3月に入って、池袋で長く野宿生活をされていた方たちが何人か、立て続けに亡くなった。長い冬で弱った高齢の体に、最近の激しい寒暖の差がこたえただろうか。
去年も、仲良かったWさんが、この時期に路上死してしまった。
何が起ころうと決して自分の責任とは思わない、と決めているけれど、さすがにこたえる。
月曜日に休暇を取ったので、日曜の夜から明け方に書けて、久しぶりに「1人夜回り」をした。
池袋駅構内と周辺を歩き回って、誰が、どのように暮らしているかを確認しよう。
どんな支援をしたらいいか、考えよう。
23時。いけふくろう前。
前から気になっている人がいて、もし会えたらコーヒーでも飲みながら話をしようと思って、そこで待った。よくここで見かけるので。たくさんの路上生活者がその前を通り過ぎていたが・・・
1時。その人は現れないまま、駅のシャッターが閉まった。
ぼくと同じようにずっといけふくろうで立った若い女の子がいたので、思い切って声をかけてみた。この深夜に泣きそうな顔をしていたので。でも、バイトの歓送迎会に出ている彼氏が「後で抜け出すから」と言っていたのにいつまでも迎えに来ないので切なくて頭に来て泣いていただけだったので一安心。予想通り、娘と同じ歳だった。教員志望だというその女の子としばらく特別支援学校や路上生活者についての話をして(!)、近くのネットカフェを紹介した。
2時。駅を出された何人もの人たちが、寒風に震えながら歩いている。
あまり見たことがない人と目があったので、声をかけてみた。
でも、言葉がたどたどしく、明らかに知的な障害があるようだ。
どう考えても福祉が責任を持って支援すべき人が、どうしてこんな夜中に路上生活をしているんだろう?
とりあえずマックで暖かいものを飲んでもらう。
でも、会話が成り立たない。
マックは、駅が開くまで暖をとる人たちで一杯だ。
とりあえず今夜は事務所で寝てもらい、明日支援策を相談しようと思ってお連れする。
その人は布団を喜んでくれて、すやすやと寝てくれたが、明け方、いつの間にか姿を消してしまった。
4時。駅のシャッターが開く時間。
何人もの人が、パチンコ屋の開店みたいに駅のシャッターが開くのをまっている。
そのなかに、旧知のオジサンがいた。
「おう、めずらしいな。どうしたんだ」というので、「うーん、ちょっと散歩」
「そうか、いいことだ。タバコあるぞ。いるかい」今日はシケモクではないらしい。
でも、あいにくタバコをやめて10年以上になる。謝辞して、駅の構内へ。
この時間を待ち望んでいた人たちが、疲れた体を引きずって、段ボールや毛布を敷き、
つかの間の睡眠に落ちる。
5時。駅周辺のマックを巡礼。
マックと言えば24時間だと思っていたが、今は掃除だとかなんだかんだと理由を付けて深夜に1~2時間、客席が使えない時間帯を設けていることを初めて知った。
駅が閉まる1時から4時まで連続でいられる店は、回った5軒中1軒しかなかった。
これではマック難民にもなれない。
世間はどんどん「ホームレス」の休息の場所を奪っている。これで、ネットカフェの規制が強まったら、みんなどこで体を休めたらいいんだ?
寒さと飢えと蔑視に耐えてこの冬を生き抜いた人たち。あらためて、すごいと思う。
タイトルは、前回に続いて清志郎のニューアルバム!から
ものすごくゴキゲンな曲。
長男・たっぺい君が生まれた喜びを歌った曲だと解釈されているけど、彼女へラブソングと考えもすごくステキな、No,1の曲。
去年も、仲良かったWさんが、この時期に路上死してしまった。
何が起ころうと決して自分の責任とは思わない、と決めているけれど、さすがにこたえる。
月曜日に休暇を取ったので、日曜の夜から明け方に書けて、久しぶりに「1人夜回り」をした。
池袋駅構内と周辺を歩き回って、誰が、どのように暮らしているかを確認しよう。
どんな支援をしたらいいか、考えよう。
23時。いけふくろう前。
前から気になっている人がいて、もし会えたらコーヒーでも飲みながら話をしようと思って、そこで待った。よくここで見かけるので。たくさんの路上生活者がその前を通り過ぎていたが・・・
1時。その人は現れないまま、駅のシャッターが閉まった。
ぼくと同じようにずっといけふくろうで立った若い女の子がいたので、思い切って声をかけてみた。この深夜に泣きそうな顔をしていたので。でも、バイトの歓送迎会に出ている彼氏が「後で抜け出すから」と言っていたのにいつまでも迎えに来ないので切なくて頭に来て泣いていただけだったので一安心。予想通り、娘と同じ歳だった。教員志望だというその女の子としばらく特別支援学校や路上生活者についての話をして(!)、近くのネットカフェを紹介した。
2時。駅を出された何人もの人たちが、寒風に震えながら歩いている。
あまり見たことがない人と目があったので、声をかけてみた。
でも、言葉がたどたどしく、明らかに知的な障害があるようだ。
どう考えても福祉が責任を持って支援すべき人が、どうしてこんな夜中に路上生活をしているんだろう?
とりあえずマックで暖かいものを飲んでもらう。
でも、会話が成り立たない。
マックは、駅が開くまで暖をとる人たちで一杯だ。
とりあえず今夜は事務所で寝てもらい、明日支援策を相談しようと思ってお連れする。
その人は布団を喜んでくれて、すやすやと寝てくれたが、明け方、いつの間にか姿を消してしまった。
4時。駅のシャッターが開く時間。
何人もの人が、パチンコ屋の開店みたいに駅のシャッターが開くのをまっている。
そのなかに、旧知のオジサンがいた。
「おう、めずらしいな。どうしたんだ」というので、「うーん、ちょっと散歩」
「そうか、いいことだ。タバコあるぞ。いるかい」今日はシケモクではないらしい。
でも、あいにくタバコをやめて10年以上になる。謝辞して、駅の構内へ。
この時間を待ち望んでいた人たちが、疲れた体を引きずって、段ボールや毛布を敷き、
つかの間の睡眠に落ちる。
5時。駅周辺のマックを巡礼。
マックと言えば24時間だと思っていたが、今は掃除だとかなんだかんだと理由を付けて深夜に1~2時間、客席が使えない時間帯を設けていることを初めて知った。
駅が閉まる1時から4時まで連続でいられる店は、回った5軒中1軒しかなかった。
これではマック難民にもなれない。
世間はどんどん「ホームレス」の休息の場所を奪っている。これで、ネットカフェの規制が強まったら、みんなどこで体を休めたらいいんだ?
寒さと飢えと蔑視に耐えてこの冬を生き抜いた人たち。あらためて、すごいと思う。
タイトルは、前回に続いて清志郎のニューアルバム!から
ものすごくゴキゲンな曲。
長男・たっぺい君が生まれた喜びを歌った曲だと解釈されているけど、彼女へラブソングと考えもすごくステキな、No,1の曲。