松江人の日帰り登山

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天狗山へ

2023-12-09 | 日帰り登山

天狗山 てんぐやま 610.4m
12/9 晴れ 出発地:松江市八雲町熊野 天宮山駐車場 約190m

昨日からの天気は小春日和というのか、冬にしては暖かく、やや霞んだ青空。他用で出かけたのに、急に思いついて天狗山へ登ってみることにした。県道53号線の熊野大社を過ぎて500mばかり南へ向かうと左手に温泉スタンドがあり、「天宮山参道入口」と書かれた大きな看板。左折して若松谷をどんどん奥に入る。最奥の人家が切れた先に「天宮山(天狗山の古称)駐車場」があるので、ここに車を置いて歩き出す。この先は奥へ林道が続くが、未舗装の狭い道路で、減り込んだ轍わだちの跡や落石の恐れもあるので、歩いた方が賢明。20分歩いて登山口(標高約300m)に着く。小川に沿ってジメジメした小道を進み、幾つか木の小橋を渡り、杉の植林帯のある斜面の踏み跡をたどりながら登る。「意宇川水源」「不思議な構築物」「盤座いわくら」の標柱を過ぎると尾根に出る。右折してササ原の道を進んで行けば山頂。登山口から50分かかる。陽は差すが空気は冷たい。
6年振りにこの山に登ったが、刈込みされて低くなっているササが山頂一面を覆い、向かいの山地にある、棚田百選で知られている雲南市山王寺方向は、樹々が伸びてきて、葉の落ちた木立の間からやっと見えるだけ。大出日山おおしびさんまで行けた縦走路を示す道標も無くなり、道もササに隠されてしまっていた。登山口に戻ったら、これから登る2人が案内板を見ながら話をしていたので挨拶だけはしたが、もしかしたら天狗山登山は初めてかも。里山は今も紅葉(茶色になってきているが)は続いている。

盤座いわくら 日本の古代からの信仰であり、山や森、木、岩などを御神体として自然崇拝した。『出雲国風土記』には熊野くまぬ山と書かれ、熊野大社の元宮があった。なぜ天狗山と呼ばれるようになったのかは不明。私の考えでは、古くは山岳修行の山でもあったので、熊野大社が名付けたらしい「天宮」山が「天狗」山の文字に置き換わったのかもしれない。


登山口 左手の谷へ入る


石垣のようだが、建物が建っていた?


斎場跡 奥に「盤座 この上」の標柱


盤座、祈りの場 御幣や石造物のような物が見える 急斜面にあるので行かなかった


斎場跡にある説明板

 
正面のピークが天狗山山頂


天狗山三角点 ブナの木の後方に宍道湖・松江市街が見える


左手に見えるのは松江市内 右手は中海



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