この度のWWDC騒ぎをもう一回振り返ってみる。
まず、今回発表された内容にちょっとでもかすった私の予想はというと…
・次期OS発表(名前はドーベルマン)
・IntelとIBMがPower PC G6を共同開発
ですが、「Tigerが出たばっか」という事情に加え「今後リリースペースはゆるやかになる」という情報があったため、次期OS発表は無いだろうというのが大半の見方だったようで、にもかかわらず次期OS発表を予想し見事的中させたのは私くらいのもんでしょうな、むはははは(などと言ってみる)。しかしまだネコ科にこだわるとは思わなかった~。ライオンは遅いから採用しないでしょうと言うのは以前Appleジャパンの誰かのコメントにあったんですが、レパード(レオパルド?)は流石にちょっと予想できないって。英名はレパードでも学名で言えばパンサーとほとんど変わんないし。Intelチップへの移行と同時にネコ科から名前を変更するいいチャンスだったと思うんですけどね。Pantherの後をレパードにしておいて、次期OSでTigerって方が流れとしてもよかったんじゃないかなぁ。なんかTigerからヒョウってグレードダウンしちゃったイメージが…(ってかパンサーより格下なイメージ…)。
共同開発はヘタしたらマジであるんじゃないかと思っていたんですが、こんなにばっさりIBMを切る事になるとは思いませんでした。しかもIntelに移行しても名前はG5みたいだし。これもいっそのことG6という名前にしちゃった方がすっきりしたと思うんですけどねぇ。
でもって、やはりIntelへの移行は大騒ぎになっておりますね。というか大騒ぎしているのは大抵MacユーザーでありMac系のサイト及びブログであって、Windows等他のOSをメインに使用している人でこの話に興味を示す人というのはCPUのチップやらハード面に詳しかったり多少その手の業界に関係した職種の人が大半なんじゃないかという気がします(あとはWinを使っているけどMacをいずれ買う気でいた人とか)。大半のWinユーザーや、CPUのチップがどうこうなんていう話題の意味が技術的にあまりよく分かっていない(私のような)人にとっては結局「ふ~ん、、、それで?」なニュースなのでは。
つまり、今回の話でショックを受けたりMacやAppleに失望したり「Intelチップの入ったMacなんか買わねー」と言っている人は「現Macユーザー」「今までMacが好きだった人」「今まで"の"Macが好きだった人」なのだと思います。自分なりのコダワリを持ってMacを選び使っていた人、特に「チップがIntelじゃないからこそ俺はMacが好きだったのに~」とか「俺はPower PCのP O W E Rの意味を知ってるぜ!」というような人には確かにショックでしょう。
でも、たとえそのような旧来からのMacユーザーが全員Macを見限ったとしても、現Winユーザーの50%が新しい「IntelMac」にスイッチしてくれるなら…シェアとしてはウハウハです。そして現Macユーザーの全員が、単に「CPUがIntel製になったから」という理由だけでMacを捨てるなんてことはありえません。もちろんIntelチップを使うからといってWinからMacへどばどばスイッチしてくるなんてこともまたありえないわけですし、「OSXをPC/AT互換機で動かせるようにはしない」と今回のところは発表されているようですし(数年後にはありえると思います)、あちこちで色んな方が「Intelチップを採用する事にどれほどのメリットがあるのか」「Appleにとってメリットはほとんど無いんじゃないか」と、大抵は(私には全然理解できないような難しい)技術的な観点からIntelチップの採用を懸念していたりします。
IntelチップとPower PCで技術的に何がどう違うのかとか、具体的で詳細なことについては私はほとんど何も分かりません。以前(「吠えよジョブズ」のコメント欄にて)Itanium について書かれた方がおられましたが、私は「Itanium」という単語さえ知らなかったくらいなんです(コメントを下さった方には申し訳ありませんでしたが匿名の捨てカキコのようでもあったのでああいう対応をさせて頂きました)。だから技術的な見地でIntelチップへの移行に賛同できない方の意見は「ふ~ん、そうなのかぁ、やっぱやばいんかな」と思えるのですが、それ以外の否定的な感情論には「共感するものの同意できない」という微妙な思いでいます。
私もまたMacの「特殊性」「独自性」「特別性」に惹かれ、「孤高にして高貴なコンピュータ」というイメージに憧れていましたので気分的に釈然としないものはあります。ありますが、やはり私は「ジョブズの先を見る目」を信じてみたい。ジョブズが「ここでIntelに変えるべきだ」と結論したのならそれを信じてみたい。一方で「CPUは間に合ってます」と言いながら実は5年も前からちゃあんとIntelチップでもOSXが動作できるようにしておくこの周到さ。アプリケーションの移行についても開発者が戸惑わないように既にある程度(というかかなり)準備されていたようです。これは「もしPower PC G5が予定通りのクロックアップと省電力化に成功しやがらなかったらいつでもIntelに乗り換えてやるぞこの野郎」と考えていたのだとも思えますし、やはり(以前書いたように)「今が潮時だから」と彼が思ったからこその乗り換えなのではないかと私は思いたいです。
Macのことが好きでたまらなかった人、特に「Macのあんなところやこんなところが好き」という具体的な部分があった人はこれを機にMacから離れることになるかもしれません。しかし「自分の使っているPCの中に入っているCPUの名前なんて知らないし特に意識もしない」「っていうかCPUって何?」みたいな人にとってはOSが使いやすく安定していて、しかも値段が安いのならばそれでいいはず。また、そういう人は「なんだこのだせーシール、剥がしちゃえ」と特に抵抗なくあの忌まわしいステッカーを剥がしてしまえることでしょう(笑:コダワリのある人は「剥がせばいいってもんじゃない」と言いたいでしょうが、やっぱり剥がせばいいんです、えぇ)。そういう人たちが初めてコンピュータを購入する際にMacを選択肢として考えやすくなったり、あるいは既存のWinユーザーが抵抗なくMacにスイッチしてこれる、またはスイッチする理由や一助になる、そのための布石の一つとして今回のIntel移行があるのであればいいな、そうあって欲しいなと願いつつ、私は相変わらず(そしておそらく今後もかなりの長きに渉り)中古のPPCMacで一世代前のOSXを動かし続けます(爆)。
#しつこく予想し続けているカラー版のminiですが、ソリッド色じゃなくおにぎり型iMacみたいにスケルトンカラーにしたらオシャレで筐体の箱根細工ぶりとかも分かっていいと思うんだけどなぁ(まだ言うか)。
<思い出したので追記>
そういえば、ジョブズこの前「すんごいサプライズな新製品」が出るとか目白押しだとか言ってたような…??? タブレットMacが突然開発頓挫したとか? それとも単に発表忘れちゃっただけ?
まず、今回発表された内容にちょっとでもかすった私の予想はというと…
・次期OS発表(名前はドーベルマン)
・IntelとIBMがPower PC G6を共同開発
ですが、「Tigerが出たばっか」という事情に加え「今後リリースペースはゆるやかになる」という情報があったため、次期OS発表は無いだろうというのが大半の見方だったようで、にもかかわらず次期OS発表を予想し見事的中させたのは私くらいのもんでしょうな、むはははは(などと言ってみる)。しかしまだネコ科にこだわるとは思わなかった~。ライオンは遅いから採用しないでしょうと言うのは以前Appleジャパンの誰かのコメントにあったんですが、レパード(レオパルド?)は流石にちょっと予想できないって。英名はレパードでも学名で言えばパンサーとほとんど変わんないし。Intelチップへの移行と同時にネコ科から名前を変更するいいチャンスだったと思うんですけどね。Pantherの後をレパードにしておいて、次期OSでTigerって方が流れとしてもよかったんじゃないかなぁ。なんかTigerからヒョウってグレードダウンしちゃったイメージが…(ってかパンサーより格下なイメージ…)。
共同開発はヘタしたらマジであるんじゃないかと思っていたんですが、こんなにばっさりIBMを切る事になるとは思いませんでした。しかもIntelに移行しても名前はG5みたいだし。これもいっそのことG6という名前にしちゃった方がすっきりしたと思うんですけどねぇ。
でもって、やはりIntelへの移行は大騒ぎになっておりますね。というか大騒ぎしているのは大抵MacユーザーでありMac系のサイト及びブログであって、Windows等他のOSをメインに使用している人でこの話に興味を示す人というのはCPUのチップやらハード面に詳しかったり多少その手の業界に関係した職種の人が大半なんじゃないかという気がします(あとはWinを使っているけどMacをいずれ買う気でいた人とか)。大半のWinユーザーや、CPUのチップがどうこうなんていう話題の意味が技術的にあまりよく分かっていない(私のような)人にとっては結局「ふ~ん、、、それで?」なニュースなのでは。
つまり、今回の話でショックを受けたりMacやAppleに失望したり「Intelチップの入ったMacなんか買わねー」と言っている人は「現Macユーザー」「今までMacが好きだった人」「今まで"の"Macが好きだった人」なのだと思います。自分なりのコダワリを持ってMacを選び使っていた人、特に「チップがIntelじゃないからこそ俺はMacが好きだったのに~」とか「俺はPower PCのP O W E Rの意味を知ってるぜ!」というような人には確かにショックでしょう。
でも、たとえそのような旧来からのMacユーザーが全員Macを見限ったとしても、現Winユーザーの50%が新しい「IntelMac」にスイッチしてくれるなら…シェアとしてはウハウハです。そして現Macユーザーの全員が、単に「CPUがIntel製になったから」という理由だけでMacを捨てるなんてことはありえません。もちろんIntelチップを使うからといってWinからMacへどばどばスイッチしてくるなんてこともまたありえないわけですし、「OSXをPC/AT互換機で動かせるようにはしない」と今回のところは発表されているようですし(数年後にはありえると思います)、あちこちで色んな方が「Intelチップを採用する事にどれほどのメリットがあるのか」「Appleにとってメリットはほとんど無いんじゃないか」と、大抵は(私には全然理解できないような難しい)技術的な観点からIntelチップの採用を懸念していたりします。
IntelチップとPower PCで技術的に何がどう違うのかとか、具体的で詳細なことについては私はほとんど何も分かりません。以前(「吠えよジョブズ」のコメント欄にて)Itanium について書かれた方がおられましたが、私は「Itanium」という単語さえ知らなかったくらいなんです(コメントを下さった方には申し訳ありませんでしたが匿名の捨てカキコのようでもあったのでああいう対応をさせて頂きました)。だから技術的な見地でIntelチップへの移行に賛同できない方の意見は「ふ~ん、そうなのかぁ、やっぱやばいんかな」と思えるのですが、それ以外の否定的な感情論には「共感するものの同意できない」という微妙な思いでいます。
私もまたMacの「特殊性」「独自性」「特別性」に惹かれ、「孤高にして高貴なコンピュータ」というイメージに憧れていましたので気分的に釈然としないものはあります。ありますが、やはり私は「ジョブズの先を見る目」を信じてみたい。ジョブズが「ここでIntelに変えるべきだ」と結論したのならそれを信じてみたい。一方で「CPUは間に合ってます」と言いながら実は5年も前からちゃあんとIntelチップでもOSXが動作できるようにしておくこの周到さ。アプリケーションの移行についても開発者が戸惑わないように既にある程度(というかかなり)準備されていたようです。これは「もしPower PC G5が予定通りのクロックアップと省電力化に成功しやがらなかったらいつでもIntelに乗り換えてやるぞこの野郎」と考えていたのだとも思えますし、やはり(以前書いたように)「今が潮時だから」と彼が思ったからこその乗り換えなのではないかと私は思いたいです。
Macのことが好きでたまらなかった人、特に「Macのあんなところやこんなところが好き」という具体的な部分があった人はこれを機にMacから離れることになるかもしれません。しかし「自分の使っているPCの中に入っているCPUの名前なんて知らないし特に意識もしない」「っていうかCPUって何?」みたいな人にとってはOSが使いやすく安定していて、しかも値段が安いのならばそれでいいはず。また、そういう人は「なんだこのだせーシール、剥がしちゃえ」と特に抵抗なくあの忌まわしいステッカーを剥がしてしまえることでしょう(笑:コダワリのある人は「剥がせばいいってもんじゃない」と言いたいでしょうが、やっぱり剥がせばいいんです、えぇ)。そういう人たちが初めてコンピュータを購入する際にMacを選択肢として考えやすくなったり、あるいは既存のWinユーザーが抵抗なくMacにスイッチしてこれる、またはスイッチする理由や一助になる、そのための布石の一つとして今回のIntel移行があるのであればいいな、そうあって欲しいなと願いつつ、私は相変わらず(そしておそらく今後もかなりの長きに渉り)中古のPPCMacで一世代前のOSXを動かし続けます(爆)。
#しつこく予想し続けているカラー版のminiですが、ソリッド色じゃなくおにぎり型iMacみたいにスケルトンカラーにしたらオシャレで筐体の箱根細工ぶりとかも分かっていいと思うんだけどなぁ(まだ言うか)。
<思い出したので追記>
そういえば、ジョブズこの前「すんごいサプライズな新製品」が出るとか目白押しだとか言ってたような…??? タブレットMacが突然開発頓挫したとか? それとも単に発表忘れちゃっただけ?