「地方から、国を変えよう会」

中央集権を打破し、地域主権を確立しよう!!

「兵庫県全国2番目の受動喫煙防止条例に向け始動」

2011年10月07日 | 日記
「あなたの、そのタバコの煙が子ども達の健康に危害を加えているのです。子ども達にきれいな空気を!それが大人の責任です」
10月8日 三田市民病院で2時より「禁煙ゼミ」が行われます。あなたもたばこが止められる。是非参加しましょう!!

肺腺ガンとは?
肺の奥にできるガン。受動喫煙が原因の一つとされています。受動喫煙をすると、通常の呼吸で空気と共にタバコの粒子を吸い込むため、気管支でとどまらず、主流煙の何倍もの有害物質が肺の奥まで侵入してきます。そのため、肺が汚れないうちにガンが肺の奥で発症してしまうことが多いのです。
日本でタバコなどが原因の肺ガンで亡くなる方は推定年間およそ8万人。その中で副流煙が原因の肺ガンで亡くなる方は推定年間1000人から2000人とも。また、肺ガンばかりでなく、狭心症や心筋梗塞、流産の危険性が高まります。
また、肺腺ガンは喫煙者も発症します。肺腺ガンの原因は副流煙だけでなくタバコを吸うときに直接肺に入る主流煙も原因の一つです。
肺腺ガンはタバコの煙以外にも、排気ガスなどの空気中の粉じんや遺伝なども原因となります。

分煙していたのになぜ肺腺ガンに?
分煙は、どの程度効果があるのか。今回、産業医科大学の大和教授にご協力頂き、目に見えない煙を捉えるレーザー照射器と、細かいタバコの粒子も測定できる粉じん計を使い「分煙」での煙の流れを調査。
その結果「ベランダでの喫煙」は、サッシ戸を開けていても、そして閉めている時でさえも、レールの隙間などからタバコの煙が室内に入ってきており、WHOが示した安全基準を超える数値が室内で測定されました。「換気扇の下での喫煙」は、換気扇の下で吸っても、キッチンからリビングへと煙が流れていき、吸い終えた人の口からも約1分間、肺に残った煙が吐き出されていました。
この結果から、分煙していたとはいえ、見えない副流煙を吸い続けてきた可能性が高いと考えられます。

受動喫煙を防止するには?
全面禁煙をしないと受動喫煙の防止にはなりません。例えば大型空気清浄機を備えた喫煙室でも、フィルターの交換をしていない等が原因でタバコの煙は充満しており、扉の開け閉めとともにタバコの煙が喫煙室から漏れ出してしまうのです。

禁煙し、副流煙を吸わなければ肺ガンのリスクは低い?
タバコをやめても、15年から20年は吸っていたタバコの影響が残ると考えられています。1年に1度はレントゲン撮影、もしくは1センチに満たない超早期のガンを発見することができるヘリカルCTなどの検査を受けるとよいでしょう。

実験!副流煙から身を守るには
受動喫煙は家の中だけではありません。外で身を守るにはどうしたら良いのか?その危険度を、4か所で調べました。
まずは、駅前などでよく見かける「喫煙コーナー」。胸に粉じん計をつけて、どれぐらいの距離でどのくらいの受動喫煙をすることになるか実験。その結果、1メートルまで近づいた時にグラフが大きく反応し、WHOの安全基準の11倍を示しました。
次は、「喫煙者の後ろを歩いた場合」。喫煙者の2メートルほど後ろを歩いた結果、追い風の場合、真後ろに煙が来ることがなく、粉じん計の反応もありませんでしたが、向かい風の場合、真後ろに煙が直撃し、粉じん計の値も大きく反応。これも、受動喫煙の危険が非常に高いことがわかりました。
そして、「信号待ちの場合」。信号待ちをしている喫煙者の横に立った場合、風向きによっては止まっている分、逃げ場がなく、高い濃度の煙をあびることも。この実験ではWHOの安全基準のなんと22倍以上を示しました。

たばこを吸ったから、もしくは副流煙を吸ったから、必ず肺ガンになるわけではありませんが、危険性は間違いなく高くなります。喫煙されている方は、1日も早い禁煙が大切です!

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