伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

小林先生御ふみ(24)

2008-12-29 05:40:08 | 小林朋恵先生

 

今年最後のふみです。今年はいろいろ大変な一年でした。特に後半は経済の急激な悪化で、日本伝統文化学科でも、学費の問題や、就職が決まらないなど、厳しい状況に置かれる人が増えてくるのではと心配です。
 そんな中ですが、学科では4月から新しい試みを取り入れて、元気に楽しく学問と向き合って来ることができたと思います。一つは夏期フィールドワーク。学生さんが主体的に参加してくれたことが何より大きな成果だったと思います。一つは房総地域文化研究プロジェクトの学生部会企画。「語り『南総里見八犬 伝』~八犬伝序章~」と題して、企画、渉外、当日の設営と、すべて学生が行ないました。市民の方も多数参加して下さり、語りと三味線のハーモニーの中、八犬伝の壮大な世界を味わえたひとときでした。そのほか、昨年度から始まった伝統文化マイスター制度は、3月の卒業時にマイスターが誕生しそうです。
 また、千葉のいまを知るプロジェクトも2年目になり、学生の参加も増えました。学芸員を目指す学生たちの実社会での活動も増えています。こうして、様々な活動を通じて学生たちが、大学の外の方々と接し、様々な教えを受けることが、やがて社会に出てゆくときの力になると信じています。学生が積極的に活動していることがメディアで取り上げられることも増えました。
 来年も、困難なことは多いかもしれませんが、元気に前向きに楽しくやっていきましょう。
 今日の写真は、我孫子市から望む筑波山です。紫がかった雲の中に幻想的に浮かんでいました。色が上手く出るでしょうか。撮影は小林さとみさん。千葉のいまを知るプロジェクトで我孫子のまちおこしを見学に行ったときに撮ったものです。


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