朝焼けの轍(わだち)

“ことば”で、アナタの心に愛と、希望と、勇気と、笑顔を届ける“透明な風”の詩(うた)。

Part3:翼よ!あれが天国の窓だ・・・ぼくを導いた瞬間

2005-08-17 07:07:07 | 旅(Journey)
旅日記~Part1は、思想的
旅日記~Part2は、物語的
そして、今回のPart3は・・・!?

某温泉ランドで仮眠を取って、早めに出発したんだ。
“何か”を吹っ切るように・・・
R1号線を走ってると、海が見えてきたんだ。
僕の詩人(うたびと)マインドが動き出してね。
おもむろに、ポーチから「ネタ帳」を出そうとしたら・・・

・・・な、な、ない!

そうなんだ、温泉ランドの仮眠室でも発想が浮かんできたので、館内で着るウエアのポケットに入れたまま、出発したんだ。

この「ネタ帳」・・・僕にとってはみたいなものなんだ。

♪お~お~ さあ 輪になって踊ろ~ ランランラララン~
    ・・・って、それはV6のイノッチ

今回の旅でも、色々と練り上げたかったから不可欠のものだったのだけど、もう何十キロも進んだから、引き返すわけにもいかず、とりあえず温泉ランドには保管しておいてもらって、僕は白紙の心で旅をすることにしたんだ。

走ること2時間半。
ついに、今回の僕の目的地に到着したんだ
そこは・・・箱根
3年前、友人たちと車で名古屋方面に行った帰りに、ちょっと立ち寄った街。
高台にあって、「天国に近づいた!」と思わせる街。
今回は、ここで3日ほど滞在して、遥かにそびえる山々、芦ノ湖を眺めながら、「これまで」のこと、「これから」のこと・・・を考えようと決めたんだ。

・・・で、この貴重な時間を最大限に生かそうと思って、帰り道に行こうと予定していた「行きたい所」には、先に行くことにしたんだ。

そこは・・・『星の王子さまミュージアム』

以前、ベー坊さんのblogにも取り上げられていたけれど、僕も、『星の王子さま』にはとても感動してね。
・・・って言っても、僕がまともにこの作品を読んだのは20代半ばの頃。
この作品は、「子供向け」にはなっているけど、大人が読むべき作品だと思うんだ。

ねえ きみは 覚えているかい?
どろんこになって かけ回った日々
気にすることなんて なにも持たなかった日々

空の雲と 追いかけっこして
気がつけば 知らないところで 迷子になっていた
川の水と じゃれあってみて
気がつけば 魚みたいに びしょ濡れになっていた

今よりも 華やかさはなかったけれど
やっぱり 幸せだったね
あの日々は・・・

          (♪by SEITA)

僕は、主人公が“ぼっちゃん”と呼んでいた、この王子さまを探していたんだ。
そして、ある日、栃木の自然のなかで、やっとめぐり逢えたんだ。

「たいせつなことはね、目に見えないんだよ・・・」
          (『星の王子さま』より)

王子さまは、それからずっと、僕と一緒にいるんだ。
いや、僕が生まれる前から、ずっと、僕と一緒にいたんだ。
そう、「目に見えない」から、気がつかなかっただけなんだ。

・・・で、王子さまが僕に言ったんだ。
「どうして、いつも同じ場所にいるの? どうして、同じようなお話しかしないの?」

王子さまの星は、B-612というところだけど、この地球にも、王子さまのための家(星の王子さまミュージアム)を用意している・・・ということで、そこに立ち寄った後で、箱根で王子さまと3日間過ごしてきたんだ。

・・・(つづく)

P.S.べ~坊さん・・・「喜ぶ」の意味がわかりました???