Senboうそ本当

広東省恵州市→宮崎県に転居。
話題は波乗り、流木、温泉、里山、農耕、
撮影、中国語、タクシー乗務、アルトサックス。

都井岬 宮崎県の最南端で馬糞をさける

2018年01月06日 | 宮崎の観光情報

片道2時間のロングドライブ、宮崎県の南端にある「都井岬(とい・みさき)」に行ってきました。都井岬は野生馬が囲われている人気の観光地です。「野生馬」「ニホンザル」「サーフィン」「テーブルサンゴ」いろんな遊びが体験できるコースです。

大雑把に言って、宮崎市内からのルートは2通りあります。海岸沿いのルートで南下すると 73km。田野町を経由して日南高岡線(28号)で南下すると 85kmあります。今回は1月2日 11時頃の出発、鵜戸(うど)神宮へ向かう初詣の交通渋滞が予想されたので すこしだけ遠回りして日南高岡線から。


最初に向かったのは『大乃屋』。JR日南線 串間駅の東側にあります。
お目当ては 県内のご当地グルメコンテストで2位の 串間活〆ぶりプリ丼ぶり 1000円です。ぶりがたっぷり入っています。(ページトップの写真)

大乃屋 TEL:0987-72-6323 宮崎県串間市西方6524-108


串間駅前に設置されている路面電車。(広島電鉄より購入)
観光案内所として利用されてます。


串間駅の駅舎の半分は「農・林・水産物」の直売所になってます。

さて次に向かったのは「都井岬」の近くにある天然温泉「くしま温泉いこいの里」。


浴場は たっぷりの空間、清潔感もあり満足です。ただし露天風呂はありません。
年々利用客が減少 その結果、昨年はしばらく休業してました。

くしま温泉いこいの里
宮崎県串間市大字本城987番地   大人料金500円
TEL.0987-75-2000
定休日 毎月第三水曜日 (水曜日が祝祭日の際は営業)

※現在、宿泊とレストランは休止中。

 

ここから都井岬は、車で10分ぐらい。途中に都井御崎牧組合の料金所があります。ここで協力金400円を支払ったのですが領収証には「温泉の割引」スタンプが。ここから先は牧場の敷地となります。

注意:野生馬ですから、十分気をつけてください。咬んだり蹴ったりすることがあります。近寄りすぎないように注意してください。もし馬から危害を与えられても自己責任。馬には牧草のほか、食べ物は一切与えないで下さい(胃腸障害を起こして死亡することがあります)。


丘の中腹にある 都井岬ビジターセンター   入館料310円
毎年8月になるとここで「都井岬火まつり」が開催されます。

高鍋藩によって元禄10年(1697年)に藩営牧場の1つとして軍馬や農耕馬が生育されたのが始まり。なので最初から野生馬がここに棲息していたわけではありません。家畜が野生化したということかな。繁殖は全く自然にまかされており、現在は約120頭ほどの規模。やや減少傾向にあります。

秋から冬は小さな群に分かれて杉林や雑木林の中でススキやシダあるいはタブノキやアカメガシワなどの茎葉を食べて過ごします。だから冬季は牧草地に“ぽつりぽつり”としか馬が確認できません。馬の群れを眺めたいなら夏季がオススメ。春から夏は小松ヶ丘や扇山の草地にたくさん出てくるそうです。


都井岬のジオラマ(1.5m×1m)

この模型を見て気付いたんですが、岬の西側に林を抜けて漁港に抜ける道があります。狭い道ですがクルマでも通り抜けできると聞いて、帰りはそこを通ることにしました。もしかしたら馬が歩いてるかも知れませんし。
すぐ近くに奴等がいるのは間違いなさそうです。馬の公衆トイレ? そのぐらい馬の糞がそこここに残ってました。縁起をかついで 踏んづけてもよかったのですが、ハンドルをきって糞を避けながらゆっくり走行しました。

交通量は極端に少なく、ところどころ民家がありますが空き家が目立ちます。

馬が通り抜けできないように漁港の手前にゲートあり。でも自分で開閉すれば通行できます。この先にある立宇津港(たちうつ港)沖ではゴマアザラシが目撃されています。1年前に出現して以来、今でも目撃情報があります。都井市からゴマアザラシに特別住民票が交付されたそうです。
この立宇津港からグラスボートに乗ることもできます(要予約)。透明な船底から九州最大規模のサンゴ群生地(約300メートル四方のテーブルサンゴ)を観賞する約50分の遊覧クルーズです。

 

都井岬の観光情報はここまで。
進路を北に向け、宮崎市内に戻るわけですがせっかくなので海岸線を通って帰ることにしました。鵜戸神宮の交通渋滞もこの時間なら心配ありません。

都井岬から8kmほど走ると「恋が浦」という綺麗なビーチが現れます。サーフスポットとしても人気があります。駐車スペースは少ないので要注意。
宿泊施設もあります。 民宿恋ヶ浦と恋ヶ浦食堂

さらに6kmほど北上すると野生のニホンザルが生息している「幸島(こうじま)」が見えてきます。本土からの距離は200m。渡し船も出ています。昨年2月から干潮時に本土と陸続きになる現象が起きており、ボス猿の本土上陸も目撃されています。


撮影時は潮が満ちていたのでこの通り。すでに夕刻だったので上陸は断念しました。

注意:本来なら海岸線をさらに北上すれば「油津」に辿り着くのですが、昨年の台風被害で通行止めになっています。迂回路を使って「油津」、そこから先は海岸線を走るルートで「鵜戸神宮」「内海」「青島」を経由して宮崎市内に。


午前11時スタートの行程だったので、帰りはご覧の通り手抜き調査になりました。帰宅は18時ごろでした。

 

追記: 都井岬ビジターセンターは退役となり、現在は『都井岬交流館 パカラパカ』という施設に生まれ変わっています。詳しくはYouTube『都井岬PR動画が完成しました!』をご覧ください。先に謝っておきますがMr.バニー、濱田詩朗といった地元宮崎の人気タレントが出演するおバカ動画です。



1 コメント

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馬追い (直滑降@hide)
2018-10-14 08:22:51
昨日この都井岬で「馬追い」が行われました。馬を1ヵ所に追い込んで、予防接種をします。人海戦術なので大勢のボランティアが参加してます。特別な知識も経験も必要ありません。
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