サイエンスプロジェクト

サイエンスイベント情報や、実験解説など・・・。

10月25日 火山噴火のシミュレーション

2015-10-25 01:25:17 | 実験解説

 テーブルに穴を開けます。

 穴から、火山灰や火山れき代わりの砂を噴き出します。

 溶岩の代わりの、廃油処理した熱い油を噴出します。油は冷めると固まります。

砂と油を交互に噴出すると、成層火山と呼ばれる、富士山型の山ができます。

 

流れ重なる溶岩はなかなかの迫力

 

富士山を狙ったのですが、できたのは蔵王のお釜でした

 


10月10日 マグマ作製2回目

2015-10-19 12:02:49 | 実験解説

 

前回、今ひとつだったマグマ作製に再挑戦しました

 

今回は、送風機を近づけて、風圧重視。

 前回は風量を増やすために少し離して置きました。今回は風量より風圧(窯の上部まで高温のガスを送り込む)重視で吹き込みました。木炭が燃えていますが、実際に高温を出しているのは、木炭から発生した一酸化炭素のようです。

 最初、いかにも木炭が赤く燃えているのが見えます。しばらくすると、軽い爆発音と共に、勢いよく炎が噴き出します。音も「ゴー」という持続音が続き、ガスが燃えているのがわかります。

 

熔ける途中の花崗岩。石屋さんから、石を鋸で引いた粉を頂きました。

融点降下剤に炭酸ナトリウムとホウ砂をまぜています。

 

今回の作品。対流の渦が見えます。ベナール対流といいます。

 

実験終了後、安全なところで七輪を冷まします。フォークリフトで運んじゃう豪華さ(^^)

 

 


10月18日 わいわい収穫祭に出展しました

2015-10-19 01:54:01 | サイエンスイベント日記

天候に恵まれた18日、奇石博物館で行なわれた「わいわい収穫祭」に出展しました。

昨年「ストローロケット大会」を独自で実施しました。今年は発展させていろいろなテントが並びました。

私達は、ストローロケット大会を主管、他にポン菓子、スライム、のブースのほか、いくつかの楽しい展示を行ないました。

 

わいわい収穫祭の看板

 

スライムはいつも大人気。

 

きょうは、いろいろな種類のスライムを作りました

カラースライム、ラメスライム、写し絵スライム、磁石スライム、金太郎飴スライム、光るスライム、マーブルスライム、ボールスライム・・・

 

これは磁石スライム、スライムが磁石に吸い付きます。

スライムに鉄粉(四酸化三鉄=黒サビ)を練りこみます

 

ストローロケット大会の様子(写真は昨年のもの)

 

おなじみ、ポン菓子でござい~

 

ポン菓子をポーン。これを経験できる子どもはめったにいません

一生の宝(?)(^^)

 

 


10月4日 マグマを作りました

2015-10-05 03:01:52 | 実験解説

花崗岩(カコウ岩)は地下深いところでマグマが固まってできた石です。ならば、これを熔かしてやればマグマになるでしょうというわけで、実験しました。(「熔」という字は常用漢字外ですが、熱で固体を液体にすることを表す漢字なので、あえてここでは使いました)

まずは七輪の底を鋸(のこぎり)でギーコギーコ。七輪は珪藻土の固まりなので、手ノコで切れます。

 

奮闘中

 

あとちょっと

 

断面はこんな感じ。意外に厚いです。断熱性がありそう。

 

出っ張りをグラインダーで削ると

 

こんな感じ

 

ステンレスの器がすっぽり入ります

 

こんな感じ

 

使うときは二つ重ねて。アルミホイルの下には空気を送り込むヘアドライヤーがセットされています。アルミは火の粉からドライヤーを守るため。

 

さあ、がんがん燃やします。燃料は木炭

 

できたマグマ。赤くてとろとろ

 

水に注ぐと、緑色の涙型と線状のガラス質に。

涙型を「ペレーの涙」線状を「ペレーの毛」といいます