メイの風散歩   ブログはじめました!

つれづれに思う風散歩と、時間とともに消えてしまう生け花のブログです

HANA 12001 南天のお生花

2012年01月01日 | 
あけましておめでとうございます






新しい年を迎えたという感覚がマヒしてきているこの頃ですが、

昨年の厳しい経験から前へ進み心の切り替えという点では大切な日になりました。

思い煩ったり、足踏みしたりの模索ばかりの中にいる自分に甘えていると、

時間はどんどん過ぎ去ってゆき、思いもかけず突然にすべてをひっくり返してしまうような

ことが起きるんだという事。

今年は小さな一歩でも踏み出し、自分の前にある事に丁寧にかかわりあって進んでゆきたいと

感じています。

肩の力を抜いて本来の自分を模索してみようかと思います。

その時、見えてくるものが楽しみです。

今年もどうぞ皆様に取りまして健やかな良い年でありますようにお祈り申し上げます。




お正月に飾った花も少し力がなくなってきた。

でもまだ少しいいかなぁ~と盛り花にしてみた。

お部屋の一角がそれなりに明るくなった。

次は何をするかというとこの南天の実をまくんです。

芽が出た時はとてもうれしくなる一瞬を楽しみにして・・・・・



3-巨木の森にて 

2011年11月07日 | 
忙しい日が続いていた。
「今日の予定は?」「何もないね」
という訳であまり天気も良くないけどドライブに行こうかという事になり出かけた。
最初は鳥を見に行こう出かけたはずが、紅葉を見ようかと変更。
目的地に向かおうと高速を降りると、何やら幕に11月7日12時冬季閉鎖の文字が・・・・
「うわぁ~~、あと20分だ」、「いや17日だよ」とか訳の分からない会話をしつつ、目的地へ
急ぐ、急ぐ、急いだのです。



車も少ない田舎道景色を見る間もなく急いだのです。
「ついた~~あと一分だ間に合った」の喜びもつかの間、
ゲイトの前に数人の人がまさに門を閉めようとしている。
「間に合いましたよね」というと「入っても出られませんよ、向こう側も締めますからね」

苦笑いをしつつ、Uターン、「やっぱり間に合わなかったね」現実は厳しいものだ??かな

秋の到来が遅くてのんびりしていたけど山は確実に冬支度をしていました。
少し戻ると私のお気に入りの森があるんです。
そこをゆっくりと散策しながら木を眺めてきました。



ここで初めて見た桂の大木。
親木の周りにひこばえがたくさん出て巨木になっていました。
すごい姿だなぁーとそれ以来すっかり巨木に心惹かれるようになった木でした。
ひんやりする空気感の中で桂はすっかりと葉を落とし、まるで朽ち果ててゆく寸前のような姿でした。



たくさん落ちた葉のじゅうたんを踏みしめながら、葉を落とした巨木、
まだ紅葉を残した低木を楽しみながらの一日をすごしました。

帰りに私は温泉に入ったためでしょうか、疲れ果てて帰りの車の中は運転している夫に悪いと思いつつ
半分意識が飛んでいる状態でした。



川側の雑木林の紅葉がとてもきれいでした。

2 平庭の主  ブナの木

2011年10月21日 | 


前回の写真でブログを始めた最初から間違えてしまった橅(ブナ)と欅(ケヤキ)

決して橅と欅の見分け方がどうのこうのというようなレベルではなく、ただただただ・・・・
私の頭の中の働きに問題があったのです。時として自分の頭の中の世界では欅も橅も自由に動き回り、
ふと最初に浮かんだ事が判別の門を潜り抜けキーボードを打つ指へと伝わっていってしまうのです。

こういうことが最近しばしば起きて、これでも結構悩む時もあるのです。
直そうと思いつつも、努力もせずただそれを甘受してしまう私なんです。

今回の写真もまさにブナです。平庭の主と言われているブナだそうです。散策をしていたら地元の方が連れて行ってくれました。

このブナは残念ながら豪雪で折れてしまったとこの地元の方は嘆いていました。
木の写真だけではどれほど大きいかわからないのですが、ヒト(160cm位)が脇に立つとこの大きさがよくわかります。
しばし折れてしまった木を眺めながら、「もったいなかったなぁ~」と思い、また雪のすごさをも感じたひと時でした。

草をかき分けてたどり着いた誰もいない所でひっそりと佇む一本の木、横たわる折れた
大きな太い幹がとても痛そうで悲しかった。 
私は帰りがけにそのブナを何度も何度もみあげてしまうほどでした。

写真では伝わりませんが本当に大きなブナでした。

森の巨木  あがりこ大王

2011年10月16日 | 
大きなブナの木があるというので出かけて行った。
車を止めてそれほどの山でもないと思える森に入っていった。
常の運動不足がきいて、すぐ足ががくがくいってきた。

しかし周りを見ると大好きな樹木の葉はもう秋を迎えているのに
まるで春先かと思うようなきれいな緑だったが、やはり季節は進んでいて、
すがしい秋の風が頬を撫でてゆき、気持ち良かった。

周りのブナは今まで見るのとは違った樹形で体をくねらせながらも太く育っていた。
この木を「あがりこ」と言っていた。初めて聞く言葉だったがこれは人手を入れたブナ林をいうらしい。

人が伐採した後、子が出て新しい芽が吹き成長したので形が変形したブナがあちらこちらにある山だった。

そしてその中でも一番大きなブナに「あがりこ大王」と名付けてあった。

掲示板には
    森の巨人たち100選
    No.20 
    樹種 ブナ
    幹周   7.62m
    樹高     25m
    樹齢    300年(推定)以上
と記されていた。


初めて木に抱かれたいと思った瞬間がこの散策の中であったことに驚いた私がいました。