伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

これは奥山先生でござる(20)

2008-12-06 03:58:45 | 奥山けい子先生

 

「月華余滴」鶴巻先生が先日の房総のプロジェクト特別講義で、中西月華の知人に宣教師グンデルトがいた、とお話しされました。グンデルトの著書の中の一冊、古書店で昨春求めた、『日本の能楽における神道』です。彼は1906年内村鑑三を頼って来日し、内村の『How I Became a Christian』(余は如何にして基督信徒となりし乎)のドイツ語訳を助けたといわれます。いとこのヘルマン・ヘッセは『シッダルタ』第二部をグンデルトに捧げました。グンデルトは日本の伝統文化を愛し、広めた多くの外国人のひとりです。