メイの風散歩   ブログはじめました!

つれづれに思う風散歩と、時間とともに消えてしまう生け花のブログです

13006 残したい景色が消える・・・・・・・

2013年03月16日 | つれづれ
家の前の唯一残っていた雑木林、春の新芽時から新緑、山桜、紅葉、落葉と季節のうつりを

感じてきた景色があった。私は庭が雑木林風にが希望だったので、この家の前の景色は存分に

その希望をかなえてくれていた。  少し前に写真を撮り、書いたものがある。



昨年の秋にはいつまでこの景色は残ってくれるのだろうかと、さらさらと雨音のように

散る、6m道路が埋まってしまうほどの量の落ち葉を掃きながら思っていた。

もう一つの楽しみは鳥たちが集まることだった、

我が家の庭にもそのおこぼれのように鳥が集まってきていた。


しかし、突然にその景色は消えることになった。

出かけていて、帰ってくるとなぜか空が大きく広がっている。「あれ!、景色が違うぞ」

よく見ると大きな重機があんぐりと伸びに伸びた木を咥え、その下でチエンソーがうなっていた。






人手だけだったら何日かかるだろうかと思うほど大きな木でいっぱいだったが、機械の力は

すごい、たった一日で半分以上の大きな木を 藪を整理してしまった。

これが時の流れだとあきらめることに慣れてしまった私だが、何十年もかかって育っていた

里山?がなくなり、家が二~三軒建って、いつの日か、いや来年にはここにはどんな木々が

あったかなんて忘れてしまうのだろうなぁ~とため息が出る。




大きな重機が、何事もなかったようにアームをおろして、静かに次の出番を待っていた。


おまけに、木がなくなったせいか、いつもはこちらに足を延ばしてくれなかったエナガやカワラヒワが

庭に飛んできていた。