清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

施餓鬼の準備

2008-08-20 20:48:56 | 行事

        <施餓鬼旗>

18日から続いている施餓鬼法要ですが、今日はお休みの日です。

つい最近までは18日から24日まで休みなく施餓鬼が続いていたのですが、そのうちの2ヶ寺がお盆の前に施餓鬼を移動させたため、20日と22日はお休みになりました。

清運寺の施餓鬼は23日なので、今日は施餓鬼の準備です。

といっても、準備は1日で終わりませんから、お盆前から少しずつ準備を進めていきます。

施餓鬼の準備としては、施餓鬼の塔婆書き、当日皆さんに振舞う食事手配、お供物の用意、祭壇の飾り付け、施餓鬼旗などの準備、本堂の飾り付けと、用具のセッティングなどいろいろあります。

 また、施餓鬼の日までに、お盆のときにお墓に供えられた花を下げたり、墓地の草取りという仕事もあります。

お盆前にも何度か草取りをしたのですが、この時期は1週間もするとあっという間に草が生えてきてしまいます。

まさにイタチごっこです。

 このようにたくさんの仕事がありますから、手分けして作業します。

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夏の涼。

2008-08-19 20:34:34 | Weblog

今日、施餓鬼を行ったお寺の境内に大きな池があります。

水は地下水をくみ上げているそうで、いつも透明な水をたたえています。

池の中には大きな鯉が。

なんでも、水が良いせいか、鯉がぐんぐん大きくなるそうです。

さぞかし手入れも大変なことでしょう。

見ているだけで涼しくなります。

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暑さも一息。

2008-08-18 21:18:59 | Weblog

     <僕も暑いにゃー>

今日はそれほど暑くもなく、比較的過ごしやすかった気がします。

午前中、近隣寺院の施餓鬼に参加していましたが、時折、涼しい風が吹いてきて心地よささえ感じられました。

毎年、汗だくで暑さで気を失いそうな時もありますから、いつもこのくらい涼しければいいのにと思ってしまいます。

 久しぶりに近隣寺院の方々とお会いしましたが、やはり皆さんお疲れのようで、疲れが顔に表れています。

明日もまた、別の寺院で施餓鬼です。

もうひと踏ん張りしましょう。

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明日から施餓鬼シーズン

2008-08-17 21:36:29 | Weblog

     <サルスベリの花が満開です。>

昨日やっとお盆が終わり、今日は朝から法事です。

お盆が終わると、お寺は暇になると思われているようですが、そうはいかないんですね。

お盆中、できなかった用事がごっそりたまってしまっています。

また、お盆中法事は受けられませんから、お盆の前後に法事が集中することもしばしばです。

 

16日の新聞を見ると、いつもより余計にお葬式が多いのに気づかれることでしょう。お盆中はお葬式ができないので、お盆後に集中してしまうのです。

 

そして、お盆が終わるとお盆の付け施餓鬼「施餓鬼法要」のシーズンです。

明日から断続的に近隣寺院の施餓鬼が始まります。

この施餓鬼が終わるまで、一息つくことはできません。

そして、施餓鬼シーズンが終わると、すっかり夏も終わってしまっています。

 

 昨日、灯篭流しで会った他宗の僧侶の方と、どのようにしてバテずにお盆を乗り切るかという話をしていた時、その方は、お盆前に歩くのが秘訣だとおっしゃっていました。

甲府駅を起点として、ひと駅歩くということをなさっているそうです。

たとえば、竜王駅まで歩いて、帰りは電車で甲府駅まで戻るとか、南甲府駅、あるいは酒折駅まで歩いて、帰りは電車で甲府駅に戻るということを続けているとお盆を乗り切るだけの体力がつくんだそうです。

それぞれの駅までは1時間半から2時間ほどかかり、それを昼間歩くのだそうです。

確かに墓経、棚経は暑い日中に行いますから、そのシュミレーションにもなるのでしょう。

来年は一緒に歩かないかと誘われましたが、とてもそれだけの体力はありませんので、お断りしました。

そこまでアスリートにはなれません。

 せいぜい、夜涼しくなったときに武田神社まで往復1時間かけて歩くのが精いっぱいです。

だから、夏バテしてしまうんでしょうかね。

年々年をとって、体力が落ちてきますから、来年はまた、何か対策をたてなくてはなりません。

 お寺というと静かにお経を読んだり、瞑想しているようなイメージがあるようですが、完全な肉体労働で、体力勝負です。

 

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甲府仏教会の灯篭流し・花火大会

2008-08-16 23:08:39 | 行事

お盆の最終日に行われる灯篭流しです。

場所は荒川、千秋橋200メートル上流の河原で行われます。

今年は、例年以上にたくさんの方がご参加くださいました。

<今年の法要当番は浄土宗です。>

<灯篭を流すための行列。たくさんの方が並んでいます。>

<特設桟橋で灯篭を流します。手前は花火見物の特等席です。>

<灯篭を流し終えた後、お線香を供えます。>

<風向きによって灯篭が川岸に吹き寄せられています。>

<灯篭の販売も行っています。>

<会場は人でいっぱいです。>

<屋台もたくさん出ています。>

<いろいろな花火が上がります。>

<風車のように回りながらの花火。>

<ナイヤガラも豪華です。>

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おしょうろさん

2008-08-16 15:32:22 | 行事

今日、16日はお盆の最終日。

ご自宅に帰ってきたご先祖様をお送りする日です。

 

甲府では、おしょうろさんと呼ばれる16日の朝にお盆送り供物を川に流す習慣があります。

現在は、直接供物を川に流すことはできませんから、川岸や寺院の境内、公共施設前など、各地区で決められた集積所に供物を持って盆送りを行います。

 お盆中ご家庭で飾られたきゅうりの馬やナスの牛、果物、安倍川餅、花などの供物をまこもに巻いて、さらにこぼれないよう新聞紙などで包んで集積所にもっていきます。

 

清運寺のある地区では相川沿いの原山神社が集積所です。

 この集積所では、自治会の方々が前日からテント、施餓鬼棚などを設営し、近隣寺院の僧侶4人(日蓮宗2名、臨済宗2名)が朝6時から交替でお経をあげます。

 甲府市内の集積所全部の事情を知っているわけではありませんが、聞いたところによると、よそではテープで読経を流したり、近隣寺院の僧侶1人で読経しているところがあるとのこと。

この地区のように僧侶4人で読経し、ちゃんと盆送りを行っているところは少ないのかも知れません。

 そのせいか、わざわざここへ供物を流しにくる地区外の方も多いようです。

 

 しかし、前日から設営をし、当日は早朝6時前から集まって、9時30分すぎに市のごみ収集車がくるまで運営し、そのあとかたずけまで行う自治会の方々は大変です。

 僧侶の皆さん方も(私もその一人ですが)、お盆中13日の墓経、14,15日の棚経とめちゃくちゃハードなスケジュールをこなした後で、疲労がピークに達している時ですから、結構しんどいです。

 

これが終わると、いよいよ後は今晩の川施餓鬼です。

<板で囲まれた集積所、中に人がいて順々に供物積み上げていきます。施餓鬼旗も飾られています。隣では短冊を渡しています。>

<供物を渡した後、短冊を受け取って、水を張ったお桶に入れます。>

<短冊を桶に入れた後、火のついた線香を受け取ります。>

<施餓鬼棚の前、地面にしらえた囲いの中に、線香を立てます。>

<施餓鬼棚に手を合わせます。棚の前には賽銭箱が。銘々御賽銭や、袋に入れたお布施を入れています。この御賽銭がこの盆送りの運営費になっているのでしょう。>

<線香の煙でかすんでいる施餓鬼棚。>

<ただいま読経中。>

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お盆の棚経

2008-08-15 20:59:05 | 行事

    <今朝、また新しい蓮の花が咲きました。>

 

お盆のこの時期は、あちこちでよくお坊さんを見かけます。

一年中で一番お坊さんが移動するのかこの時期です。

昨日に続き、今日も棚経にでかけました。

 

いろいろなお宅にお伺いするのですが、そこで予想だにしない事態に遭遇することも時々あります。

たとえば、先月行われた清正公吉祥祈願会でご祈願した木札をどうしたらいいかというご質問をいただきました。

とっさに、古くなったお札の処理についてのご質問かと思い、「お寺でお焚きあげしますからいつでもお持ちください」とお答えしたところ、そうではなくて、どこに置いたらいいかというご質問でした。

それなら、お仏壇の中に置かれたらどうですかとお答えしたのですが、家の中のどこに置いたらいいかなどという質問は予想外でした。

こういうことがわからないのかと改めて認識の違いに驚かされます。

 

また、16日の灯篭流しに使う灯篭をお渡ししたところ、そのお宅で、戒名を書くところに家族皆つつがなく暮らせますようにといったようなお願い事が書かれていました。

灯篭をお渡しする時に、これはご先祖様をお送りするためのものであることと○○家というご自分お宅の苗字を書くことと、そのお宅は新盆でしたので、新盆を迎えられた仏様の戒名を書いてくださいと御説明をしたはずなのですが・・・・

全く想定外のことでびっくりしました。七夕か何かと混同してしまったようです。

孫もいるような年配の方でしたが、やはりこういうことに不慣れのようです。

 

お寺にいると、昔からのしきたり、風習をとだえることなく引き継いでいますが、一般のお宅ではそうはいかないようです。

昔からのしきたりを親や祖父母などから教えられなかった方、あるいは今まで主になってご先祖様の供養をされて来なかった方は、しきたりを学習する機会がなかったのでしょう。

10年ほど前にはそういうことはなかったのですが、現在、50代~70代にかけてそういう方が増えてきているようです。

 

このように予想外、想定外のことに遭遇することの多いのもお盆の特徴です。

いかにお寺の認識と一般の方の認識が違うかを実感させられる出来事です。

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お盆の精霊棚の馬と牛。

2008-08-14 20:49:13 | Weblog

お盆の14日、15日は檀家さんのお宅に棚経に伺います。

どのお宅でも、仏壇や別にこしらえた精霊棚を作ってお盆を迎えます。

それぞれのお宅で若干違いはあるものの、テーブルや仏壇に真菰(まこも)をひいて、その上におがらで足をつけたきゅうりの馬と、ナスの牛を飾ります。

他には、花や果物、安倍川餅をお供えするお宅も多いようです。

もちろん、灯明と線香・香炉は必須です。

昔ながらの水の子などはほとんどなく、ずいぶんと簡略化しているようです。

きゅうりの馬とナスの牛をお供えするのは、ご先祖様がきゅうりの馬で急いでお宅に帰ってきて、ナスの牛でゆっくり帰る為です。

安倍川餅は私の想像ですが、たぶん昔お餅や甘いものがご馳走だった時代、お宅に帰ってこられたご先祖様に対するもてなしとして供えられたのではないかと思います。

 

この、きゅうりの馬とナスの牛、おがらの足が長かったり短かったりするものの、形はほとんど同じです。

しかし、若干の違いと言えば、手綱が付いているかどうかです。

手綱の材質はゆでたそうめんやほうとうの生麺などです。

あるお宅では、お子さんが「たくさんご先祖様が帰ってくるのだから、手綱もたくさん必要だよ」といって、きゅうりにもナスにも何本も手綱をつけてくれたところもありました。

一本のきゅうりに何人ものご先祖様が相乗りする様子が目に浮かぶようです。

 

子供の想像力はすごいですね。

きっとそのお子さんは、思いやりのある優しい大人になってくれることでしょう。

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今日からお盆。

2008-08-13 13:14:40 | Weblog

     <今朝取れたフルーツトマト、お供えにします。>

今日からお盆です。

今日13日はお墓にご先祖様を迎えに行く日です。

朝から檀家の方々も続々お参りに来られ、それぞれのご先祖様がご家族に迎えられて、ご自宅に帰っていきます。

ご先祖様方はご家族が迎えに来てくれるのを心待ちにしています。

まだ、お迎えに行っていない方はぜひ、お早めにお迎えに行ってあげてください。

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バラの生育。

2008-08-12 15:22:45 | Weblog

今年の春に購入したバラのうち、ブルームーンが7月の暑さで枯れてしまいました。

葉は枯れても新しく芽が出てくるのではと期待していましたが、やはりだめだったようです。

枯れた原因の一つには鉢の温度が高くなりすぎたことによるようです。

日光によく当てるようにと栽培書に書かれていたので、一日中日の当るところにおいたのがいけなかったようです。

他の鉢も同じところに置いておいたのですが、こちらは葉がかなり茂っていたので、鉢が日陰になってそれほど温度が上がらなかったようです。

 同じ条件のもとにおいても、生育状態にかなりの差が出ます。

ブルームーンは5月に咲いた後、1回返り咲きをして枯れてしまいましたが、マリアカラスは5月に咲いた後、2回ほど返り咲いています。

ピエールドロンサールは一季咲きなので、5月に咲いたきりで、もっぱら丈が伸びてぐんぐん成長しています。

 以前からある黄色いバラは繰り返し咲き続けています。

地植えと違って、鉢の温度が高くなりすぎてしまうので、真夏は西日が当たらない東側に移動して、様子を見ることにしました。

 この暑さに植物もねを上げているようです。

<枯れてしまったブルームーン>

<順調に生育している、ピエールドロンサール、返り咲きしているマリアカラス>

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