひこ)。過去に旭化成工業ウラン濃縮研究所所長も勤めた工学博士です。
以下は本文からの抜粋。
そして、その原因は「よく考えて宗教や野球チームを選んだ」というのではなく、「生まれた土地が東京だった」「親父がカトリック信者で、幼い頃に教会に行っていた」ということだけなのです。 でも、イスラム教にして . . . 本文を読む
著者はドキュメンタリー映画の監督です。私の場合はまず最初に「気になる映像作家」としての想田(そうだ)氏があり、Amazonで彼の著作物を2冊購入。これがその1冊『熱狂なきファシズム(ニッポンの無関心を観察する)』です。もし何の予備知識も無かったら、タイトルだけ見ての購入には至らなかったと思います。なんか小難しそうだし。
でも実際の中身は、何のストレスもなく読み進めることができました。お気に入りの . . . 本文を読む
本書は1982年の出版ですが、かつて自身が執筆した記事を題材として、当時どんな状況でそれが書かれたとか、そんな短期間にいかに情報収集したのかといった裏話がぎっしり詰めこまれています。
著者 立花隆(1940年生まれ)が執筆した「田中角栄研究」が週刊誌『文芸春秋』で発表されたのは1974年ですが、それ以降も「『田中角栄研究』の内幕」→「『田中角栄金脈の決着』に異議あり」→「新星 . . . 本文を読む
『アンネの日記』が世に出たのは1947年ですが、それから半世紀も経って未公開の記述を補完し新たに出版されたのが本書。597ページもの厚みがあるので最後まで読みきるには忍耐力が必要ですが、男女を問わず早熟を自覚している悩める10代にお勧めしたい1冊です。
ユダヤ人虐待の被害者、若くして亡くなった悲劇の少女・・・世間が勝手に思い描くアンネ・フランク像を見事に裏切って「母親に対する辛辣な批判」「女性性 . . . 本文を読む
私はなんで落語を聴かないのか・・・最大の原因はあの古臭い語り口調、自分が小学生だった時に落語にかぶれてた同級生が「するってえと・・・」なんて口真似をやるもんだから、ますます奇妙な感じが刷り込まれてしまい。そんな苦手意識を克服するために、手に取ったのがこの分厚い1冊。柳家小三治(やなぎや・こさんじ)。テキストでこれだけ面白いんだから、生で聴いたらもっと面白いんだろうな。話の組み立て、詳しく描写する部 . . . 本文を読む
噺家(落語家)柳家小三治(やなぎや・こさんじ)が寄席、あるいは講演会場で話した内容を、そのまんまテキストにした本。この本の前に出された「ま・く・ら」もおすすめです。
以下に本文の一部を抜粋しました。 ↓
ただね、こういうことを思うんですよ。たとえばね、ぼくがここへ来て今日話ししたからって、ほんとに起承転結をつけてですね、うまい話をして、皆さんがたとえそれで感動したとします。感動 . . . 本文を読む