朝焼けの轍(わだち)

“ことば”で、アナタの心に愛と、希望と、勇気と、笑顔を届ける“透明な風”の詩(うた)。

Part4:翼よ!あれが希望の扉だ・・・ぼくを羽ばたかせた瞬間

2005-08-18 07:07:07 | 旅(Journey)
Part1~Part3までは、僕にとってもドラマティックだったんだけど、それからの僕は、きわめての~んびりしてたんだ。

僕の日常・・・それなりにバタバタしてるけど、世間にはもっともっとバタバタしてる人は多いってことも感じてる。
僕の場合、あんまりテンパったりしない!っていうのが信条なので、たいていのことは流しちゃうんだ。
今の環境に対して首を突っ込みすぎると、そりゃ大変だと思う。
無関心ではないけれど、事務所内では“お寺の小僧”のように無口に黙々と仕事してるんだ。

でも、箱根の景色につつまれていると、そんな僕でも、なんてセカセカしていたんだろうかって思ったんだ。

テラスの椅子に腰掛けて、を見てたんだ
そうするとね、またまた涙がこぼれてきたんだ。

雲よ
ぼくの涙を 吸いとって
すき通るような 白となって
風に 流れていく

雲よ
ぼくは いつしか 身構えて
生きることに りきんでいた
そんな自分に 慣れきって
悲しむことも 忘れていた

雲よ
こんなに澄んだ 空の下
ぼくの涙は 止まらない

そんなぼくを 包み込み
雲よ
ぼくに 歌いかける

「さあ 笑ってごらん
 きみが 笑顔を 戻すまで
 ぼくは 光を 投げかけよう」

(by SEITA)



とにかく、「あっ、新しい一歩を進めていくんだ!」って確信したよ。

よく考えたらさ、
なんて複雑な生き方をしてたんだろう。
悩まなくてもいいことを 悩みすぎたり、
考えなくてもいいことを 考えすぎたり、
憎まなくてもいい人を 憎んだり、
無理だと分かっていながら 求めたり、
うらやまなくてもいいのに うらやんだり・・・


結局、僕が気づいたことは、栃木という、自然の景色に恵まれた世界にいながら、ぜんぜん自然じゃない自分を演じていたんだ・・・ってことだったんだ。
そして、都会であろうとも、田舎であろうとも、自然な生き方は、どこででもできる!・・・ってことにも気づいたんだ。

ま、今は栃木にいるから、栃木で自然に生きていくしかないけどね。

・・・で、12日の歌に戻るんだ

♪天国じゃなくても 楽園じゃなくても
あなたに会えた幸せ感じて 風になりたい・・・

(♪『風になりたい』THE BOOM)



こうして、僕は抱えきれないほどの心のおみやげを愛車に積んで、箱根を後にしたんだ。
R1号線は、山道だから渋滞が続いて、小田原に出るまでに2時間もかかったよ。
その後、温泉センターに忘れた「ネタ帳」を取りに行き、R246号~環八~外環~R4号を経由して、栃木に戻ってきたんだ。
住みなれた街が、違って見えたよ。

そして、一昨日(16日)は、久しぶりにゆっくり、のんびりと過ごし、夕方からは近所の友達と回転寿司に行ったんだ。
こうして、夏休みも終わったんだ。

わずか5日間のことだったけど、僕にとっては、何週間も過ごしたような気がする。
それぐらい充実してたんだ。

でも、僕の『旅日記』、コメントしづらかったかな?
明日からは、また、いつものダジャレティックな僕に戻るね。

・・・(完)