清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

甲府市交響楽団演奏会

2010-10-24 22:52:07 | Weblog
昨夜、甲府市総合市民会館で行われた甲府市交響楽団演奏会に行ってきました。
元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターのレオン シュピーラー氏を迎えて行われる毎年恒例の演奏会です。

今回はN響のオーボエ奏者池田昭子さんのソロで演奏されるモーツアルトのオーボエ協奏曲が聞きたくてでかけました。
(映画のだめカンタービレで黒木君の演奏を担当したのはこの池田昭子さんだそうです。)

演奏曲目はベートーベン作交響曲1番、サリエリ作フルートとオーボエのための協奏曲ハ長調、モーツアルト作オーボエ協奏曲、シュトラウス作ワルツ朝の新聞、ラヴェル作ボレロ、指揮はシュピーラー氏、ソロ奏者はオーボエの池田昭子さんとフルートの矢野正浩さんです。
(この矢野正浩さんは数年前山梨県民第九演奏会の指揮者をつとめたこともあります。)

以前一度だけこの甲府市交響楽団の演奏会に行ったことがあるのですが、その時の演目にもボレロが入っていてかなり悲惨なボレロだったので、今回はどうなのか気になります。

このボレロはソロパートが多いので、ヘマをするととても目立つので演奏する方も聞いている方も緊張します。

さて、いよいよオーケストラが舞台に登場すると、メンバーはかなりバラエティーに富んだ年齢構成です。
なかには詰襟姿の学生さんや、高校や中学の制服を着た女生徒、小学生低学年の女の子や男の子もいます。平均年齢は相当低くそうです。
演奏はと言うと、予想以上でした。
もちろん、池田昭子さんのオーボエもすばらしかったです。

ボレロも多少不安な部分はありましたが、なかなかにアグレッシブな演奏で、特に、テンションが上がってくるとコントラバスがまるで船をこいでいるかのようにおおきく揺れてスイングする姿が印象的でした。
さすがにのだめカンタービレとは違って楽器を回したりはしませんでしたけど。

演奏の最後にはプログラムには載っていませんでしたが、ラデツキー行進曲です。
もちろんお約束の観客の手拍子も入ります。
最近、特にテレビでウイーンフィルのニューイヤーコンサートが放映されるようになってからは演奏会の最後にラデツキー行進曲を演奏するというケースが多くなっているような気がします。

演奏を聴きに来ている人は演奏者の家族や友人と思われる人が多いようで、一般のお客さんはそれほど多くなさそうでした。
チケットは500円、気軽に聞きに行かれる金額で、クラシックを聞きなれていない方でも楽しめます。

夕食後にちょっと生演奏を聴いてリフレッシュ、そんな楽しみ方もあるでしょう。

もっと一般のお客さんが来てくれれば、こうした演奏会も増えるかもしれません。
山梨にもわざわざ東京まで行かなくても、気軽に演奏が聴ける環境ができてくれると良いですね。



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コメント (1)
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