早いもので、WWDC 07からもう一月過ぎてしまいました。今更ですが Leopard のデモ
(keynote)を見た感想なんぞを。
丁度この頃(WWDC直前期の数日)、米国サイトでiPhoneのムービー等を(これまた遅まきながら)チェックするようになって、それまで全く無関心だったiPhoneに多少興味を示し始めていたところでした。そんな折りにあのWWDCのkeynoteで、CoverFlowを取り入れた(iTunesライクな)Leopardのインターフェイスを見せつけられてしまったために、つい思ってしまったことがありました。「このインターフェイスだと、iPhoneみたいに直接画面を触って動かしたくなるよなぁ」と。マウスでの操作がちょっと煩わしそうな印象を受けたんですね。
そう思っていたところへ
若旦那の独り言 Ver.Xさんの「
Leopardが目指すのはタッチスクリーンOS?」という記事を読みまして、やはりこれからのMacは全て画面を直接触って動かすマルチタッチスクリーンモデルになっていくのではないか、iPhoneはその先駆けに過ぎないのではないかと思うようになりました。また丁度この頃「Mac mini が消える(新モデルはもう出ない)」という話題(噂)がありました。mini は基本的にWindowsからのスイッチ組(あるいは古いMacからの買い換え組)を狙ったモデルということで、ディスプレイはこれまで使用していたものを使ってくださいというスタンスです。全モデルがマルチタッチへと移行していくのであれば、miniのようなモデルが消えて行くのも必然ではないのかと考えられました。
しかし、そうなるとプロ仕様のハイパフォーマンスモデルであるMacProまで消えることになります。シネマディスプレイをマルチタッチに対応させてMacProとセットにして売るのかもと考えましたが、仮にそうだとしても、30インチ等のディスプレイ、あるいは24インチモデルのiMac等サイズの大きいディスプレイでは当然、ある程度画面(モニタ)を遠ざけて使うことになるはずなので、いちいち手を伸ばして画面に触るのではちょっと大変です。そんなわけで、結局デスクトップマシンに関してはこれまで通りマウスで使うことを余儀なくされ、マルチタッチのポータブルマシンに今後は力を注いで行くのかなぁと思っていました。
ところが最近、新しいマウスとキーボードの話題が立て続けに飛び込んできました。
New iMacには「New keyboard」で?(Mac de Life さん)
Apple、表面全体をセンサー化したマウスの特許申請(気になる、記になる… さん)
なるほど、こういったキーボードやマウスなら画面に直接触るのと同じような感覚で画面を操作できそうです。と同時に、mini の存続や mini の進化型がリリースされる希望も見えてきました。とかくポータブルマシンへの注目度が高い今日この頃ですが、やはりデスクトップマシンが好きな私としてはこういったニュースにはもうわくわくしてしまいます。私がMacを使い始めてから(ほぼ05年の一月から)発売された製品で、私が本当に心から興奮した(興奮できた)ものは実はMac miniだけでした。しかし、iPhoneを皮切りに今後数ヶ月(から一年くらい)の間に、今度こそ何やら凄いものがどかどか出てきそうな気配がします。楽しみです。