麗しの青林檎 -Marine & Silk-

AN OLD & A NEW MAC A NEW LEGEND ~だって俺、MACだもん~

Windows Me と MacOSX10.3 Panther でファイル共有(番外編1)

2007年02月25日 | Mac & Windows
 「今後益々更新が滞る」なんて言った矢先に早くも更新です(苦笑)。実は、ここ数日久しぶりにWindowsを使っています。Windows用の古いゲーム(Ys eternal)が500円で売られていたので思わず衝動買いしてしまったのが事の発端だったりするわけで、「使っている」と言ってももちろんネットに繋いだりだのなんだのは一切しておりませんがなんせ余りにも久しぶりすぎて起動させるというただそれだけの行為にも手間取る始末。まぁそれはWindowsが悪いのではなく完全無欠に私が悪かったんですが(詳細はこぼれ話の方にまとめました)、そんなこんなでここ数日久しぶりにWindows(Me)を弄っていますと、何気に結構面白いです。OSXに慣れた人が久しぶりにOS9や漢字Talkを使ってみるみたいな。

 で、2~3 Windows 用に落としてきた(Windowsでしか使えない)ソフトだのファイルだのがあったので、Windowsマシンを弄りついでに以前から可能なのかどうか確認してみたかったファイル共有方法を試してみることに致しました。

 まだ私がMac入手間もない頃(もしかすると入手前かも)で、OSも8.6しか持っていなかった頃だったように記憶していますが、以前ちらっと「OSXはFAT32フォーマットのHDDを読み込むことができる(から楽だ)」みたいな文章をどこか(「Mac日記の日々」さんだったような気もしますが違うかもしれません)で読んだんですね。OSXと言っても多分10.2以降だとか10.3以降だとかいう制限がついていたかと思いますが、「要するにOSX10.3(Panther)であれば、Windows Me の入っている内蔵HDDをPower Macの中に直接入れて(繋いで)やるだけで中身を認識することができるのではないか」と、それを読んで考えた(というかその人はそういうことを言っているんだと思った)んでございます。ご存知の通り(と言いつつ私にもよくわかってないんですが)Windows XP がインストールされているHDDはNTFSとかいうフォーマット形式でフォーマットしてあることが一般的(らしい)で、この方法だと読みは出来ても読み書きは出来ない(らしい)のです。しかし少なくともうちのWindowsマシンのHDDがFAT32という形式でフォーマットされているっちゅーことは以前どこかで聞いたか確認したかしたことがあったのでこの点はひとまずクリアです。

 ただ、OSX10.3導入以後もこの方法を気軽に試せない理由が当時の私にはあったんですね。それはそう、以前にも書いた「YosemiteにおけるKag1チップの問題」です。Power Macintosh G3(B&W) の初期モデルではATA接続のHDDのスレーブ接続をサポートしていないだけでなく、そもそもHDDの相性が非常にシビアで運が悪いと繋ぐだけでHDDがクラッシュするという事例が報告されておりました。うちのYosemite(Marine一号機)は99年2月出荷のそりゃもうぐうの音も出ないほどしっかりとKag1チップ搭載モデルでしたので、Windowsユーザー時代に築き上げた(溜め込んだ)丸二年分のデータを一瞬で吹き飛ばすかもしれないこの方法を試してみる勇気はありませんでした。また、ATAカード経由ならどうかとも考えましたが、使用しているATA133カード(AEC-6280M)はHDDをSCSI接続であると認識するカードなので、こちらに繋いだところで上手くFAT32フォーマットを読み込めるとも思えず、下手なことをしてデータを損なう危険は冒したくありませんでした。というわけで当時としてはルータを介してLANケーブルによる接続を試みるしかいい知恵は浮かばず、ファイル共有奮闘記 1~5 のようなことをあーでもないこーでもないとやってみたわけです(笑)。

 前置きが相変わらず長くなりましたが、この「HDD直付け大作戦」、今や中身が G4/AGP(Sawtooth)となり、Kag1の呪縛から逃れている Marine 二号機であれば可能なわけなのですよ。しかし調べてみても中々成功例というか動作報告事例が見つかりません。FAT32フォーマットのハードディスクドライブをOSX(10.3)で読み込むことができるのはどうやら間違いないようなのですが、大体皆さんUSBやFirewireによる外付けなんですね。というかそもそもWindowsデスクトップ機のHDDを取り出して直接Macの中に内蔵するなんてことをやるような人はよく考えてみればそりゃ確かにあまりいなさそう(爆)。XPとOSXでならやる人もいそうですがXPをFAT32フォーマットでインストールして入れてあるなんて人も少なそうですし。で、こーいうことはとりあえずネットで必ず成功事例を確認してから作業に及ぶ臆病者のワタシなのですが今回は時代の生き証人、歴史の覇者となるべく(?)覚悟を決めて自ら人柱になってみました(単に私が過去の動作事例を見つけられなかっただけかもしれませんがそこはそれ)。



 うちのWindowsマシンは外装を外すと一番上にHDDがあります↑。この状態でもMacとPCの設置場所を工夫すれば接続できそうですが今回はとりあえずHDDを土台ごと外し…



 いちいちMacの中に収めるのは面倒だったのでケーブルをPCIスロットの部分から延長して繋ぐことにしました。しかしここで…



 ケーブルを引き出す際に金具外周の薄い金属板で指をザクっと…(涙)。Macが私に逆らうなんて~(そこ泣くとこちゃいまんがな)。真面目な話、指が切れるほど金具が鋭利であるということは人体への影響だけでなくケーブルの断線もありうるわけですから、もしこれを読んでマネしてみようという方が万一おられましたら充分注意の上必ず自己責任でお願いします(データ破損も怪我も当方では一切責任取れません)。

 そしておそるおそる起動…。HDDを外に出しているのでかなりな騒音ですが(笑)、やりましたっ! 見事認識に成功!



 名前が未設定なためCドライブもDドライブも「NO NAME」となっております。




 Cドライブを右クリックで「情報を見る」してみたところ。




 Cドライブの「Windows」フォルダの中身の一部。何故かデスクトップ等は半角文字になってます。



 自分で付けた日本語のフォルダ名も文字化けしておりません。


 とまぁこんな感じで無事に認識・読み書き成功です。OSXのGUIからクラシックMacOSを覗いたり逆にOSXを見てみたりするのは楽しいんですが、OSXからWindowsの中を覗くのも中々味わいがあって面白いです。また肝心のファイル共有(というかファイル移動)ですが、以前LANで繋いだ時(の速度・重さ)に比べたら言わずもがな雲泥の差でございます。100M以上のファイルは試しませんでしたが、数メガ~数十メガ程度のファイルであればかなり早く、同ドライブの別パーティション間の移動とそれほど変わらないんじゃないかと思います。データのバックアップ目的で大量にファイルやフォルダを移動するには(私の環境では)コレが一番楽で手っ取り早い方法ですね。

 一応まとめますが、この方法は

・Windows98やMeの入ったHDDのデータをMacに移したい
(逆にMacのデータをWindowsに移したい)
・けどWindowsマシンを極力インターネットに接続したくない
(Yahoo!ブリーフケースや添付メール等ネット経由の方法でファイルを移動したくない)
・USBメモリを持っていない
・外付けHDDも持っていない
・当然IDE-USB変換アダプタも持っていない
・でもLANで繋ぐのは動作が重いしモニタも一台しか無いし面倒だからイヤ
・ケーブルを外したり繋いだりネジを外したり締めたりするのが好き

 というような(つまり私の他にはあまりいそうにない)人向けです。それに私はたまたまIDEケーブルや電源ケーブル延長コネクタが余っているのでこの方法が一番お金がかからないんですが(苦笑)、ちょっとファイルを移動したいだけならケーブルをわざわざ買ってこんなことするより128Mか256MのUSBメモリを買ってしまうのが一番よさげです。

 
 さて、とにかくこれで無事「UltraVNC102_JP2_Setup.exe」というファイルをWindowsマシンに移動できました(!)。当然次のネタ(番外編2)は 「Chicken of the VNC による Windows Me のリモート操作」でございます。リモートってほど離れてないじゃんという突っ込みは無しで。

更新ルールを新定義

2007年02月24日 | このBlogについて
 最近(というかもう半年くらい前から)ここではリアルタイムなお話をあまり書かなくなり、Mac/PCネタであるにもかかわらずちょっとした(数行で済むような)話題であれば日記型のブログの方へ書くようになりました。これにはまぁそこはかとなく理由があったりするのですが、わりとこのスタイルが気に入ってきてしまいましたので今後はこのカタチをより明確にすべく、あちらの方に「Mac/PC こぼれ話」というカテゴリを作ることに致しました(既に過去ログもこのカテゴリに移動済み)。以後(というか引き続き)、「こんなパーツを買った」だの「こんなエラーが出た」だのという話はリアルタイムであちらのブログでメモ的に書いておいて、そのパーツの増設にまつわる話だとかトラブルシューティングの詳細等は長文(+画像)にて後日こちらにアップするという形態になります。

 そんなわけで今後益々こちらのブログは更新が滞るかと思いますが(汗)、できましたら引き続きのご愛顧をよろしくお願い致します。

更新予定備忘録

2007年02月15日 | 雑記
 以前から「これまだ書いてないなー」と思いつつなかなか筆(否、タイプ)が進まないネタ、及び今年に入ってから山のよーに増えてしまった増設/トラブルネタの数々。忘れないうちにとりあえず執筆予定としてタイトル/概略だけでも記しておきます。

<05年の分>
 ズブのド素人によるプログラミング挑戦記録(4)
 Pioneer A07-J 購入 & 増設 & 無料でベゼル交換してもらえるよ記録

<06年の分>
 光プレミアム導入記・後日談(2)(3)(4)…くらいまで

<07年の分>
 UNIXコマンド格闘記録
 ジャンクCPU増設顛末記
 画面表示ですったもんだ(AGPスロット認識問題/起動画面林檎マークの消失等々)
 今頃 iDVD(4.0.1) を使ってみる
 内蔵ファン交換記録

<その他メモ>
 Quartz Extreme に関する追記
 Mac家計簿中間報告

 今年に入ってから何気に相当精力的に活動していることがお分かりでしょう(苦笑)。実は我が家に嫁いでからというものこの Power Mac G4 クンは毎日のようにあちらこちらを弄られまくりです。赤裸々に告白するにはあまりにも恥ずかしい(否、面倒くさい)のでリアルタイムで書いてないだけです(爆)。そして更に、明日にはまた新たなネタが到着予定です…。


<追記>
 Sawtooth 以降記録にもまだ続きがあり、この前下書きをだらだら書いていた(しかもまだ書き終わっていない)ことを思い出しました…。

Shiira1.2.3 出てました

2007年02月04日 | Safari・Shiira
 ちょっと古い話ですが、先月の11日にシイラの新しいバージョンが出てました。1.2系のバージョンアップはPantherユーザーには嬉しいトコロ。ただ本家サイトの方にはアップされていないのでまだナイトリービルド扱いなんでしょうか? (SOURCEFORGE.jp からダウンロードできます)

<追記>
 「私の環境では」ですが、以前のビルドに比べ環境設定を開く動作がかなり軽くなりました。

自作コピー曲を合法的に公開できる「プレイヤーズ王国」

2007年02月03日 | 雑記
 一昨年末から昨年の丁度今頃、しこしことGaragebandを弄っておりました。日記ブログでももちろんこちらでもそういったことは折りに触れ語ってはいたんですが(関連記事1関連記事2別ブログ関連記事)、いかんせん作っていたのがコピー曲だったのでおいそれと公開するわけにもいかずあまり突っ込んだことも書きませんでした。ところが、一年も経過した今頃になって、コピー曲を堂々と合法的に公開できる大変有り難いサイト様の存在を先日、たまったま偶然(←意味同じ)知ってしまったのでございます。

 音楽(MIDI MP3)ダウンロード、投稿サイト - プレイヤーズ王国

 ここで会員登録をしさえすれば、なんとJASRAC管理楽曲に対し著作権許諾手続きをヤマハが代わりに行ってくれるのだそうですっ。ビバ、ヤマハ!!! とは言えやはりローカル保存は御法度ということで、専用再生プレイヤーをインストールし聴くというストリーミング方式です。それでもプレイヤーは無料でDL可能ですし、Mac(OSX)用もちゃあんと用意されております(←ココ重要。ただ残念ながらOS9用は05年8月までで配布終了とのこと)。「遠距離にいる友達やネットで知り合った人に自作のコピー曲を聞いてもらいたい」というシチュエーションにおいて、この方式なら双方どちらにも金銭的負担は生じませんし手間もほとんどかからずしかもきっちり合法、おそらく最もスマートな方法ではないでしょうか。

 MidRadio Player(ダウンロードページ)

 とにかくちゃんとMacでの動作も考慮されているのが有り難いです。ただ、Safari等Webkit系のブラウザだとJavascript(?)が上手く動作しないようで、推奨ブラウザはFirefoxとなっております(因みに私はもじら系ブラウザはCaminoを使っていますが、Caminoでの動作は「再生」のボタンをクリックすると「play.mrl」という専用ファイルがデスクトップ等にDLされるようになっており、それを開くとMidRadio Playerが起動し楽曲が再生できるようになります)。

 
 さて、そんなわけで一応私も恥じかしながら登録・公開手続きをしてみました。聴くだけならプレイヤーのインストールだけで済みますが公開の方はそう簡単にはいかず、作詞作曲者の名前はもちろんJASRACの登録コード等を事前に調べ、正確に記載した上で公開申請する必要があります(その他ファイル形式はMP3とMIDIのみだとか無料の場合は容量制限だとか色々ありますが詳しくはヘルプ等をご参照ください)。…と、ここまでは先週のお話。今日、無事に公開許可がおりました!(ぱちぱち) まぁ、だからこんな文章書いてるんですが(笑)。しかしただでさえそんなえらそうに公開できるほどのシロモノでもない上にプレイヤーのインストールをお願いしなければならないので「ぜひ聞いて下さい」とはとても言えませんし、もともとあまりMacに関する話題ではないのでこっちのブログで書くのもどうかと思ったんですが、「ほぅ、Garageband1.1 + G3/450Mhz(当時)でこのくらいのことはできるのか」という参考にはなろうかと思いますので、じゃあちょっくら聞いてやろうかいという酔狂かつおヒマで心優しい方、御一聴くだされば幸いです。

 SeireiKのユーザーページ
 
 因みに曲は全て聖飢魔IIのもの & 一年前に制作したもので、(弁解がましいですが)ギターを弾くのはおよそ五年ぶりでした。以下軽く説明をば。

 『RENDEZVOUS 60 MICRONS'』…一番最初に作った曲で、まだGaragebandの使い方に慣れていなかった(まぁ今でもそうですが:汗)のでかなりショボく、試行錯誤の後があちこちに伺えます(笑)。ただ、上手く弾けた部分だけ切った貼ったする(Garageband操作の)技術が無かったせいで演奏はかなり忠実に私の腕を現しております(滝汗)。イントロのノンコードツインフレーズは一切繋いで(パンチインして)おりません。

 『THE END OF THE CENTURY』…かなりGaragebandの扱いに慣れてきて、上手く弾けたとこだけ姑息に繋いだりしてます(汗)。ライブバージョンのイントロドラムフィルをGaragebandでそこそこそれっぽく再現できたのが「我ながらよく頑張った」ポイント。

 『STAINLESS NIGHT』…更にGaragebandの扱いに慣れたせいで、「もっと上手く編集したい」という欲と「06年時における自分の腕を正確に記録したい」という欲との葛藤で悩み始めた作品です。つまり、実際はワタシはもっと下手っぴぃなんです(爆)が、編集のおかげでそこそこ聞けるようになってます。もちろん耳の肥えた方はこれでも充分下手くそだとお思いでしょうが、編集しすぎるとどんどん嘘くさくなって行きそうだったのでリズムの甘いところや変なノイズも意図的に編集せず残してあったりします。

 全般的に、ライブ版を可能な限り忠実に再現するというスタイルです(市販のバンドスコア譜面とは左右ギターの弾き分けが違ってたりアドリブフレーズが入ってたりします。まぁ聖飢魔IIマニアな方だけ笑って下されば…)。音もコンプをかけず荒っぽいままにしてます(というかそもそもコンプ嫌い。ライブっぽい音が好きなんですハイ)。キーボードが全く入っていない件につきましては、私にシンセサイザー・加工音源の知識等が全く無いということもありますがそもそもそれ以前の問題で、G3/450Mではドラムとベースを鳴らすだけで精一杯だったのでこれが限界でした(苦笑)。『STAINLESS NIGHT』に一瞬キーボードが入っていますがあれは全楽器がブレイクしている間だったから出来たことで、実はあれでもGaragebandが止まるギリギリでした。当然Garagebando内蔵のギターアンプシミュレーターもG3では使えなかったのでZOOMのGM-200を繋いで音を作ってますが、今年からメインマシンがG4化しましたのでやっとアンプシミュレーターを試せそうです^^。

 使用ギターに関しては「芸館」の方に詳しく書いてあります。右チャンネル&ソロがシャーベルのクエスター(雅)、左チャンネルがキラーのファシスト(皇)の音です。