伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

佐原雛めぐり「さわら雛舟」装束現地テスト

2014-02-28 20:17:47 | 日本文化

3月15日、16日「さわら雛舟」の装束着装を、東京成徳大学装束班が担当するため、本日現地でのシュミレーションを行いました。小野川を下るおひな様となぜか赤いTシャツのお内裏様、練習にもかかわらず、佐原観光の皆様に大受けでした。

まず、下分区の集会所で着装します。時間の制約があるので大急ぎです。

乗船場まで約10分ほど、佐原の町を歩きます。やはり浅沓は歩きにくいようですね。こちらは、有名な「小堀屋」の前。

乗船・下船の練習をしてみました。案ずるより生むがやすし、大丈夫そうです。観光協会の増子事務局長はじめ、地元の皆様のご配慮をいただき、恐縮です。

当日の天気とお祭りの成功を祈って、香取神宮にお参りしました。当日は香取神宮雅楽会の皆様とご一緒です。

そして明日、装束班は太宰府へ向かいます。


市川市文学ミュージアム「神作光一のひもとく和歌の世界」

2014-02-27 10:27:02 | 青柳隆志先生

市川市に昨年開設された「市川市文学ミュージアム」の企画展「神作光一のひもとく和歌の世界」が3月15日から始まります。同じ市川市在住者といたしまして、和歌披講のワークショップと装束班の出演でお手伝いをいたします。

4月29日(祝)平安装束に触れてみよう(青柳隆志)

5月17日(土)和歌を歌う~和歌披講と歌会始~(青柳隆志)


準備完了

2014-02-27 08:46:27 | 伝統文化★資料室

今日は公務員講座に出ず学内合同説明会が始まるまで束帯の修繕!
直りました(^-^)/
シワになるのが不安で畳紙に入れましたが畳紙が大きく入りませんでした(ーー;)

福岡の準備もしなければならないので、少し忙しいですが装束に触れられる事の素晴らしさを大切に出来たらと思います!


本日は菅公御忌

2014-02-25 19:47:42 | 日本文化

菅原道真は、延喜3年(903)2月25日、配流先の太宰府で59歳の生涯を閉じました。今日はその命日ということで、北野天満宮をはじめ、各地の天満宮で「梅花祭」が行われます。「曲水の宴」のある太宰府天満宮でももちろんですが、昨年は菅公没後1111年という特異な年だったので、いろいろイベントがあったようですね。写真は佐原の夏の大祭の菅公です。


佐原シュミレーション準備ちゅう

2014-02-24 19:38:10 | 伝統文化★資料室

「佐原雛めぐり」の準備を控えての装束チェック、束帯の小紐が傷んでいたり、ほつれが見つかったり、ヘビーローテーションの衣装は目を配っておかないと本番で困ったことになります。

五人囃子用の狩衣の色そろえも終わりました。

当日は卒業生の先輩も「着るほう」に来られるそうです。


春告鳥

2014-02-23 14:53:38 | 日本文化

「春告鳥」といえばウグイスの異名として知られますが、実は和歌ではあまり見かけない言葉で、わずかに大蔵卿源行宗(1164-1244)の

竹を植ゑて待つ鶯の夜をこめて春告げ顔に今ぞ鳴くなる(行宗集)

くらいが知られます。この歌は、藤原基俊(1060-1142)の、

夜をこめて鳴く鶯の声きけばうれしく竹を植ゑてけるかな(中古六歌仙)

を踏まえたもので、「竹に鶯」のパターンということになります。鶯のお宿は梅ばかりではありません。


第2回入学前特別授業

2014-02-22 14:42:00 | 日本伝統文化学科

日本伝統文化学科の第2回入学前特別授業(何でも体験してみよう)は、装束班による「狩衣と十二単の着装」です。実演を見せるのではなくて、出席した全員が協力して着付けを行ってもらいました。男子の狩衣では、衣紋ひだの取り方を、女子の十二単では、衣紋結びの実技をしっかりと覚えてもらいました。みなさんなかなか筋がよく、入学してからが今から楽しみです。「みんなの伝統塾」で、早いうちから伝統文化の技術をしっかり学んでくださいね。


人文学部・応用心理学部送別会

2014-02-20 17:32:18 | 八千代キャンパス

2月20日、学生食堂にて、今年度で八千代キャンパスを去られる先生方の送別会が行われました。日本伝統文化学科の学生もお世話になった先生方だと思います。思い出は尽きませんが、長年のご指導に心より感謝を申し上げます・

人文学部長 日山紀彦先生

図書館長 宮本文雄先生

広報及び入試対策部長 長谷部孝司先生(経営学部に移られます)


昭和十七年紀元節御題詠進写

2014-02-19 23:43:00 | 日本文化

歌会始とともに、宮中で現在も続いている「月次歌会」は、明治2年に始まり、毎月5日(初期は3日)に行われていたましたが、このほか、紀元節・天長節・明治節にも兼題が出され、皇族・華族ならびに宮内省・御歌所の関係者が詠進しました。この詠進歌は色紙に書かれ、披講は行われませんが、御歌所が取りまとめて冊子にすることがあったようです。今回入手したの戦時中の昭和17年2月11日の紀元節のもので、兼題は「社頭春風」、秩父宮妃勢津子さまの御歌を筆頭に、102名の詠進歌が掲載されています。うち50名が女性(妃殿下、華族夫人)であることが大きな特徴です。