1000人の男女の脳画像を取り解析した結果、脳内の神経細胞結合が、男性と女性とでは著しく異なることが発見された。
男性の場合は、脳の前頭から後頭への接続が主であり、左脳と右脳との連結は少なく、
一方、女性は左右脳の連結がとても発達しているということが調査結果から明らかになった。
この構造の違いによる脳の処理の特徴としては、男性は、一般的に、1つのこと例えば、サイクリング、ナビゲーションなどを学んだり、処理する能力に優れている傾向があり、
女性は、一度に複数のことを処理する能力に長けていると分かった。
つまり、この構造の違いがもたらす人間の行動の違いは、以前書物でも話題になった
「地図を読めない女と人の話を聞かない男」にもあるように、
複数処理が得意な故に、周囲のことに気が散りやすい女性に対し、一つのことに集中しすぎると、他人が話しかけても分からない男性の特性を脳の構造により説明することができる。