『7転ビ8起キ』 by背番号7

GARNET CROW・倉木麻衣等音楽&野球関連&最近は旅行記も充実してます。ハートは熱く頭はクールに。時事川柳も♪

宴のあと

2008-10-27 21:58:16 | ちょいでか独り言
ここんとこ日曜日が忙しいんです。

2週間前は、出勤、先週は職場の野球部、そして昨日は父の実家へ。。。


土曜の夜、職場の飲み会で盛り上がっている頃、
私の伯母が息をひきとりました。
飲み会から帰宅して知りました。
享年71。

かねてから、寝たきりの状況だったのですが、先週の金曜あたりに、急に悪くなったみたいで、一時的に回復はみせたらしいのですがやはり・・・ということで。
まだまだ若い部類ですよね。

父の姉にあたる人なのですが、
兄弟では一番頭がよかったとのことみたいでしたが、真面目すぎたのか、一つのことにまっしぐらになる性格がアダとなったのか、小学生頃を境に、そう鬱的な精神疾患を持つようになり、結局結婚もせず、友達づきあいも少なく、両親と一緒に住んでさびしい一生を送った人なんですよね。

私の祖父母にとってはそんな娘のことが気がかりだったのか、祖父は2年前、祖母は今年の5月まで長生きしました。死ぬに死ねなかったのでしょうかね。
ここ数年は父とその弟たちで、私の祖父母と伯母の3人の介護をしていましてね、いろいろ大変だったと思います。

そんなことで、昨日はその伯母が横たわっている父の実家へお線香をあげに行ってきました。
親戚の方々も何人か来てて、伯母さんの思い出話をしていました。

伯母のいとこにあたる姉妹も来てて、伯母の姿を見るなり号泣。
こっちも、泣きそうになりましたね。
かつて、伯母とそのいとこ姉妹は、家を隔ててすぐ隣に住んでたということで、
しょっちゅう遊んでいる仲だったそうです。

そんな伯母も、高校卒業後は精神状態も良好だったのか、リハビリも兼ねて銀座のとあるお店で数年間接客をしていたこともあったとか。

働いていた当時は給料で、バッグやら帽子やらを買っては、そのいとこ姉妹に似合うかどうか見せてた、って思い出話も聞きましてね、女同士の会話だっただけに、私の父らも初耳だったようです。


で、初任給を親戚の方々にあげたようで、
今回親戚のおじさんが、その時のお金をまだ持っていて、封筒に入った古い聖徳太子の1万円札を見せてもらいました。50年くらい前の一万円ですからね、相当高価だったんじゃないかな。

その後、しばらくは体調もすぐれずに通院しながら家にいたみたいなんですが、
私が小学生くらいの時かな、バイトに出るまでに回復しましてね。

その時の、少ないバイト代の中から、私にお年玉なんかくれちゃいましてね。
さすがに、まだ私は小さかったですが「このお金は使えないよ」って、今もどっかにしまってありますね。


伯母はず~~~っと、悲しい人生を送ってきたのかと思っていたのですが、
その伯母のいとこ姉妹の話だったり聞いて、ほんの一握りの楽しい時間があったんだな~、いい親戚がいたんだな~ってわかり、少しほっとしたというか、よかったな~ってしみじみ感じましたね。

私が思うに、普段どんな地味な生活を送ってきても人生必ず2回は主役になる機会があるのではないかと。
生まれた時、死ぬ時。いずれも本人の意識外なんですが。
(歓迎されずに生れてきた人、誰にも看取られずに孤独死する人・・・などもいますがね)
実感する主役のチャンスはは結婚する時くらいなんでしょうが、伯母は独身でしたからね~・・・。

今、確実に伯母は主役です。。。

今週、私は有給いただいて、連休とくっつけて5連休だ!!って、どこかに旅行へ行こうかとも考えていたのですが、伯母の時間にあてるのも悪くないかなって思ってます。

四十九日が祖父の命日と同じ12月12日ってのも何かの縁なんでしょうかね・・・。

天国では、これまで味わえなかった楽しいことがいっぱい起こりますように!!
―合掌―
コメント
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