伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

葛飾

2008-12-31 16:00:57 | 青柳隆志先生

 

「葛飾」というと今は柴又のあたり、東京都葛飾区を限定的に指しますが、かつては、下総国と武蔵国の国境にまたがる広大な地域「葛飾郡」(千葉・東京・埼玉・茨城を含む)があり、現在の市川市がその中心であったと考えられます。葛飾八幡宮のほか、西船橋には、葛飾郡総社であったとされる「葛飾神社」(写真)があり、また、市川にある真間の手児奈の伝説でも、「勝鹿の真間の手児奈」と呼ばれています。


千本公孫樹

2008-12-30 20:51:11 | 青柳隆志先生

 

こちらは、国指定の天然記念物、千本公孫樹(昭和6年指定)です。一本の公孫樹の主幹の周辺に約40本もの蘖(ひこばえ)が固まって生えています。樹齢1200年程度とされ、千葉県一の大銀杏です。千葉県には国指定の天然記念物が16件あり(うち植物は8件)、そのうちの一件です。


小林先生御ふみ(24)

2008-12-29 05:40:08 | 小林朋恵先生

 

今年最後のふみです。今年はいろいろ大変な一年でした。特に後半は経済の急激な悪化で、日本伝統文化学科でも、学費の問題や、就職が決まらないなど、厳しい状況に置かれる人が増えてくるのではと心配です。
 そんな中ですが、学科では4月から新しい試みを取り入れて、元気に楽しく学問と向き合って来ることができたと思います。一つは夏期フィールドワーク。学生さんが主体的に参加してくれたことが何より大きな成果だったと思います。一つは房総地域文化研究プロジェクトの学生部会企画。「語り『南総里見八犬 伝』~八犬伝序章~」と題して、企画、渉外、当日の設営と、すべて学生が行ないました。市民の方も多数参加して下さり、語りと三味線のハーモニーの中、八犬伝の壮大な世界を味わえたひとときでした。そのほか、昨年度から始まった伝統文化マイスター制度は、3月の卒業時にマイスターが誕生しそうです。
 また、千葉のいまを知るプロジェクトも2年目になり、学生の参加も増えました。学芸員を目指す学生たちの実社会での活動も増えています。こうして、様々な活動を通じて学生たちが、大学の外の方々と接し、様々な教えを受けることが、やがて社会に出てゆくときの力になると信じています。学生が積極的に活動していることがメディアで取り上げられることも増えました。
 来年も、困難なことは多いかもしれませんが、元気に前向きに楽しくやっていきましょう。
 今日の写真は、我孫子市から望む筑波山です。紫がかった雲の中に幻想的に浮かんでいました。色が上手く出るでしょうか。撮影は小林さとみさん。千葉のいまを知るプロジェクトで我孫子のまちおこしを見学に行ったときに撮ったものです。


あをやぎのいと(弐拾肆)

2008-12-28 05:03:58 | 青柳隆志先生

 

年の瀬、慌ただしい中ですが、上野・鈴本演芸場恒例の鹿芝居に行って参りました。今年の演し物は、短期大学以来お世話になっている林家正雀師匠(竹の家すずめ)の作で、「人情噺 子は鎹(かすがい)」でした。いろいろあった一年ですが、笑って年を越すというのはなかなか結構なことだと思います。


江古田の富士塚

2008-12-27 04:16:02 | 奥山けい子先生

 

こちらは練馬区小竹町、江古田駅前の浅間神社にある富士塚。天保10年(1839)築造とされます。庶民が愛してきた富士山。私も富士山が見える朝は、なぜか気分がい。冬本番にも楽しみがあります。葛飾八幡宮や八千代市村上の富士塚は未見です。どなたか様子を教えてくださると、うれしいです。