麗しの青林檎 -Marine & Silk-

AN OLD & A NEW MAC A NEW LEGEND ~だって俺、MACだもん~

購入検討編

2010年01月30日 | 雑記
 今まで使っていた Power Mac G4/400MHz は10年前に発売されたマシンです(99年製でuni-northは確か3)。中古購入なので実際に10年使っていたわけではありませんが、miniでも当然今後10年使えるかどうかを念頭において検討します(流石に無茶だろそれは…)。


<今、miniを買うことの意義>
 いつディスコンになるのかと常にびくびくしつつも購入を見送り続けてきた、「時代を三歩、もとい三周半くらい後を行く」性格の私だったんですが、検討の結果今回は流石に踏み切りました。

 まず、もうしばらくminiのアップデートはなさそうだと予想しました。あと数日(←下書き執筆時)で噂のタブレットMacがおそらく発表されますが、私としてはそんなもの(爆)はメじゃなく、「その際同時にminiもアップデートしてCPUがCore iシリーズに置き換わるのでは…?」という心配の方が興味の対象でした。しかし、色々調べてみたり先月発売のMacFan誌を読んでみたりした結果、Core iシリーズはGPUもインテル製で統合しなければならないとか、値段のこともあったりして、モバイル機やminiに搭載されるまでにはまだ間がありそうだということがわかりました。
 
 そしておそらく、Core2Duo搭載のminiとしてはこのLate 2009が最終モデルになるかと思われます。で、予想通りこの後違うCPUやGPUを載せてminiの歴史が続いていくならいいのですが、下手すると「Core2Duo搭載miniの終焉」と同時に、正真正銘今度こそ「miniの歴史そのもの」が終わる可能性があります。ここで手を打っておかないと「新品のMacmini」は永遠に手に入らなくなる可能性がある、というのが購入理由の一つです。


<今、miniを買うことの優位性>
 要するに「おいしさ」です(笑)。今は円高ということもあって、Early2009と比べるとLate2009はメーカー価格が7000円ほど下がりました。にもかかわらずメモリは標準搭載で2G。HDDは160Gです。付属iLifeは09で、あと数日でiLife'10が出る可能性がある(#)ことを考えると微妙な気がしますがどうせ04からのアップだし(爆)、10が09に比べてダメダメな仕様になることも(何気に結構な確率で)ありえます。(←個人的な使い勝手や好みの面で、です)(#そういえば発表されませんでしたね)
 今回(昨年10月)のアップデートでは「スペックがあがって値段が下がり」ましたが、miniが存続してアップデートされるとしても、次回また値下がりするとは限りません。安いお店を探せば今なら実質5万円台で買える、というのはオイシイ以外の何物でもなく、「これぞminiのあるべき姿」という気がします(笑)。

 もう一つ。miniに限らず、今Macを買うと搭載OSは10.6.2(Snow Leopard)です。出たての頃と違いOSそのものも安定してきており、使い慣れたフリーソフトや周辺機器のドライバも大多数が対応してきている時期です。初物好きの人には物足りないでしょうが、安定性を重視するならこの点でも「今が買い時」度は高いと言えます。


<今のminiの拡張性>
 大変だと言われる分解は、おそらく仁作さんのコレを使えば楽勝でしょう。ホームセンターや100円ショップで使えそうなヘラを物色する手間を考えると、最初からこの専用設計工具を買う方がよさそうです。

 CPUとGPUは備え付けで、交換は(常識的に言って)不可能です。しかしGPUは新技術のOpenCLに対応しており、当分は不足を感じることはないでしょう。

 Late2009ではメモリ搭載量は実質8Gです。流石に8G積めれば数年は楽しめるでしょう。

 ブルーレイ再生はどうせジョブズの目の黒いうちは非対応でしょうから(苦笑)、光学ドライブも今のところたいして問題にはなりません。将来ブルーレイに対応したらその時に拡張を考えればいいでしょう。

 miniのスペックの中で最も他の足を引っ張っていると言われるのがHDDですが、これもどうせそのうちSSDの値段が下がってくるでしょうからそれまで待ちます。早くもSSD化した方々の話を見聞きすると相当な速度アップが望めるようなので、数年経って「流石に重くなってきたな~」という頃に換装すれば「まだまだ行けるぜ!」となります(多分)。 

 私の場合、今のところFirewire機器は一切持っていないのでこれも問題無し。今から中古等でFirewire400接続の機器を買うことがあるとしても、400-800の変換アダプタが存在するのでほとんど問題無し。

 USB2.0コネクタは五基も搭載。何をか言わんや。USB3.0が普及するのもまだ当分先でしょうし。

 モニター接続は、どうせウチはまだしばらくVGAモニターだし、となると変換アダプタは必須。最初からアダプタが付属していないのが痛いと言えば痛い(入手しづらくて実際かなり痛かったです…)。

 ラインアウト(ヘッドフォン端子)とラインイン(マイク端子)が付いている! たしか初代miniにはラインインは付いていなかったと思います。今まで使っていたPower Mac同様「ギター」→「アンプシミュレータ」→「Mac」という接続が(USBを使ったりしなくても)可能なのは地味に嬉しい。

 ブルートゥース、AirMacアンテナが内蔵。

 ざっと見てこんなところですか。拡張性というより段々仕様の紹介になってきましたが(苦笑)、全体としては「拡張性の乏しさ」を補えるだけのメリットが(少なくとも現段階では)あります。miniといえば拡張性の低さがすぐ取り沙汰されますが、Mac Proと比べたら当然低いものの、USB2.0コネクタが五基ついていて、ディスプレイも好きなものを選択できるのですからiMacやMacBookよりむしろ拡張性は高いのではないかと思います。

 
<大多数の人にはどうでもいい理由>
 通販サイトではまだ「Early 2009」の在庫を取り扱っているところもあり、しかも今では当然「Late 2009」より値下がりしています。スペックの高さをそれほど重視しない私としては値段の安さを重視するという方向性もあるにはあったのですが、私にはこの「Late 2009/下位モデル」に惹かれた理由がもう一つありました。それは何を隠そう型番です。

 MC238J/A、後ろのJとAはおそらく「ジャパン/アメリカ」ということでしょう(根拠無し)。
 で、MC238、えむしーふみや。おぉ、なんと覚えやすい型番だ。

 ライブ中、ステージ上でMac miniを片手にジョブズばりにカッコ良くMC(マスター・オブ・セレモニー)をする藤井フミヤ氏の姿を頭に思い浮かべれば二度と忘れることはありません!

 いや、ほんと、実にくだらないことですが、自分のマシンのこーいうことって記憶しておきたいんですよ。ロジックボードの開発コード(YosemiteとかSawtooth)や、OSの開発コード(TigerとかVeronicaとかLimelight)だとかっていう情報は。「えむしーふみや」はかなりお気に入りです、ハイ。


 長くなりましたので以下は<購入編>として別記事にします。

命名の儀

2010年01月27日 | 雑記
 ネットワークで繋げるために必要だとかいうことは関係なく、Macユーザーと言えばMacに名前を付けるものと相場が決まっております(偏見)。私の初MacはPower Macintosh G3 B&W 、その半透明+クリアブルーの外観からアクアマリンを連想してマリンと名付けました。

 二代目(二台目)はPower Mac G4/400MHz。ロジックボードをG3とすげ替えただけで本体の基本構成は全く変えておらず、外観はG3と二個イチしてクリアブルーを維持したのでそのまま何のヒネリも無く「マリン二号」としておりました。


 さて、Mac mini と言えばイメージカラーは白+銀。白銀。はくぎん…。むぅ~、今回は何も閃かんなぁ。


 白銀の騎士…鎧しか思いつかん、ダメだ。


 前回と同じように宝石…ダメだ、白銀の宝石なんてダイヤしか思いつかん(ダイヤモンドあまり好きな石じゃないしなぁ)。


 …煮詰まった。ここは一つ視点を変えて「ミニ」から連想してみよう!


 ミニと言えば…ミニスカート!!!(爆)←連想までに要した時間0.01秒。


 スカートと言えば…絶対領域!(核爆)。


 絶対領域と言えば…メイド喫茶くらいしか思いつかん。こりゃダメかも。


 メイド喫茶すなわち喫茶店。


 喫茶店と言えば「紅茶のオイシイ喫茶店(Song by 柏原芳恵)」。


 そこから「紅茶」を抜き出す。


 紅茶、紅茶、紅茶…紅茶って赤色だよなぁ。ダメじゃん。


 他には…あ、ダージリンとかスリランカ。


 スリランカと言えば…近くにインド。


 インドと言えば…シルクロード。


 おぉ! これだよこれ。白銀じゃないかシルク!


 ということで(なが~)、ウチのMacたんの名前は「シルク」に決定!しました。一時はどうなることかと思いました。いや~今回は難儀でした。


(10/3/20 追記:なんだか語呂がイマイチだったので「y」を追加してみました)
(11/7/14 追記:結局 Silk に戻しました)

PantherからSnow Leopardへのデータ引き継ぎは可能!

2010年01月23日 | Panther/Tiger/(OSXの話題)
 「外付けHDDを使うことでPanther(OSX10.3)からSnow Leopard(OSX10.6)への上書きインストールは可能なのか?」という前回の疑問に対し検証してみました。

 結論から言うと、厳密な意味での上書きインストールはできませんでした。「MacOS拡張(ジャーナリング)」でフォーマットしたHDDは確かにIntel MacでもPPC Macでも共にマウント及び読み書き可能だったんですが、Pantherの入ったHDDにSnow Leopardをインストールしようとすると「パーティションマップがGUIDじゃないから駄目」と撥ねられてしまいました。事前に調べていたとき「撥ねられるとすればこの部分かな?」とちらっと思ったんですが、フォーマット形式自体が同じなら行けるかな~と・・・(やっぱり駄目でした)。
 
 さてそこで考えられるのは、

・いったんSnow Leopard(の入ったMac)側からディスクユーティリティで外付けHDDのフォーマット及びパーティションを切り、パーティションマップをGUIDとやらに指定してやった上で

・Panther(の入ったPPCMac)側に外付けHDDを接続し、ディスクユーティリティでPPCMac内部(内蔵HDD)のPantherを外付けHDDに復元。

 これが可能であれば、PantherからSnow Leopardへの上書きも可能かもしれません。簡単に言うと、「パーティションマップがGUIDのディスクにPantherを入れることは可能か否か?」ということです(多分だめでしょうけど)。

 気にはなりますが、実はウチのPPCMac(Power Mac G4/400MHz)でHDDをディスクユーティリティで丸ごと復元(複製)しようとするとなんと36時間もかかるんですよ(前回は25時間だったんですが何故か今回36時間もかかりました。せっかくUSB2.0カード買ったのに何の意味もなかった…)。というわけでもういい加減疲れたので上書きに関する検証はここまでとさせて頂きます。

 で、ここまでが枕でして、ここからが本題その1です。事前に調べていた時に「移行アシスタントはおそらく使えない」ということはわかっていました(Pantherに対応していないので)。しかし、設定アシスタントからのデータ移行は可能でした!!!

 「移行アシスタント」は「別のMacからデータを転送する」ものですが、初回起動時に設定アシスタントが「移行アシスタントを使うかどうか」を聞いてくる際に、「(このMacの)別のボリュームからデータを転送する」という項目も出てきます。この時にPantherの入った外付けHDDを繋いで電源を投入しておけばちゃんと認識します。「別のMac」からの転送は厄介(無理)ですが、「同じMacの別ボリューム」という扱いならば設定アシスタントで移行が可能な訳です! これは事前に調べていて「多分できそう」と思っていたのですが、見事なまでにビンゴでした。以下詳細です。

 移行には、約60Gの中身をUSB2.0で転送するのに30分程度かかりました。その後ユーザー登録の画面が出てきますが、これは「コマンド+Q」で飛ばせます(古いMacFan誌で知った豆知識)。データを移行した場合、この画面が出た際に既に必要事項は入力されていますからあえて飛ばさなくても面倒ではないんですが私はこの検証の後どうせまたクリーンインストールするから、ということでひとまず飛ばしました。

 で、データを引き継いで起動した結果…

 うひょー!何もかもPantherで使ってた時のまま~。壁紙からドックの状態から何から何まで。ここまで引き継ぐもんだとは思いませんでした。びっくり。厳密には上書きではないわけですが、実質上書きしたのとまるで変わらない感じです(#)。

 問題は、この方法でセットアップすると(インストールDVDを光学ドライブに入れていないため)、ロゼッタをすぐにインストールできないということです。私のように起動項目に「日めくり」のようなメニューバーアプリを入れていた場合、起動直後に「使用するためにロゼッタをインストールしますか?」と聞かれますが、ここで「ハイ」と答えてしまうとドツボにハマります(ここはひとまず「いいえ」として、インストールDVDからオプションで入れるべし)。

 ロゼッタを入れると、Panther(+PPCMac)で使っていたアプリはほとんど使用可能でした! ほとんどと言っても実際にはまだ少ししか試していませんが、アプリケーションフォルダをざっと見渡して「使えないマーク(駐車禁止みたいな奴)」がついているものは「マイクロソフトメッセンジャー」だけでした。

 ここで本題のその2ですが、この前書いた疑問も解決しました。Snow Leopard側から外付けHDDのアプリを起動することは可能でした!しかも嬉しい大誤算が一つ。なんと

 シイラ1.2が動きます!!!!!

 シイラ2.xがSnow Leopardで動かないということは聞いていましたので、これはもうSafari+サファリスタンドへ移行するしかないかと諦め、溜め込んだブックマークをキャプチャしたりURLをテキストファイルにコピペしたり色々やったあの時間は何だったんだ…という、なんだか嬉しいような悲しいような。ウィンドウを閉じると終了してしまったりだとか微妙な不具合があるにはありますが、ごくごく普通に使えてます。私はPantherで使っていたアプリは全て「TrimTheFat」でユニバーサルバイナリ分を消していましたのでこのシイラもロゼッタで動いているんですが、にもかかわらずかなりの爆速っぷりです(再インストールすればユニバーサルバイナリで動くわけだから入れ直そうかなぁ)。
 昔からシイラを使っていた人は当然Tiger時代にシイラ2を使っていたはずで、そういう方はSnow Leopardでシイラ2が使えない時点で「Snow Leopardでシイラは動かない」と諦めていたかと思いますが、しかしまさかシイラ1.2がSnow Leopardで動くとは、もしかすると作者の木下さんですらご存じないかも。Pantherから二世代飛び越しでSnow Leopardへアップという超変則的な移行をしでかした私だからこそ発見できたことであります(←威張って言うな)。

 でも、一度くらいシイラ2使ってみたかった…(涙)。

 あと、愛用していた「MailPeeper_Menu」の女の人の声がオッサンになってしまっていてビックリ仰天。慌ててシステム環境設定の「スピーチ」→「テキスト読み上げ」で女性の声を選択しましたが、Pantherで使っていた時と全く同じ声はありませんでした。とほほ。



 さて、これですんなりと移行は出来たわけなんですが、せっかく移行したにも関わらずここで一度内蔵HDDを全消去してクリーンインストール→アプリや設定を手動で移行、ということをしてみようかと思います。

・買ってきたばかりのプレインストール状態で使っていると不具合が出やすい(らしい)

 とか、

・プレインストール状態だと余分な言語リソースやプリンタドライバまで入っている

 とか、理由は色々あるわけなんですが、このまま使うのは何がイヤって、

・あまりにも見事にこれまでの環境を移行出来てしまったために、せっかく新しいMacを買ったのに見た目や操作感がこれまでと全く同じで、スピード以外に新品感を味わえるところがまるで無い!!! 

 ということと(笑)、そしてもう一つ、絶対イヤなのが

Macの名前まで引き継がれてしまっている!!!

 ということです(爆)。

 事前にMac mini にはそれ相応の名前をちゃんと命名してあり、その詳細も既に文章化(下書き)してあります(次次回辺りの更新をお楽しみください)。いくらなんでもminiの名前がマリンのままじゃちょっとねぇ…。

 (追記:ってか、コンピュータ名は環境設定の「共有」から簡単に変更出来るんですね…)

Panther に Snow Leopard は上書き出来るのか…?

2010年01月18日 | Panther/Tiger/(OSXの話題)
 巷のAppleタブレットの噂なぞどこ吹く風、Mac mini late 2009 を買う気満々の私はminiのアップデートが28日にないかヒヤヒヤしています…が、今後CPUがi5になる可能性は高いとしても昨年10月にアップデートしたばかりですので流石に今月中には無いだろうと(ありませんように)…。

 さて、Mac mini late 2009 ではプリインストールOS及び付属DVDのOSはSnow Leopardであります。
 現在私が使用しているOSはPantherであります。
 miniの購入前にデータ引き継ぎ・移行方法について色々調べているんですが、移行アシスタントはどうやら無理っぽいです。

 謎なのが、三世代飛び越しの上書きが果たして可能なのかということ。

 つまり、

・現在Power Mac G4で使用中の内蔵HDDの中身を、(ディスクユーテリティを使い)外付けHDDに丸ごとコピー。
・その外付けHDDを今度はminiに繋ぎ、miniに付属のインストールDVDから起動。
・Pantherの入っている外付けHDDに、Snow Lepardを上書きインストール。
・インストールDVDのディスクユーティリティを使い、外付けHDDの中身をminiの内蔵HDD(事前に消去しておく)に丸ごとコピー。
・これにて実質的に上書きインストール終了! miniの内蔵HDDから起動。

 ということは可能なのだろうか…。Pantherから途中すっ飛ばしてスノレパにアップする人なんてかなり少数派だろうからこんなこと試した人はいないだろうなぁ…。やはりここは心機一転、地道にアプリを一つずつインストールしたり設定を入力していく方が無難かしらん…。

 もう一つの謎が、「Pantherの入っている外付けHDD」を「Snow Leopard が入っているmini」に繋いでminiを起動した場合、外付けHDDのアプリケーションフォルダに入れてあるアプリケーションは(miniのスノレパから)ロゼッタで起動出来るのか?ということ。これが出来るなら、普段滅多に使わないアプリは無理に急いで移行しなくても済むんですよね。

 それにしても自分の状況はつくづくイレギュラーなのか、調べても分からない & 調べにくいことが多過ぎて困ります(苦笑+涙)。