原型製作記とか

更新頻度の低い原型師ブログ(3Dに移行中)

彫刻機

2011-06-26 12:32:00 | 工具

度々、思い立った時にイラレのデータから
直接プラ板を切り出せる機械を探していましたが、
これならいけるんじゃないかというのがコレ

値段的にもまだマシなレベル。
もう1グレード上の350でもいいんですが
値段が倍なのでいきなり突っ込むには躊躇しています(汗

以前調べた時に「カット」する機械で1mm板いけそうなのが
100マンくらいだったのでこの値段は安いと感じていたり…(麻痺
ちなみにクラフトロボはすでに実験済みで、
趣味レベルちょこっと使うならまだしも
1体スクラッチするというのには全くの問題外でした。
(切れる厚みの限界と消耗品の問題)

今年は特に年始から0.75と1mm板を合わせて4、5枚くらい切りだしていて
イラレで図面→ラベル用紙に印刷、は早いものの
肝心の切り出しでかなり時間を消費すること、右手への負荷が気になっており
それを解決できるならこの値段は出せる。
そして今年後半から来年にかけて、かなりの難物に挑まねばならないので
これが使えればかなり助かるはず。

一つ心配なのは動作の安定性。
MODELAを使ってる人がブログなどで
「動作が不安定」「またフリーズした」といったことを
書いていたのが印象に残っているので・・・

さぁ!!どうしよう(;゜∀゜)=3ハァハァ


BMCタガネ 使用レポ

2010-01-31 18:15:04 | 工具

購入してから約1年経過したので感想でも。

購入したのはZERO以外の全て。
使用量(?)としては原型数体分、1年間コンスタントに使っています。
素材はキャスト、ポリパテ、エバグリのプラ材、バンダイキットでこれ以外にはおそらく使っていない。

使用頻度は0.15>0.3>0.4>1.0>2.0>3.0~…

・良
なによりも切れ味。
スイスイとモールドを彫れる。
サイズのバリエーションが豊富。

・悪
いつの間にか刃先が欠ける

いつの間にかって書くとパソコン初心者の「何もしてないのに壊れた」みたいですが…(汗
まさか最初からかけていたものは無いと思いますが
使い始めてすぐに「アレ?」と気付いたものがいくつかありました。
説明では使い方によっては端が欠けるように書いてますが、何故か真ん中あたりがよく欠けます。
使用頻度で上位に0.4があるのは0.5がすぐにかけてしまったため。
1.0もしばらくしたら欠けたのでその後は0.9を使っています。
1.0まではかけても前後のサイズでカバーできるので、まぁなんとかなります。
そこそこ使っていた1.5,2.0,2.5,3.0は刃先がガタガタです。
ガタガタでもサイズ的に便利なので使ってますけどね
その代わりといってはなんですが、頻繁に使っていた0.15と0.3はかけることなくがんばってくれてます。
0.3は先日、机から落ちた際に鉄ヤスリに直撃してしまい刃先丸ごとかけましたがorz

これは大したことではありませんが刃先の幅が全体的に表記より約0.05大きいです。
普通に使う場合には問題になりません。
一度、1.5で開けた穴の底面を平らにしようと1.5のタガネでクルクルっとやったところ
ピンを差し込んでもスカスカになってしまい泣きをみたくらいです。

総評としては0.15はイイ!
0.2,0.3,0.4もかなり使える。
0.7,1.2,1.5,2.0,2.5はあるとたまに役立つ。
1.0,3.0は手に入りやすいハセガワなど市販のノミでいい、または併用。
頻繁に使う人は研ぎ直しできるものではなく完全な消耗品と考えて使った方がショックが少ないと思います。
「研ぎ直しできるからこの値段でもいいか」と考える方は大事に使いましょう。

便利なものには違いないので欠けてるやつは近々買い換えるつもりです。