まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

フィーバーレクサスVID(三共、デジパチ)、朝一単発打法を堪能

2012-01-21 00:18:09 | 現金機デジパチ

埼玉県蕨市のレトロパチスロ・パチンコゲームセンター「DENDO蕨店」に、往年の名機「フィーバーレクサスVID」(三共)が入ったと聞き、さっそく打って来た。

 

思い出の保留連チャン・ドラムデジパチ「レクサス6D」(大当り確率1/223)。約20年振りの再会となる。

 

DENDO蕨店では、パチンココーナーで「1000円で3時間打ち放題」という嬉しいイベントを実施。当然、レクサスもイベント対象機種だ。ただ、夕方の来店の為、朝一状態は期待できない。ポイントを使って、電源OFFサービスを受ける事に。

 

無事、朝一状態を確保した所で、懐かしき「朝一単発打法」の実戦に入る。

 

やり方は簡単で、手元のストップボタンを使いながら、保留玉を点灯させずにドラムを回すだけ。

 

朝一状態から保留を付けずにで大当りさせると、初当り含めて最大4連チャン(保留玉連チャン)が発生する。まぁ、実際は、トリプル(3連チャン)までが多かったが。当時、この攻略法は大ブームとなり、かなりオイシイ思いをした人も多い。

 

ただ、これは実際、かなり根気の要る作業だ。玉を一発打ち出しては停止、打ち出しては停止…をひたすら繰り返す訳で、ドラムの回転効率は極めて悪い。

 

今回、ヘソの開きはソコソコで、回りが良かったり悪かったりとムラがあった。完全単発打ちでは、ヘタすると制限時間内に大当りを引けないかもしれない。

 

で、これまた当時使った技だが、普通に玉を打ち出しつつ、スタートチャッカーに玉が入った瞬間にストップボタンを押す、「止め打ち」に変更する。

 

この方法を使えば、一発ずつ玉を打ち出すよりも、デジタルの回転効率は上がる。ただ、チャッカーに玉が連続入賞して、保留ランプが点灯する危険性が高い。その場合でも、保留ランプが点灯していない箇所が残っていれば、連チャンの可能性は残る。

 

郷愁を誘うドラム回転音を聞きながら、止め打ちでドラムを回す事30分。ようやく最初の大当りがやって来た。

下段ラインに「7・7・7」の赤い数字が並んで、久々の大当りを体感する。思わず、心の中で「よっしゃ!」と叫んでしまった。

 

この7の形が、実にいい味を出していたのだ。中ドラムには7が一つ、左右ドラムには7が二つある。左右ドラムには「王冠付きの7」「星付きの7」と、二種類の7があった事をご記憶だろうか。

 

そして、この時代のデジパチの大きな特徴である「オマケチャッカー」にも、自然と目が向く。

説明するまでもなく、大当り中にアタッカーが開くと、左右のスタートチャッカーに玉が流れる釘調整が施されていた。これが、嬉しい「オマケチャッカー」である。通常1300発しかないデジパチの出玉は、一気に2300~3000発以上にまで倍増した。一回交換・無制限・ラッキーナンバーといった営業方針や換金率によって、釘調整(出玉)が異なった。

 

今回、オマケチャッカーの調整は2400個程という感じだった。左のオマケが若干こぼれ易いのが気になったが、こういう時は右サイドに玉を流してみるのも良い(上の写真で、左右の釘調整を見比べて欲しい)。

 

そうこうしているうちに、最終の10ラウンドが終了し、いよいよ待望の「保留玉消化タイム」がやって来た。レクサス6Dで、最も期待感が高まる瞬間である。

 

実は、止打ち中に、誤って保留ランプを一つ点けてしまったが、保留ランプに空きのある状態で大当りすれば、連チャンの期待は持てる。朝一は、何かと連チャンしやすい条件が整っていたのだ。

 

すると、3個目の保留玉でリーチがかかる。勿論ガセもあるが、脳内では既にダブル確定だ。緊張気味に中ドラムを見つめると、見事テンパイラインに赤7が停止。右上がりに7が揃っての連チャンである。

20年越しの保留玉連チャン…感動もひとしおだ。

 

中ドラムが、ビタっと当り絵柄で止まる快感…再始動のない、まさに「一発勝負」。

 

そんなこんなで、待望の保留連(ダブル)をゲットする。まぁ、トリプルが取れなかったのは残念ではあるが…。

 

その後も、引き続き※止め打ちでWを取りにいく。ハマる事なく初当り2回を引き当てるも、惜しくも連チャンとはならず。

(※註:レクサス6Dの連チャンは、朝一以外でもチャンスがあった。通常時でも、単発打ちでダブルを取れたのだ。因みに、連続回しの場合も、保留全消化時に大当りすれば、連チャンの可能性がある。単発打ちでダブルを狙うか、保留全消化でトリプル以上を取りに行くかは、当時の攻略誌でも議論された。私見では、運に頼って保留玉の最後で大当りさせるより、確実に単発打ちでダブルを取りに行った方が効率的だと思う。)

 

かつて、TV朝日系の「素敵にドキュメント」という情報番組(MC・逸見政孝)があり、「パチンコ特集」という企画を良くやっていた。当時は、パチンコ人気の高さに便乗したTV局が、パチンコ特番を定期的に組んでいたのだ。

 

で、番組の中で、「銀玉親方」こと山崎一夫さんが、「Fレクサス6D・朝一連チャン打法」と題して、例の単発打ちを紹介していた。平日のゴールデンタイムに、である。番組を見た私は、翌日さっそく近くの店に試しに行き、運良く連チャンを成功させた。暫くは美味しい思いが出来たものの、その後「単発打ちお断り」の注意書きがシマに貼られ、店員チェックも厳しくなった。

 

そんな訳で、誰にも気兼ねせず、思う存分単発打ち(止め打ち)を堪能した今回の蕨訪問は、連チャンも取れて大満足の結果となった。ちょっとした努力で保留連の恩恵を受けられた平成初期のデジパチ全盛期。あの「古き良き時代」に、短時間ながらタイムスリップした気分である。

 

(おまけ…イベントで設置されていた他の台を紹介)

「ヘブンブリッジ」(西陣、ハネモノ)…天使と悪魔のヤクモノキャラが可愛い一台。デジタルのラウンド振り分け付き(3.8.15R)。

 

「ミルキーバー」(ニューギン、3回権利モノ)…6000発の大量出玉が期待できる人気機種。手に汗握るスーパーリーチが懐かしい。盤面右上に「CAHNCE」とあるが、「CHANCE」の誤植であろう。

 

「CRラブラブカップルX」(メーシー、パチコン)…いわゆる「ナンパ物」だが、個人的には「ナンパ大作戦」(奥村、デジパチ)の方が、遥かに思い入れがある。