かつて大陸から切り離されたころ、日本列島は2つに分かれていました。
その隙間を埋めてひとつの本州にしたのがフォッサマグナ。
東端は不明ですが、西の端は糸魚川から静岡につながる断層帯になっています。
清水あたりまではわかっているのですが、そこから南はよくわかりません。
昨年6月清水の山奥で、この断層が地上に見える場所(露頭)が発見されました。
「南北の長さ約30メートル、高さは最大で6メートル。別の専門家によると、県内最大の露頭。学術上、極めて貴重な発見とみられる。」(静岡新聞2017/6/15)
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ここが現場。見事な断層です。規模の大きさがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a3/fb87fe85ed01e9b80527e259e35dac75.jpg)
境界部。ずれ動くとき、柔らかな方の岩はこすれて粉砕され、粘土状になります。
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接している部分は粘土状になっていても、少し離れると固い岩になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2c/e1ecc4a26f1e0ba48f8c27d15ab94950.jpg)
この付近では断層は、上に土が積もって見えないのですが、ここは水が流れて積もった土を流し去り断層がむき出しになったようです。
なかなか見事な断層ですが、林道の終点から徒歩40分ほどあり、案内なしでは行くのは難しいでしょう。